イメージを覆す!タフなソフトクーラーが続々登場
「ハード系クーラーボックス一択!」という声を耳にしますが、“最大10日間氷が溶けない”というほどの保冷力を誇るモデルは、春や秋のキャンプにはオーバースペックすぎる場合も。そこで最近存在感を増しているのが、機能性の進化したソフトクーラーです。最新ソフトクーラーは二泊三日もイケる!
「ソフトクーラーは保冷力が低い」というイメージをお持ちかもしれませんが、最新のソフトクーラーは保冷力48時間を謳ったモデルも。軽く持ち運びやすいというメリットはそのままに、より耐久性や使い勝手もアップしているんです。今回はそんな進化系ソフトクーラーをご紹介。まずはどうタフに、そして使いやすくなったのか? そのポイントからチェックしていきましょう。
最新ソフトクーラーは、こう進化した!
厚い断熱材が保冷力をアップ
ソフトクーラーでも高い保冷力を発揮できるようになった第一の理由は、断熱材の進化。メーカーによってアプローチは違いますが、例えばAOのクーラーの場合は、従来のソフトクーラーの約3倍の厚みの高密度ポリエチレンフォームを採用。これにより、約2倍の断熱効果を実現しています。水漏れの心配もなし
高性能ソフトクーラーには、耐水性に優れたインナーや防水ジッパーを採用したモデルが多いので、氷をそのまま入れておいても問題なし。使い勝手においても、ハードクーラーと遜色のないモデルが揃っています。ソフトなのに、意外とハード
型崩れしやすいというのは、旧世代の話。最新のソフトクーラーは底面や表の素材にこだわったモデルが多く、堅牢なアイテムが増えています。そのため中に物が入れやすく、車への積載も安定。肩掛けしたり背負ったりと臨機応変に使えるソフトの便利さとハードの頑丈さ、両方の良いところ取りをしているとも言えます。
それでは、今春注目の最新ソフトクーラーをご紹介。性能はもちろんスタイリッシュな見た目にも注目です!
オススメの最新高性能ソフトクーラー6選
ザ・ノース・フェイス フィルデンスクーラー【容量12L】
まずは、ザ・ノース・フェイスが開発した新キャンプライン「フィルデンスシリーズ」のソフトクーラー。表素材には防水性と耐久性に優れた840デニールの生地を使用。350ml缶が14本収納可能な12L容量なので、キャンプはもちろん普段使いにも重宝するサイズです。やや厚手のインナーフォームを採用しているので、内容物がなくても自立する構造。開閉部にはマグネットフラップを導入しているので、ジッパーの開け締めをしなくても中身を取り出すことができます。
ボトム部分には汚れ防止と保冷効果を補助するためのフットパーツを設けるなど、ディテールまでこだわり抜いた作りは流石。ハンドルは上部と両サイドに備え付けられているほか取り外し可能なショルダーストラップも付属しているので、気軽に持ち運べます。
ハイドロフラスク ソフトクーラー トート【容量18L/24L】
保冷ボトルでおなじみアメリカのブランド・ハイドロフラスクからも、新作ソフトクーラーが着弾。それも保冷力は最長48時間! 容量はソロキャンプ一泊分の食材や飲み物を入れるのにちょうど良い18Lと、二人分の食品がパッキングできる24Lがラインナップされています。自立する圧着モールドのベースのため折りたためるソフトクーラーのようにコンパクトに収納はできませんが、中に物を入れても型崩れしない点は使い勝手良好!
