ボルボ240が激渋!車中泊もできるキャンプ車の最適解!?

アイキャッチ画像出典:Instagram by@milkhill

激渋がジャスティス!?ボルボ240ってどんなクルマ?

出典:Instagram by@nag245
スクエアなフォルムに優美なロングボディ……とにかく激渋なルックスが一際目を引く「ボルボ240」。生産終了から27年の時を経ても今尚その人気は高く、キャンプやサーフィンなどアウトドアシーンでの愛用者も多い車なんです。

今回はそんなボルボ240について、オーナー直撃取材も交えつつ、そのリアルな魅力に迫ってみました!

基本設計は60’S!だけど今も愛される魅力とは?

ボルボ史上最高人気の“空飛ぶレンガ”

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ボルボ240は、1974年から1993年にかけてボルボ史上最多の約268万台が生産された長寿モデル。ETC(ヨーロッパツーリングカー選手権)でも大活躍し、スクエアなフォルムとその性能のギャップから「Flying Brick=空飛ぶレンガ」の愛称で親しまれました。

クラシカルなルックスと安全性を極めた堅牢ボディ

やはり最大の魅力は、1966年登場の140シリーズの基本設計を踏襲したクラシカルなスクエアフォルム。また、常に先進安全性能をリードしてきたボルボ社ならではの、衝撃吸収式ステアリングや高耐久ボディがアウトドアユースにフィットして、人気のポイントに。

車中泊もできちゃう!余裕のラゲッジスペース

ボディサイズは全長4785mm×全幅1715mm×全高1500mm。長いフロントノーズを除いてもさらに長いリアラゲッジは、後部座席を倒せばフルフラットになり、大人2人が車中泊できる広さに。

キャンプギアの積載はもちろん、サーフボードなどの長尺物も積めるのが魅力です。

中古車市場での相場や現在の販売状況について

中古車市場での平均価格は80.8万円(カーセンサーラボ調べ)。ターボエンジン搭載モデルは特に人気が高く、状態の良い物は価格が年々上昇傾向に。

また、現在でもボルボから多くの部品を純正品として購入でき、新たに再生産される部品の種類も増加。比較的修理しやすい中古車と言えます。

ボルボ240とキャンプを楽しむキャンパーを直撃!

実際の魅力はやはりオーナーに聞いてみるのが1番! 今回は対照的なカラーのボルボ240でキャンプを楽しむお二方に、詳しく取材してみましたよ!

鮮やかなモナコブルーが大自然にも街にも映える!@nag245さん

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大自然にも街にも映える、晴れ渡った空を思わせるモナコブルーのボルボ240でキャンプを楽しむ@nag245さん。自転車もこよなく愛するオーナーに実際の使用感や魅力について詳しく聞いてみました!

購入に至った経緯は?

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以前はジムニーのリフトアップ仕様車でしたが、家族が増え、仕事でも積載力のある車が必要になって買い換えを検討していました。

そんなとき、偶然見かけた深緑のオールドボルボに一目惚れ。全国のオールドボルボ専門店に問い合わせて見つけたのが今の車です。

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1987年式の左ハンドル北米仕様で、特徴はクラシカルなメッキモールと前後のビッグバンパー。カラーはモナコブルー。

納車前に内装を外し、室内まで全塗装しているので状態は非常に良いですね。

MAX装備時の積載内容は?

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4人用テント×1、タープ×1、シュラフ×4、テーブル×2、チェア×4、クーラー×1、石油ストーブ×1、コンテナ×2、自転車×2、キャリーカート×1、10L灯油缶×1などです。家族4人分のキャンプ用品一式が入りますよ。

ご自身でカスタムされた部分は?

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ルーフキャリアの足を短く加工し、板張りにしてビンテージ風に。あとは水温計のメーター追加、オーディオ設置、オーバーヒート防止とエアコン性能UPのためのファン増設、ヒッチメンバー、ヒッチキャリア取り付けなどなど。

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タイヤホイールは純正鉄ホイールにメッキキャップ(デッドストック品)。ルーフキャリアはロッキープラス株式会社のSTRシリーズのこれまたデッドストック品です。

ヒッチメンバーはアメリカ製で、車屋さんの不用品を譲り受けました。ヒッチキャリアは「YAKIMA」のツータイマー(自転車2台積載)です。

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オイル交換などの基本的なメンテナンスからタイミングベルト、ウォーターポンプ交換、エアコンの修理まで、自分でできそうなことは車屋さんと相談しながらほとんど自分でやっています。

車中泊での使用感は?


