コーデュラとバリスティックの違いって?頑丈系ナイロンのスゴさを知っておこう!

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ナイロン素材にもいろいろな種類がある……何が違うの?

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アウトドアユースのバックパックに多用される丈夫なナイロン生地。実はいくつか種類があるんです。

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代表的なのが「コーデュラ」と「バリスティック」というナイロン素材。耳にしたことあるという方も多いんじゃないでしょうか。

そういえば、同じナイロン製カバンでも重さや質感が違いますよね。となれば気になるのが「いったい何がどう違うのか」。今回はアウトドアギアともなじみが深い、この2種類のナイロンの特徴に迫ります!


【どっちもナイロンだけど】コーデュラとバリスティックの違い

コーデュラナイロン

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バックパックやハットに付いているこのタグ、見かけたことがある方も多いでしょう。

これは化学繊維メーカー「インビスタ社」開発の特殊ナイロンを使った製品であることを示すもの。生地は普通のナイロンの7倍の強度があるとされ、軽量ながら耐摩耗性・耐久性とも高い生地です。

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キャンパーになじみの深いアイテムでいえば、写真の「ストリートゼン」をはじめミステリーランチのバックパックの多くに、このコーデュラナイロンが使われています。

ミステリーランチは日本ではタウンユースですっかり市民権を得たブランドですが、アメリカでは軍特殊部隊用のバックパックにも採用されるほどの本格仕様。

コーデュラナイロンの生地は強度を備えつつもしなやかさがあり、日常使いでも浮かない軽快な雰囲気があるのも特徴です。手の出しやすい値段も魅力的です。

バリスティックナイロン

一方でバリスティックナイロンはデュポン社が開発。とはいえインビスタ社はデュポン社から枝分かれした会社で(ややこしいですね)、今もファミリー企業です。

強度は通常ナイロンの5倍と言われています。生地の質感は比較的軽く柔らかなコーデュラナイロンに対して、ガッシリとした硬さと重さを感じるのが特徴です。

「TUMI(トゥミ)」をはじめとするバッグブランドや、ノースフェイスなどにも使われています。

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コーデュラナイロン同様、こちらも軍事用に開発された非常にタフな生地。防弾チョッキにも使われるという強度と防水性に加えて耐熱性も非常に高く、何より分厚く硬い生地は他の素材に比べて見るからに頼もしい!

その分重量感はありますが、よりハードなアウトドアユースという基準で選ぶならバリスティックナイロン製がいいでしょう。

「デニール」や裏地加工によっても強度は変わる

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強度を知るのに重要なのが、糸や繊維の太さの指標となる「デニール」という単位です。何デニールの糸で織られているかでも強度は大きく変わってきます。

ちなみにデニール(D)とは9000メートルの糸の質量を、グラムで表したもの。たとえば9000メートル150グラムの場合は150Dになります。基本的にデニール数が大きいほうがもちろん強く、丈夫になります。

コーデュラナイロンがおもに100~1000Dくらいで使われるのに対し、バリスティックは800~1700Dくらいのレンジで使われることが多いです。

また、生地の強度(耐摩耗性や防水性)は裏面加工の度合いによるところも大きいです。なので「どちらの生地が強い」と一概には言えないのが実のところです。

違いをまとめると、こう!

つまり、分かりやすくまとめると両者はこんな感じです。(例外もあります)


つまり、糸はどちらも強いですが、バリスティックのほうがよりデニール数の大きな生地として扱われている、ということですね。

そうなると必然的にバリスティックナイロンのほうが強い生地ということになりがちですが、その反面コーデュラにももちろん良さがあります。

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1500Dを超えるバリスティックになるとかなり硬く、重くなりますが、コーデュラなら柔らかさと軽さが保たれます。頑丈さと柔軟性が必要な帽子などにはコーデュラのほうが向いているでしょう。

一方で、どんな負荷がかかってもびくともしなそうなバリスティック生地の目の粗さがたまらない、という人も多いです。迫力あるヘビーデューティー感には惹かれちゃいますよね。

さらに進化した”イイとこ取り”素材も出現!

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そして、バリスティックナイロンはその強靭さを維持しつつ、硬さをやわらげ柔軟性をプラスした「コーデュラバリスティックナイロン」へと進化しつつあります。

デュポン社とインビスタ社がファミリー会社なのでこのようなことが可能なのです。それを示すタグを備えた製品もこのところかなり増えています。

それでは、気になる両者のアイテムを見ていきましょう!


コーデュラナイロンが使われている代表的なバックパック

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アウトドアに限らず、気軽な日常使いにもぴったりな「コーデュラ」ナイロン製バックパックはこちら! 
ITEM
ミステリーランチ アーバンアサルト
●サイズ:48cm×24cm×12cm
●重量 : 1240g
●容量 : 21L
●素材 : 500D Cordura(500デニール コーデュラナイロン)
ITEM
パタゴニア ナイン・トレイルズ・パック
●サイズ:S/M(背面長41-48cm、ウエスト71-91cm) L/XL(背面長48-56cm、ウエスト81-107cm)
●重量:1,000g
●容量:28L
●素材:本体/4.2オンス・210デニール・リップストップ・コーデュラ・ナイロン100%。ポリウレタン・コーティングとDWR(耐久性撥水)加工済み、裏地/3.3オンス・200デニール・ポリエステル100%。ポリウレタン・コーティングとDWR加工済み
ITEM
コロンビア ワンダーウェスト
●サイズ:52cm×29.5cm×17cm(H×W×D)
●重量:850g
●容量:30L
●素材:300Dミニリップストップ(ポリエステル100%)×500Dコーデュラ(ナイロン100%)(010、425カラー)、610Dコーデュラ(ポリエステル100%)×500Dコーデュラ(ナイロン100%)(013、396カラー)

バリスティック&コーデュラバリスティックナイロン使用のリュック

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雨に降られたり火の粉が飛んだり……ハードな状況でもとことんタフに使えるものをお求めなら「バリスティック」とその進化系「コーデュラバリスティック」がおすすめです。見た目も男ゴコロをくすぐるものばかり!
ITEM
アークテリクス アロー 22
●サイズ:約高さ52×幅33×奥行16cm
●重量:1.1kg
●容量:22L
●素材:バリスティックナイロン
ITEM
ザ・ノース・フェイス XP Fuse Box
●サイズ:タテ46cmxヨコ33cmxマチ15cm
●重量:800g
●収納可能サイズ:B4サイズ
●素材: Dimension-Polyant fabric、330D Cordura®ナイロン(MC)、500D Cordura®ナイロン(WM)、1050Dコーデュラバリスティック®ナイロン
ITEM
アッソブ EXCLUSIVE BALLISTIC NYLON 2POCKET BACKPACK
●サイズ:W290×H540×D150mm
●重量:1800g
●素材: CORDURA ballistic(R)1000d×840d fabric NYLON、牛革

【結論】いずれもタフなナイロンであることに変わりはない!!

出典:A&F Facebook
コーデュラもバリスティックも、はたまたそのハイブリッドも、どれが強いかではなく「それぞれ特性の違う強度の高いナイロン」というのが結論です。

いずれもアウトドアでもタフに使える頑丈系ナイロン。厚さ、風合い、柔らかさ、値段などを比較しつつ、好みのアイテムを探してみてはいかがでしょうか?

強度は「?」だけど……

ナイロンの質感はだいぶ変わるけど、これはこれで超便利。IKEAの底力をご覧あれ!

CODURA or BALLISTICK?

コーデュラバリスティック、その違いは?

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