「缶詰」炊き込みご飯選手権!マルハニチロ直伝おすすめレシピを試してみた

記事中画像撮影:筆者

炊き込みご飯も缶詰でズボラに!


「キャンプは好きなんだけれど、料理は面倒だ」というズボラ飯キャンパーの皆さんにもってこいの情報をお届け! 缶詰を使った炊き込みご飯が密かなブームになっているのをご存知でしたか?


缶詰を入れて炊くだけという簡単な調理方法にも関わらず、ハイクオリティな炊き込みご飯ができると話題なんです。

今回はそんな缶詰炊き込みご飯を5つ作ってみたのでレポートします。ズボラご飯キャンパーのみなさんは必見ですよ。


マルハニチロおすすめ!5つの缶詰炊き込みご飯レシピを試してみた


今回協力してくれたのは、誰もが知るマルハニチロさん。豊富なラインナップで缶詰を展開しています。炊き込みご飯におすすめな缶詰を5つ教えてもらい、実際にシングルバーナー&メスティンで作ってみました。

さらに、メーカーから直接伝授してもらった、より美味しくいただける「ワンポイントアドバイス」も参考にしてみてください!

①「有明煮赤貝味付」の炊き込みご飯


甘辛く煮付けた国産赤貝は酒の肴にぴったりな缶詰。筆者もよくキャンプでビールのお供にしています。

そのまま食べるのはもちろん、公式HPには料理の素材としても使えるという情報も。

〈材料:1人分〉
・有明煮赤貝味付 1つ
・米 1合
・水 150ml
・酒 大さじ1
・ショウガ(千切り) 少々


〈作り方〉
1. 米を研いだら水(分量外)に30分浸して吸水させる。
2. 米の水をきり、赤貝(汁ごと)と水、酒、ショウガ(千切り)を入れる。
3. フタをして強火にかけ、沸騰したら弱火で10分ほど火にかける。
4. パチパチと音がしてきたら火を消して、フタを開けて切るように混ぜる。
5. 再度フタを閉めて5分ほど蒸らして完成。

〈メーカーワンポイントアドバイス〉

マルハニチロ
仕上げに刻んだ万能ネギを加えれば、いっそう美味しくいただけます。



佃煮のような、醤油と砂糖の甘辛い味が好きな方にはたまらない一品! 赤貝の甘辛い味がご飯全体にいきわたっています。

しっかりとした歯応えの赤貝は、噛めば噛むほど旨みが出てきて美味。また千切りショウガのシャキシャキが、いいアクセントになっています。

②「いわし煮付け」の炊き込みご飯


丸大豆しょうゆとショウガ汁で煮付けた、国産まいわしの缶詰。いわしの風味がしっかりと残っていて、缶詰を開けた瞬間に香りが食欲をそそります。

そのままでもご飯がガツガツ進むいわし煮付けを、炊き込みご飯にしてみました!

〈材料:1人分〉
・いわし煮付缶 1つ
・米 1合
・水 150ml
・酒 大さじ1


〈作り方〉
1. 米を研いだら水(分量外)に30分浸して吸水させる。
2. メスティンに水をきった米、いわしの煮付(汁ごと)水、酒を入れる。
3. フタをして強火にかけ、沸騰したら弱火で10分ほど火にかける。
4. パチパチと音がしてきたら火を消して、フタを開けて切るように混ぜる。
5. 再度フタを閉めて5分ほど蒸らして完成。

〈メーカーワンポイントアドバイス〉

マルハニチロ
ショウガと大葉を混ぜ合わせると、アクセントになり相性も抜群です!



炊いていると、いわしのいい香りが広がります。ご飯全体にいわしの旨味が染み込み、本格的な炊き込みご飯に。

汁と一緒に油分も入っているのでコクがあります。ショウガと大葉を加えることでさっぱりした食後感に! あっという間に食べ終わっちゃいました!

③「あさりの水煮」の洋風炊き込みご飯


剥き身で水煮にされているあさりの缶詰。パスタや味噌汁など料理に使いやすいのが特徴です。あさりといえば「深川めし」が有名ですし、炊き込みご飯にぴったりな缶詰ですよね。

ただ、今回はバターを投入する洋風スタイル。果たしてどうなるのでしょうか。

〈材料:1人分〉
・あさりの水煮缶 1つ
・米 1合
・水 100ml
・白ワイン 大さじ1
・バター 少々
・塩コショウ 少々


〈作り方〉
1. 米を研いだら水(分量外)に30分浸して吸水させる。
2. メスティンに水をきった米、あさりの水煮(汁ごと)と水、白ワインを入れる。
3. フタをして強火にかけ沸騰したら、弱火で10分ほど火にかける。
4. パチパチと音がしてきたら火を消して、フタを開けて切るように混ぜる。
5. 再度フタを閉めて5分ほど蒸らす。
6. バターと塩コショウを混ぜて完成。

〈メーカーワンポイントアドバイス〉

マルハニチロ
あさりの水煮を汁ごと使うことで、ご飯に出汁がしみ込み風味が豊かになります。



「これまでもか」っていうくらい、あさりの出汁がしみ込んだ炊き込みご飯です。和食料理店で出てくるものと遜色なく絶品!

