【ソロキャンプ向きバックパックはコレが正解!】ミステリーランチ「テラフレーム3ZIP 50」を愛用者が徹底レビュー

記事中一部画像提供:アトリエばく

キャンプ歴40年の私が愛用している「ソロキャンプ向きバックパック」

バックパックの中のソロ道具
車以外の移動手段を使ってソロキャンプをする場合、道具をまるっと持ち運ぶためのバックパック選びって重要ですよね。

移動することを考えると背負い心地も重視したいし、容量もどれほどのもの準備すればいいのか悩むポイントが山積みです。

テラフレーム50アップ
そんなバックパック選びに悩んでいる方に、キャンプ歴40年の筆者が行き着いたミステリーランチ「テラフレーム 3ZIP 50」をおすすめ。一般的にソロキャンプ向きのバックパックと言えば、容量40L〜60L程度のものを選ぶ方がほとんどだと思います。

この「テラフレーム 3ZIP 50」の容量は50L。それに加え……

ココが最大のおすすめポイント!

出典:A&F COUNTRY
フレームとバックパックの間に物を挟める構造「オーバーロード機能」が備わっているんです。

必要に応じてこの機能を活用すれば、50L以上の荷物を運ぶことも可能に! 荷物の量に合わせてフレキシブルに使えるので、容量選びで悩んでいる方にとっても融通のきく最適解なのではないでしょうか。

そんなミステリーランチの「テラフレーム 3ZIP 50」を愛用している筆者が、キャンパー視点でレビューします。


この記事を書いた人

サイト風景、チェアに座る
関 美奈子
ライティング・デザイン・イラスト制作会社「アトリエばく」代表。野営訓練から始まって、ファミリー、夫婦デュオ、そしてソロへと回帰し、今やキャンプ歴は40年に。キャンプにハマったきっかけは、幼少時に参加したガールスカウトの野営訓練。美大在学中、国内外をスケッチしたときのバックパッキング一人旅が、今のソロスタイルの原点。

「テラフレーム 3ZIP 50」基本スペック


ミステリーランチの「テラフレーム 3ZIP 50」は、写真のブラックとローデンの2色展開。バックパックの重さはおよそ2.3kg。サイズは高さ71×幅38×奥行33cmです。

ミステリーランチと言えば、米軍の特殊部隊でも採用されるミルスペックな質実剛健なバックパックでお馴染みのブランド。この「テラフレーム 3ZIP 50」にもしっかりその魅力が詰め込まれています。


バックパックは、凹凸の少ないすっきりとしたデザインで山中や藪を進むのに引っかかりにくいデザイン。それゆえに電車やバスの乗降時、スムーズに移動できるんです。

素材には、撥水加工を施した330デニールのライトプラスコーデュラナイロンを採用。防水ではないので長時間の水濡れはNGですが、急な小雨程度であればしっかり水を弾いてくれるので助かっています。

ここから、とくに筆者が気に入っている特徴を2つご紹介。

特徴①3本のジッパーで快速パッキングが可能!



バックパックの前面に配されたY字型の3本のジッパー。これが、パッキングのしやすさに貢献。
パッキングの途中
ジッパーをガバッと開けば、中身が一目瞭然。パッキングの際には、底面から重量のあるものを詰めていけばOK。直感的にパッキングでき、開けば何がどこにあるかもわかるため、荷物も取り出しやすいんです。

パッキングに苦手意識のある人に、もってこいな仕様といえますね。

特徴② フレームとパックの間に荷物を挟める「オーバーロード機能」


冒頭でも軽く触れましたが、やはり最大の特徴は「オーバーロード機能」。その名の通り、バックパックの容量を超えプラスアルファの荷物を運ぶための機能です。

上部2本のストラップとパックの両サイドに合計4本あるコンプレッションバックルを外すことで、背面フレームとパック部分がペロンと分かれます。

テラフレームシステム図
出典:A&F COUNTRY
分かりやすいオーバーロード機能の図解がこちら。フレームは元々ハンティング用に開発されており、さらに改良され荷物を挟んだ状態でも安定した背負い心地を実現するよう作られています。

バックパックを担いで湖畔に立つ人
出典:Instagram by @yama_no_yoko_camp
体力に自信がありガッツリ道具を運びたい方は、写真のユーザーさんのようにフレームとパック本体の間のマチをフル活用すればOK。

キャンプ場を目指して歩く
筆者の場合は体力がある方ではないので、バックパック担ぐのは重量約10kgちょいが限界。そのためソロキャンプに行く際バックパックから“重量的”にはみ出たギアは、体力面も踏まえ使い古しのキャリーケースで運ぶことも。

挟んだキャンプ道具4点
オーバーロード機能の部分には、長尺なもの(ハイバックチェアやテントポール)だけを挟み使います。

挟むギアの大小に関わらずバックルを締めしっかり固定し直すことで、歩いていている最中に挟んでいたギアが落ちてくる……なんてこともありませんよ。


またバックパックの上部も活用できるのが魅力! マチのあるクーラーボックスは、トップのコンプレッションベルトを活用し固定できるのも嬉しいポイントです。

ちなみに容量50Lには、これだけのソロキャンプ道具一式が余裕で入る

バックパックの中のソロ道具
参考までに重量を気にせず、徒歩ソロキャンプを想定し「これだけあれば快適にキャンプを楽しめる」そんな道具を厳選。全て詰めてみたところ、上記の道具一式が余裕で入りました。