リアシートを倒せば長さ180cmほどのフルフラットに。ボコボコしないので簡単なマットと寝袋だけで十分快適です。後部座席の窓が手動式なので、エンジンをかけずに開閉ができて就寝時の温度調整も楽。(※車種グレードにより異なります)

スペースにかなり余裕があるので2人でも車中泊可能だと思います。

惚れポイント&イマイチポイントは?

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今の車にはないルックス、のんびり、ゆったり走れる空気感が良いですね。燃費も、乗り方次第では、街中で8〜9km/L、高速道路でも12km/L程。

あと、とても目立つので車好きのおじさまたちによく話しかけられます。

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悪いところは今のところ特にないですが、あえて言えば、「外出先での故障の不安」。30年以上前の23万km走行車なので、乗る前の点検は欠かさず修理用品も常備。

おかげで4年間ファミリーカーとして4万km以上乗ってますが大きな故障は一度もありません。

今後やってみたいことは?

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古い車はバランスが大事だと思っています。ほどほどに直しながら、30万km、40万kmと乗れれば良いかなと考えています。


シャビーシックなメタルカラーがむしろ新鮮!@milkhillさん

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原色青ボルボとは真逆、シャビーシックなメタルカラーボルボでキャンプを楽しむ@milkhillさん(女性)。カメラが趣味でインスタにも素敵すぎるボルボ画像が満載! 写真からもにじみ出るボルボ愛について語っていただきました!

購入に至った経緯は?

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中学生のときに初めて車に興味を持ち、カッコいい、乗りたいと思ったのがボルボ240。大人になって、キャンプ仲間たちがヴィンテージカーでキャンプをしているのを見て、「古い車に乗るならあの頃憧れた240がいい!」と思い購入に至りました。

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色はグレーとライトブルーで迷っていて、この「シルバーグレーメタリック」に決めたのは、内装のベージュシートとカッコいいコロナホイールが決め手でした。

購入後にカスタムした部分は?


遠出をすることが多いので、カーナビ(panasonic)、バックビューモニターを購入した販売店さんで付けてもらいました。オーディオも後付け。Bluetooth対応の「MAXWIN」のオーディオを自分で購入し、取り付けは販売店さんで。

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また、キャンプ道具が多すぎるので、Amazonで「TUFREQ(タフレック)」のルーフキャリアを購入、取り付けは主人と2人で難なくできました。

ファミリー(お子様連れ)での使用感は?

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とにかく荷物が多く、後部座席にも荷物が溢れて子ども同士で顔が見えないことも(笑)。また、シートがコーデュロイなので、万が一のためにシートクリーナーとファブリーズは車に常備。

お手入れは今のところ、気が向いたら掃除機をかける程度で済んでいます。

どんなカーサイドタープを使ってる?

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グリーンのタープは「ベルガンス」の4.4×4.4mサイズのもの。その他どんなタープでもアジャスターやフックでキャリアなどに取り付けてカーサイドにできるのもお気に入りポイントですね。

惚れポイント&イマイチポイントは?

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惚れポイントはやはり顔! と、おしりですかね。カクカクの顔と後ろのvolvo240のロゴ、リアライトの形、全体のバランス。

あとは、決め手となった内装のベージュ。夫婦ともに北欧が好きなので、家具やインテリアも北欧の物が多いんです。

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イマイチポイントは、やはり積載問題。冬はストーブ2台、灯油タンクなども積むので積載が大変。できるだけ必要最低限で荷物を選んでいます。

でもやはり240の可愛さには替えられないので、50歳までは乗りたい車です。

今後やってみたいことは?

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ボルボ240とは長く付き合っていきたいので、今後はよりミニマム装備のキャンプを目指したいです。また、自然の魅力に触れたり、友だちや動物との時間を楽しむ子どもたちの最高の笑顔や、傍にあるボルボを大好きなカメラに納めつつ、キャンプを楽しんでいけたら。

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カスタムについてはミラーを変えたり、オールペン(塗装)したりと夢は膨らみますが、オークションやイベントなどで良いものに出会えたら……その都度主人と決めていきたいです。

四角いボディに思い出もいっぱい詰め込んで

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レトロな四角ボディに高い耐久性、フラットで広大なラゲッジスペースが魅力のボルボ240。実際にキャンプを楽しむオーナーさんからもリアルなボルボ愛が伝わってきましたね!

ボルボ240なら、きっと楽しい思い出もいっぱい詰め込みながらあなたをキャンプに誘ってくれるはず。

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