本体は防水に優れた420デニールナイロン、ボトム部分には傷つきにくい820デニールナイロンを採用するなど、シンプルな見た目とは裏腹にパーツごとに耐久性を強化する細やかな作り込みがされています。止水ジッパーにより、高い断熱と防水性を実現しているのも特徴。
カラーはブラックのほか、ゴールデンロッドとミストの全3色から選べます。
ハイドロフラスク ソフトクーラートート 24L
●サイズ:幅50.8×奥行20.3×高さ38.1cm
●内寸:高さ33cm
●重量:約1360g
●素材:表生地:420デニールナイロン 本体下部:820デニールナイロン
●容量:約24L
●内寸:高さ33cm
●重量:約1360g
●素材:表生地:420デニールナイロン 本体下部:820デニールナイロン
●容量:約24L
AOクーラー パック キャンバス ソフトクーラー【容量6L/12L/24L/36L/48L】
アウトドア業界人の愛用率も高いAOクーラー。元は食肉や水産業といったプロ向けの冷蔵庫を取り扱っていたメーカーだけあり、その保冷力はお墨付きです。一見するとトートバッグのようにスリムな見た目ですが、断熱保冷を極めた5層構造が最強の保冷力を約束。耐久性に優れたキャンバス素材の下には防湿のためのポリエチレンフィルム・厚み19mmの断熱材・ポリエステルの紡糸シートが順に積み重なり、インナー部には高品質のビニールライナーを採用しています。
6L~48Lまで全5サイズ展開と、選択肢が豊富なところも魅力です。ドリンクのみ6Lに入れて食材は量により12L・24Lをチョイスしたり、家族3~4人分をひとつでまかなうのであれば36L・48Lというように、使い分けもできますね。両サイドのバックルを外せばトートバッグのような形状になるので、そのままスーパーの買い出しにも行けちゃいます。
この春の新色はオレンジとサンドトープ。他に定番カラーであるブラック・ネイビー・チャコール・レッドの全6色展開です。
ベアボーンズ リビング エクスプローラー【容量27L】
LEDライトが人気のベアボーンズからもソフトクーラーがリリースされています。その名も「エクスプローラー」で、容量は350ml缶を36本程度収納できる27Lサイズ。カラーはグレーとブラックの2色で本皮のハンドルをまとった一見ボストンバッグのようなデザインですが、最大48時間の保冷効果を備えた実力派。アースカラーのサイトにイイ感じになじみつつ、食材もしっかり保冷しておきたいという方にオススメです。
耐久・耐水性に優れたポリエステルとナイロンの合成繊維は、アメリカ食品医薬品局(FDA)の承認素材。開口部はがま口のようにパカッと開くので、食料の出し入れもスムーズです。抗菌加工が施されたライナーはジッパーによって脱着ができるので、メンテンナンスが簡単なことも魅力です。
アイスミュール トラベラー【容量25L/35L】
ロールトップのバックパック型クーラーが人気のアイスミュールですが、こちらのトラベラーシリーズは止水ファスナーで収納や開閉のしやすさが考慮されているモデル。とはいえ保冷力もしっかり48時間以上というハイエンドモデルです。容量は25L・35Lの2サイズ。トップパネルが大きく開くので中身をひと目で判別でき、取り出しやすい構造です。食材とドリンクを一緒に入れるメインクーラーとして使う場合、このあたりの利便性はとくに重視したいところですね。
付属のショルダーハーネスを装着すれば、バックパックのように背負って持ち運ぶことが可能。背中が当たる部分にはクッション性のある緩衝材入り、さらに調味料などを収納するのにぴったりなポケットも付いているなど、フィールドでの使いやすさが細部まで追求されています。
ロゴス ハイパー氷点下クールマスター・アーバンXL【容量40L】
ロゴスといえば「ハイパー氷点下クーラー」と「氷点下パック」という保冷力に定評のある組み合わせが有名ですが、新作は杢(もく)グレー生地のナチュラルなデザイン。シェルプロテクト構造採用で、外部の衝撃から食材やビン類などをしっかり守ってくれます。もちろん氷点下パックとのコンビネーションで発揮される保冷力は健在! 併用することで、アイスクリームを約7時間保存できるという驚異のスペックです。
2Lのペットボトル9本が入る40Lという大容量ながら、未使用時は折りたたむことで奥行き12.5cmとコンパクトに収納が可能。キャンプの帰りや自宅での保管時にスペースを取らない設計です。
ロゴス ハイパー氷点下クールマスター・XL(アーバン)
●サイズ:(約)幅43×奥行33×高さ33cm
●内寸:(約)幅41×奥行31.5×高さ31cm
●収納時サイズ:(約)幅43×奥行12.5×高さ32cm
●重量:(約)1.7kg
●容量:(約)40L
●内寸:(約)幅41×奥行31.5×高さ31cm
●収納時サイズ:(約)幅43×奥行12.5×高さ32cm
●重量:(約)1.7kg
●容量:(約)40L