バターの風味も最高で、チーズを混ぜてリゾット風にしても美味しそうです。


④「ほたて貝柱(割り身)」の“混ぜ”ご飯


ほたて貝柱の缶詰でマルハニチロさんにおすすめしてもらったのは「混ぜご飯」です。炊き込みよりさらにズボラにできちゃうんだとか……!

ほたての繊維がバラバラになっているのでご飯と混ぜやすそう。ただ、混ぜるだけで美味しくなるのでしょうか……。挑戦してみましょう!

〈材料:1人分〉
・ほたて貝柱(割り身) 1缶
・米 1合
・水 180ml


〈作り方〉
1. 米を研いだら水(分量外)に30分浸して吸水させる。
2. メスティンに水をきった米と水を入れる。
3. フタをして強火にかけ、沸騰したら弱火で10分ほど火にかける。
4. パチパチと音がしてきたら火を消して、フタを開けてほたて貝柱(汁ごと)を入れて切るように混ぜる。
5. 再度フタを閉めて5分ほど蒸らして完成。
〈メーカーワンポイントアドバイス〉

マルハニチロ
レシピでは「炊きたての白飯に混ぜて蒸らす」とありますが、缶の汁ごと炊きこんでも美味しくいただけます。



簡単に混ぜるだけなのに、しっかりと炊き込みご飯になっています! ほたての甘みと風味がしみ渡る、やさしい味わいです。濃い味が好みの方は醤油や塩で少しだけ味付けするのもアリ。

混ぜるだけでここまでのクオリティが出せるなんて知りませんでした。ほかの缶詰でも試してみたくなりますね。

⑤「あけぼのさけ水煮缶」豪華炊き込みご飯


最後は少し手の込んだ炊き込みご飯をご紹介。「あけぼのさけの水煮」はブツ切りにした鮭の切り身を水煮にした缶詰。これとキノコを使って炊き込みご飯を作っていきます。

ズボラキャンパーにとってはちょっぴり面倒かもしれませんが、キノコを切る手間が増えるだけなので本格キャンプ飯と比べれば簡単です。

〈材料:1人分〉
・「あけぼのさけ」水煮缶大(180g) 1/2缶
・米 150CC
・しめじ 40g
・えのき 35g
・だし汁 160-170cc
・しょうゆ 大さじ1
・酒  大さじ1/2
・みりん 大さじ1/2
・塩 少々

※メスティンで調理するためにマルハニチロ公式HP掲載のレシピの半量にしています。


〈作り方〉
1. 米はよく洗い、1時間ほど水(分量外)に漬ける。しめじは石づきを取り、食べやすい大きさに分ける。えのきだけも石づきを取り、長さを半分に切る。さけ缶は汁を軽く切り、身をほぐす。
2. ボールにきのこがひたひたに漬かる程度の出し汁を入れ、しょうゆ、酒、みりん、塩を加え30分ほどきのこを漬ける。その後、きのこを取り出し、漬け汁は残りのだし汁を加えて合計180mlになるよう調整する。
3. メスティンに水をきった米を入れ、総量で180mlに調整した合わせ汁を注ぎ、きのこ、鮭を上にのせる。
4. フタをして強火にかけ、沸騰したら弱火で10分ほど火にかける。
5. パチパチと音がしてきたら火を消して、フタを開けて切るように混ぜる。
6. 再度フタを閉めて5分ほど蒸らして完成。

〈メーカーワンポイントアドバイス〉

マルハニチロ
お好みで、炊き上がりにショウガの絞り汁、ショウガ、三つ葉などを加えても美味しくいただけます。

ショウガを加えると味がピリッと引き締まり大人の味に。



鮭とキノコから出汁が出ていて、本格的な仕上がりです。ゴロゴロとした鮭も食べ応えがあっていいですね。三つ葉を加えれば彩りも美しく、和食屋さんで出てきそうなクオリティですよ。

ほんの一手間加えるだけで、ここまで化けるとは思いませんでした!

缶詰はズボラ飯キャンパーの強い味方


今回ご紹介した5つのレシピ以外にも、まだまだ缶詰炊き込みご飯はたくさんあります。実際に作ってみて思ったのは、とっても手軽で美味しいから「キャンプでも自宅でも作りたい」ってこと。

ズボラな筆者は家飯としてもヘビーローテーションしつつ、オリジナルのズボラキャンプ飯を開発していきたいですね。みなさんもぜひ、お試しあれ!

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