気になるNew焚き火台をチェック!
キャンプの醍醐味といえばやっぱり焚き火。日々さまざまなブランドからバリエーション豊かな焚き火台が発売されています。
そこで、焚き火台フリークで次々とギアを試しがちな筆者が気になった新作焚き火台2モデルをレビューしました。
【1台目】ReKNOTの「炎卓」
ReKNOT 「炎卓」1台目はこの春に彗星の如くあらわれ、感度の高いキャンパーから支持を得たリノットの「炎卓」。円卓をもじったユーモアあるモデル名もさることながら、スタイリッシュな見た目と実用性溢れる仕様で、すでに話題となっている1台です。
携帯性に優れる構造
火床となる天板は3枚のパネルから形成されており、さらに脚もセパレートできるので非常にコンパクトに持ち運ぶことが可能です。ねじ込み式になった脚は同時に天板部分を固定する役目も担保。ネジ穴のある凸部分が外側に来るようにそれぞれ組み合わせて脚をねじ込めば、
あっという間に自立します。組み立ては超簡単!
また俯瞰してみると円形の中に正三角形の火床を持つ幾何学的なデザインがなんとも美しいです。
巻きを組んで火入れ
三角コーナーを囲うようして薪を組んでいきます。割とコンパクトなサイズ感なので、大きな薪は佁や鉈で少し小さくしてから入れてあげると楽に組めます。今回はサイズ感がわかるように大きめの薪をそのまま投入。この日はあいにくの空模様ということもあって、着火に少し苦労しました。
それでも吹子を使って着実に火力を上げて行くと火がつき始めました。火床はそこまで深くなく、サイドにはX字の通気孔が刻まれているので、効率的な燃焼が可能な印象です。
火の勢いが強くなってきたところで薪を足し、火力を安定させます。コンパクト設計ながらしっかり肉厚な鉄板を素材に使っており、インディペンデントな焚き火台によく見られる強い火力による変形とは無縁!
轟々と火力が上げようとも安心して焚き火を楽しむことができました。
質実剛健ながら柔軟性に優れる一台
シェラカップ を引っかける孔があったり、三角コーナーの頂点部分にケトルを置いて湯沸かしたりと使い方にいろんな可能性を感じる炎卓。見た目以上にがっしりと重量感のある作りなので、市販の五徳と組み合わせてダッチオーブン料理なんかにも使えそうです。一例だと、山賊マウンテンの人気ギア「derutas」の小との愛称は抜群です。
拡張しながら自分らしく楽しむ焚き火台として炎卓はマストな選択肢でしょう。
ReKNOT 炎卓
●サイズ:使用時/約40φ×約30cm
収納時/約34×20×8.5cm
脚サイズ/約23cm(ネジ部含む)
●重量:約4kg
●素材:鉄
収納時/約34×20×8.5cm
脚サイズ/約23cm(ネジ部含む)
●重量:約4kg
●素材:鉄
(問)バンブーシュート tel:03-5720-1677
ReKNOT 「炎卓」詳細はこちら
【2台目】razgarの「ファイヤーピットグリル」
razgar 「ファイヤーピットグリル」なんとも個性的なフォルムをしたラズガの「ファイヤーピットグリル」は、東欧ブルガリアにて一台いちだい職人の手作業によって生み出されています。
ブルガリア国内におけるその歴史は古く、1970年代に登場したという歴史ある1台です。
インダストリアルなデザインのなかにウッドハンドルといった温かみのあるパーツを備えるなど、どこか愛嬌のあるスタイルが印象的。
松ぼっくりや木枝などフィールドに転がっている素材を薪に使うとなんとも映えます。
着火には少々コツがいる?
早速、着火をしてみました。見てのとおり周囲をぐるりと鉄板で囲われているため安定した燃焼に結びつけるには少しコツがいります。炭床部分から空気を送る
ラズガーの構造的特徴の一つが引き出し式の炭床があります。この部分を少し引き出して吹子などで空気を送り込みましょう。その際、炭がフィールドに落ちないように注意してください。一度燃焼が安定したら徐々に薪を大きいものにしていけばOKです。
実用から生まれたクラシカルな焚き火台
焚き火を楽しむのはもちろんですが、ラズガーを使ってみて真っ先に感じたことは「非常に実用性に長ける一台」という印象でした。本国ではキャンプギアというより生活の一つのツールとして根付く焚き火台。頑丈な作りのためダッジオーブン料理の火床としてはもちろん、付属のごとくを使えば焼き物などもラクラクです。
小さな薪から徐々に着火し、空気を送り込んで燃焼を安定させる。いまのキャンプシーンには珍しいクラシックスタイルを備えたラズガー。
ヘビーデューティな焚き火を楽しみたい人や、着火など焚き火の基礎となる技術を身につけたい人にオススメです!
(問)ゴート コー tel:04-2001-3535
razgar 「ファイヤーピットグリル」詳細はこちら
どちらが好みですか?
スタイリッシュな見た目とコンパクト設計ながら、焚き火の熱に負けない厚手の鉄板を用いたリノット。ウッドハンドルにブラックカラーのボックス型というクラシックスタイルで、焚き火を実用するラズガー。どちらも既存の焚き火台とは一線を画す個性を備えており、新しい焚き火の楽しみ方を見せてくれるでしょう。次なる一台の選択肢に加えてみては?
The post 【スタイリッシュorクラシック?】気になるニューフェイスな焚き火台2台を使ってみました first appeared on CAMP HACK[キャンプハック].