「余り物」を「絶品」にして食べ尽くす!残り汁まで完食レシピ6種と、注意点3つ

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アツアツ料理の残り汁、どうしてる?


寒さが厳しくなる冬キャンプ。恋しくなるのは鍋、おでんなどの「汁物アツアツ鍋料理」。体が温まってとても美味しいですよね。

出典:PIXTA
ですが、汁物を楽しんだ後の残り汁、みなさんどうしていますか? 捨てるのはもったいない気もするし……毎度悩みの種だという方も多いのでは。

捨てるのはもったいない!「残り汁」のリメイクレシピ


そこで今回は、ゴミ問題も食問題も解決してくれる、残り汁を活用したリメイクレシピを紹介します。

「当日食べたあとの〆レシピ」と、「次の日の朝にリメイクしたいレシピ」の2パターンに分けてみました。


当日食べたあとの〆レシピ3選

まずは食べたあとの定番の〆レシピ。最後まで美味しくいただいちゃいましょう!

※食材の分量については人数によって変わるので、すべて適量としています

①定番!水炊き→和風雑炊


水炊きのあとの汁から、定番の雑炊で〆ていきます。


追加する食材は卵とご飯。


[作り方]
1.鍋を再加熱したらご飯を入れて、ある程度ほぐします。
2.溶いた卵を入れて、表面が固まるまで加熱したら完成。お好みで青ねぎを散らしても美味。


鍋のダシがご飯と卵に染み渡り、ホカホカでとても美味しいです。やはり定番の〆なので間違いないですね。

②トマト鍋→チーズリゾット


洋風鍋として最近は人気の高いトマト鍋。こちらはリゾットで〆ていきましょう。


追加食材は、とろけるチーズとご飯。


[作り方]
1.鍋を再加熱したらご飯を入れて、ある程度ほぐします。
2.チーズを入れて溶けてきたら、最後にお好みでバジルを振りかけて完成。


トマトのさっぱり感とチーズの濃厚さはまさに王道の組み合わせ。お腹いっぱいでも、まだ食べたくなっちゃいますね。

③鶏白湯鍋→ちゃんぽん風ラーメン


濃厚な鶏白湯スープでは、ちゃんぽんラーメン風に〆ていきましょう。


追加食材はカット野菜と中華麺です。


[作り方]
1.鍋を再加熱したら、野菜と麺を入れて数分煮ます。
2.麺と野菜に火が通れば完成。


鶏白湯スープが中華麺とよく合い、野菜も適度に食感があり絶品! 鍋に肉類があれば、よりちゃんぽん風になって美味しいですよ。

次の日の朝にリメイクしたいレシピ3種

今度は前日に食べきれなくて残ってしまった汁物をリメイクして、別の料理に変身させるレシピを紹介します。


①おでん→ダシが効いたカレーリメイク


リメイクしづらいイメージがあるおでんも、じつはダシが効いた美味しい和風カレーになるんです。


追加食材は豚肉と固形カレールーです。


[作り方]
1.鍋を再加熱したら豚肉を入れ、フタをして火を通します。
2.いったん火を止めたらルーを入れて溶かし、再び加熱してとろみが出れば完成。


最初はカレーの味がして、あとからおでんの風味が味わえて美味しい! 卵や大根、そしてこんにゃくもカレー味とよく合いますね。

②すき焼き→鍋焼きうどんリメイク


すき焼きの甘じょっぱい味付けは、うどんの麺と相性抜群でしょう! というわけでチャレンジ。


追加食材はうどんの生麵です。お好みでネギや卵を入れてもOK。


[作り方]
1.鍋を再加熱したらうどんを入れて、汁と和えるようにほぐします。
2.お好みで卵を入れる場合は、フタをして火を通し、最後にネギをちらして完成。


すき焼きのタレが染みた肉や野菜は、うどんとの相性が最高にいい! 卵を入れると黄身がからんで、マイルドな味わいになりますよ。

③ミルフィーユ鍋→あんかけ焼きそばリメイク


和風ダシが効いているミルフィーユ鍋にとろみをつけて、あんかけ焼きそば風にリメイクします。


追加食材は、焼きそば麺と片栗粉です。


[作り方]
1.鍋を再加熱したら焼きそば麺を入れて、ほぐしていきます。
2.片栗粉を入れてとろみがついてきたら完成。


白菜と豚肉の旨みがあんに溶けて、焼きそばと絡めると箸が止まらなくなりました! お好みで、塩・コショウをかけてアクセントを加えるのもいいですね。

リメイクをするときの注意ポイント3つ

「次の日の朝に食べるリメイクレシピ」の際は、食材が傷まないようにするなど注意事項がいくつかあります。思わぬ事態にならないよう、しっかりとチェックしましょう。

その1. 動物対策でしっかり密封、保管


食べ残したあとの料理を放置していると、ニオイに誘われて野生の動物が近づいてくる怖れがあります。危険なのでジッパー付きビニール袋などの密封容器にしっかり保存しましょう。


なおかつ、クーラーボックスに入れてクルマの中に保管を。もしくはコテージなど宿泊施設に泊まっている場合は、建物の中に置くと万全です。

テントの前室に置いておくと、動物が隙間から侵入してしまう可能性があるため要注意です。

その2. 気温が高いときは「冷蔵」と「再加熱」を徹底


気温が高い場合、料理がすぐに傷んで食中毒を起こす危険があります。クーラーボックスに入れるなどして冷蔵をしましょう。

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また、殺菌のために65度以上で約5分間の再加熱をして、食中毒対策も徹底を!

その3. 鋳鉄製のダッチオーブンで放置はNG

鋳鉄製のダッチオーブンに汁物を入れて放置しておくと、錆が発生して食材が鉄臭くなってしまいます。食事のあと、残りの食味や汁は速やかに必ず別の容器に移しましょう。

※ステンレス製のダッチオーブンであれば錆びないため、問題ありません。

残り汁でさらに美味しい料理を!


今まで捨ててしまっていた残り汁も、ほかの食材と組み合わせて料理すれば美味しそうな一品に早変わり!

また、味付けや加熱が一度済んでいるので、調理時間や手間も少なく簡単にできるのがまさにキャンプ向き。ぜひこの冬、〆やリメイクレシピに挑戦してみてください!

執筆:髙橋敦

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