必要に応じて靴を履き分け

森暮らしでは、季節や状況に応じて選ぶ服装も変わってきます。靴もそのひとつ。
今回は、森暮らしのなかで日頃出番が多い、お気に入りのブーツやシューズを紹介したいと思います。
この乱雑な下駄箱は駒ヶ根の玄関です。来年にはこちらに完全移住する予定なので、ほとんどのアウトドアシューズを岐阜から南信州に持ち込みました。新品同様の靴から惜しくて捨てられないボロ靴までさまざまですが、今秋には玄関をリフォームしてメインルームに土間を設けるので、もう少し整理できるのでは? と思っています。
出番の多い“長靴”
四季を通して最も履く頻度の高いのが、やっぱり長靴です。草刈りや水場の作業などオールラウンドで履けるため、朝露で濡れる早朝から長靴スタイルで歩き回っています。
海外ものといくつか迷いましたが、日本人の足に合うことと脱ぎ履きしやすいのが決め手となりました。
それぞれに得意分野がある
水に強いのは大事

また軽くて伸縮性がいいので足に馴染み、地下足袋感覚で履けます。ロングとショートの2タイプがあり、エンジ・グリーン・グレーの3色展開、他にも膝下丈の限定モデルは5種類登場しています。
次に水場から、火のある作業へ移ります。
火には革製ブーツがベスト


レトロでも機能的なガムシュー

このガムシュー最大の特徴は、レザーのアッパー部をトウ部のラバーで巻き付け、さらにヒール部も巻き付けるという手の込んだ手法が用いられています。そのためソールが剥がれにくく水の浸入を防ぐ作りになっています。
保護ブーツで安全を確保
来年から3台の薪ストーブと囲炉裏、カマドの生活になるので、薪づくりが一段と忙しくなります。すぐに燃やせる乾燥薪を購入するとコストもかかります。安く済ませるには原木からの薪づくりになりますが、それには危険も伴います。
後方にあるのが、主に林業で使われる地下足袋スタイルの安全スパイクシューズ。鉄芯入りで斧や原木などの落下物から防護し、スパイクピンが地面や雪面をしっかりとらえてくれます。また大きく開放するマジックバンドにより着脱が簡単。疲れたときになかなか脱げないのはとても苦痛なので、楽に着脱できるかどうかは私にとって重要なポイントです。
普段履きはもっぱらメレル
このようにその場の作業に応じてさまざまなブーツを使い分けていますが、普段のお気に入りはメレルのカメレオンストーム。とても履き心地がよくて、発売当初からずっと愛用し続けています。