2016年もバックパックのブームは継続中。ショップに足を運べば大量のモデルがずらりと並んでいます。が、それでいてどこか画一的に感じることはありませんか?
オールドスクールなアウトドアテイストのものは完成されたかっこよさがあるし、シンプルを極めたデイパックはオールラウンドに使える。もちろんそれらも良いけど、そろそろバックパックの新しい風景が見てみたい――。
北欧から登場したブランドが、そんな思いに応えるオルタナティヴな提案をしています。
スーパースキーヤーのライフスタイルから生まれたバッグ
douchebags と名付けられたこのブランドは、フリースタイルスキーのレジェンドであるヨン・オルソンとプロダクト・エンジニアのトゥルルスがノルウェーのサーフスポットで出会うことから始まりました。スキーやサーフィンで、自分たちが使いたいバッグを作ろう――2人はそう意気投合し、バッグ・ブランドとして歩み出したのです。douchebags のアイデアは、ヨン・オルソンのライフスタイルから生まれます。スキーヤーとしてビッグな成功を収めた氏の毎日は、言ってみればセレブのイメージそのもの。今日はスキー、明日はサーフィンといった具合に世界中を飛び回っているのです。
トラベルバッグとして便利に使えるモデルが多いのは、彼が年間300日を移動に費やしているからこそ。本気で遊び、仕事をこなすやんちゃな大人が、その飛び抜けたライフスタイルから導き出したバッグというわけです。
そういう独特のバックグラウンドを持つブランドがバックパックを手掛けた結果……果たして独特のアイデアが光る「らしい」モデルが生まれました。
ラグジュアリーなバックパックという個性
というわけで douchebags が提案するバックパック THE BASE 15L と THE HUGGER 30L をご紹介しましょう。
この2つのモデルのいちばんの魅力は、何といってもアウトドアブランドともストリートブランドとも異なるラグジュアリーなデザインにあります。メイドインアメリカの無骨さとは別種の、ヨーロピアンなエレガンス。カジュアルなアイテムに、こういうアプローチを持ち込んでくるのが douchebags のおもしろいところです。
トラベルやタウンユースにはうってつけでしょう。ランニングや自転車、あるいは仕事帰りのジム通いなんてシチュエーションにもハマりますね。ビーチのシーンで使ってみるのもおもしろいかもしれません。
機能を見ていきましょう。モデル名の通り、容量は15Lと30L。ですが、提示されている数字よりもたっぷりと物が入るようにも感じられます。肋骨の構造にインスピレーションを得たという「RIB CAGE」システムが確かな耐久性を生み、広いコンパートメントを確保するのです。バックパックがスカスカの状態で重たくて小さいものを入れると、パックがズルンと下がってしまいがちですが、そういう型崩れが起きにくくする役割も果たしてくれるように思われます。
THE BASE 15L はデイパックとして、THE HUGGER 30L は数日間の旅行用パックとして余裕で対応するでしょう。
とにかく開口部が大きく取られていて、荷物の出し入れがとことんスムーズ行えます。背面に設けられたラップトップスリーブも重宝しそうです。
重量は1.1kgと1.4kg。この軽めな仕様も、世界をまたにかけ、スマートなトラベルギアを求めるヨン・オルソンの意向が反映されているのでしょう。
またdouchebags のバッグは、フックアップシステムによって他のモデルとドッキングすることができるのもポイント。長期出張用の荷物を入れるキャリーバッグと、出張先での移動に使うデイパックを組み合わせる……といった具合に、用途に応じてカスタマイズできるおもしろさがあるのです。THE BASE 15L と THE HUGGER 30L が提示するのは、ファッショナブルでモードな表情を備えたバックパックというオリジナリティー。だからこそ、さまざまなアクティビティでラフに&カジュアルに使い倒したくなります。
このクリーンなテイストをアウトドアやストリートの風景に持ち込むのは、なかなかに新鮮なことだと思うのです。
極まった個性を備えたこれらのバックパックを、みなさんならどう使い、どう楽しみますか? 大人の遊び心をくすぐるクールなギアです。
- 製品名1
- THE BASE 15L
- 価格1
- ¥17,000(税抜)
- 製品名2
- THE HUGGER 30L
- 価格2
- ¥22,000(税抜)
- 製品名3
- THE LITTLE BASTARD 60L
- 価格3
- ¥30,000(税抜)
- メーカー
- douchebags
- 購入
- UPLND オンラインストア ほか