ORTLIEB と言うと、自転車に少し興味のある人、もしくは鞄好きな人なら1度は耳にしたことがあるメーカーでしょう。
ドイツ製品らしいカッチリとしたつくりに加えて、なんといっても最大の特徴は、ファブリック同士を溶着させることなどによって完全防水を実現していること。この点において他とは一線を画するプロダクトを展開しており、根強いファンも多いブランドです。
そんな ORTLIEBから、ここ数年で盛り上がりを見せているバイクパッキング向けのモデル3種がこの秋リリースされます。
バイクパッキングファンからすれば、満を持しての登場、と言ったところでしょうか。
上部にはバンジーコードを備え、シェルや小物をしっかりと固定しておくことができます。
大きな特徴はコンプレッション用のストラップと、エア抜き用のバルブが装備されていること。
このエア抜き用のバルブを開けて、サイドのストラップを閉める事で効率的にパックを圧縮し、コンパクトにすることができます。完全防水のパックでは空気が残ってしまうことが悩みどころでしたが、この点についてはしっかりと対策されています。
シートパックには、圧縮しやすい着替えや、シュラフなどをパッキングするのがオススメ。 最大で15Lの容量を持つ ハンドルバーパック。
ハンドルバーに直接装着でき、ステムに近く振られにくいため、従来のパニアバッグよりもハンドル操作に影響が出にくくなっているようです。こちらにはクッカーやテント、マットなどのパッキングが良いでしょう。 ハンドルバーパック の拡張として使用出来る小型のパック。
容量は3.5L、スマートフォンやサイフ、マップその他手回り品を収納しておくのにちょうど良いサイズです。
拡張用に使うだけではなく、ショルダーバッグやウェストバッグとしても使用出来るため、旅先でちょっと自転車を離れて行動するときのお供にもばっちりフィットするでしょう。
今回紹介した3種のバッグは、従来の ORTLIEB のプロダクトと同様、耐久性・完全防水といった特徴を継承し、バイクパッキング向けに最適化されたモデルです。
防水性能は「IP64」。これは粉塵が内部に侵入せず、どんな方向からの飛沫でも有害な影響を受けない、というものです。
その機能性ゆえに、パック単体で見ると、他ブランドの同カテゴリのプロダクトに比べると若干重量が重い、という面はあります。
しかし、雨を避けるという点で言えば、レインカバーを使うなどの方法はもちろんありますが、限られたパック容量を有効活用できる点、また不意な天候変化や、泥濘・水たまりなどからの跳ね返しによる浸水を心配しなくて良いという点ではむしろメリットが大きいと思います。
まさに全天候型のパックは、ロードからトレイルまで幅広いフィールドが舞台となるバイクパッキングとの相性は抜群!ではないでしょうか?
- 製品名1
- シートパック
- 価格1
- 21,500円(税別)
- 製品名2
- ハンドルバーパック
- 価格2
- 16,500円(税別)
- 製品名3
- アクセサリーパック
- 価格3
- 9,000円(税別)
- メーカー
- ORTLIEB
- 発売日
- 2016年9月中旬予定
- 国内取り扱い
- ピーアールインターナショナル