男性モデルに背負ってもらってみました
こちらが一式道具を詰めた状態のバックパック。テント、シュラフなど必須アイテムはもちろん、焚き火台やコーヒーセットなど無くてもいいけどあると嬉しいキャンプ道具までしっかり持ち運べます。

写真を見てわかる通り、まだバックパックに荷物を入れる余裕がありますよね。収納サイズの大きいダウンシュラフやテントをお持ちの方でも、安心してパッキングに挑めるのではないでしょうか?

バックパックの背負い心地は?

肝心の背負い心地ですが、さすがバックパックの名門! 秀逸な調整システムが備わっており、体型を選ばずフィットし疲れづらいデザインになっています。

体型に合わせて背面パーツを微調整!フューチュラヨークシステム

ガイドライトMTフレーム
出典:A&F COUNTRY
「テラフレーム 3ZIP 50」は、どんな体格でもジャストフィットするような構造「フューチュラヨーク システム」が備わっています! これはフレームとショルダーハーネスが独立しており、使う人の体格に合わせてパックの背面長を無段階で調整ができるというシステム。

ショルダーハーネスの高さを合わせたら、さらに細かい調整が可能。ウエストベルトを締め、下部のショルダーストラップと上部のリフターストラップを引いて微調整完了。

試しに背負ってみてもらった

階段を上る人
(モデル身長:161cm)
前項で選んだソロキャンプ道具一式は、バックパックの自重と合わせて重量15.6kg。試しに男性モデルに背負ってもらい、最寄りの公園に出向いて歩き回ってもらい背負い心地について率直に感想をもらいました。

 

正直、バックパックを手に持ったとき、こりゃ重くて無理じゃないかと危惧しました。でもショルダーハーネスとウエストベルトの締め方を身体に合わせれば、思ったより負荷を感じにくく、これならある程度の距離を歩けますね!

あと階段を登っていても、肩〜背中〜腰と、荷重がしっかり分散し、身体をひねる動きにもぴったり付いてきてくれる感触です。

 

筆者も普段愛用していて十分に実感しているのですが、バックパックと身体がしっかりフィットしてくれるので、重い荷物を入れても体幹が揺れにくいんです。ぜひ取り扱いショップで実際に背負ってみてほしいです。

ITEM
ミステリーランチ テラフレーム 3ジップ 50
●素材:330デニール ライトプラス・コーデュラ®
●容量:50L
●重量:2.3kg
●サイズ:71×38×33cm
●カラー:ブラック、ローデン

さらに便利なオプションアイテムが付けられる!

ミステリーランチのバックパックは、自分好みにカスタマイズできるオプションアイテムが豊富な点も見逃せない魅力です。

「フォーリッジャーボックス」はスマホやコンパクトカメラに

フォーリッジャーボックス
マルチに使える「フォーリッジャーボックス」は、外周に厚手のパッド入り。外からの力に強く、筆者は頻繁に手に取るスマホや、小型のミラーレス一眼レフカメラを入れています。

オプション取り付け用モールシステム
出典:A&F COUNTRY
取り付けは背面の「モールシステム」を使い、ウエストベルトのモールに差し込むだけと簡単です。

ITEM
ミステリーランチ フォーリッジャーボックス
●素材:500デニール ナイロン・コーデュラ
●重量:140g
●容量:0.5L
●サイズ:12×18.5×8cm



1Lのボトルまで入る「リムーバブル・ウォーターボトル・ポケット」

リムーバブル・ウォーターボトル・ポケット
オーバーロード機能を使用していると仕方のないことなのですが、バックパックを背負った状態でサイドポケットに手が届かない状態になります。そんなときに便利なのが「リムーバブル・ウォーターボトル・ポケット」。

500mlペットボトル〜1Lサイズのナルゲンボトルまで入るポケットを腰回りに後付けできます。ショックコードで、ボトルが落ちないよう固定できる作りの良さも申し分なく、バックパックと併せて持っておくといいですよ。

ITEM
ミステリーランチ リムーバブル・ウォーターボトル・ポケット
●素材:500デニール コーデュラ・ナイロン
●重量:100g
●サイズ:18×10×10cm

ガッツリ運べてラクに背負える!ソロキャンプのバックパック候補にいかが?

テラフレーム50を担ぐ人
ヘビーデューティな姿の中に見え隠れする、計算され尽くした細部設計。「テラフレーム 3ジップ 50」は、中〜大型バックパックに怯みがちな小柄さん、体力にあまり自信のない方でも大丈夫。「オーバーロード機構」を使えば、運びにくかったあのギアも持っていけるかも……!

ソロキャンプの道具をお探しの方はこちらも参考に!

The post 【ソロキャンプ向きバックパックはコレが正解!】ミステリーランチ「テラフレーム3ZIP 50」を愛用者が徹底レビュー first appeared on CAMP HACK[キャンプハック].
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク