家族でおうちキャンプを楽しむには?
今ちょっとしたブームとなっているおうちキャンプですが、やったことがない方ほどピンと来ないという声も聞きます。キャンプ場じゃないぶん何をすれば楽しめるのかなど、疑問に感じている方も多いのでは?そんな中、普段アウトドアを“ホーム”としているアウトドア業界人も、おうちキャンプを実践しているとの情報が。それも何やら家族から大好評という、満足度の高いものだったそうです。
家族みんなが盛り上がった!2つのおうちキャンプをご紹介
ところで、おうちキャンプを始めたきっかけは?
親も子も毎日自宅にいるので、週末はせめて家の中の雰囲気を変えたかったんです(solさん)。
学校も休校になり、外出自粛要請でストレスのたまった子供たちにリフレッシュして欲しくて始めました(秋山さん)。
平時であれば行けるはずのキャンプがお預けになっているいま、二人のキャンプ好きパパが実践した「家族にやさしいおうちキャンプ」。みなさんのおうちキャンプを充実させるアイディアとして、ご紹介していきます。
【solさん】週末限定の特別おうちキャンプで、子供の食欲もアップ!
退屈な日常に変化が欲しかったので、週末だけおうちキャンプをしています。天井から吊っている椅子をハンモックに見立ててみたり。家だとギアの出し入れも楽なので、気軽にいろんなスタイルが楽しめます。
というsolさん。東京都内のご自宅では使うギアやレイアウトを週末ごとに変えることで、毎回スペシャルなおうちキャンプを楽しんでいるそうです。
焚き火動画でバースデーおうちキャンプを盛り上げる!
ちょうど次男の誕生日だったので、テレビに焚き火の動画を写してバースデーキャンプ。本当はキャンプ場でお祝いしてあげたかったのですが少し近い雰囲気になって、自分自身も楽しめました。
キャンプ感の演出で食事環境にも変化を
天気のいい週末には、バルコニーにテーブルと椅子を出してお手軽なランチキャンプを実践。集合住宅に住んでいるので、火器などの使用は厳禁。ですので、ランチはテイクアウトしたマクドナルドを食べるだけでも、よい気分転換になります。
家にこもって居ると、なかには食欲が落ちてしまうお子さんも。環境を少し変えてみると食べる量が増えるかもしれません!
“おうちキャンプ飯”なら子供の食欲も倍増!
環境を変えるには、室内で使うテーブルやチェアはもちろん、調理器具や食器もキャンプ用のアイテムを使うのも効果的。これだけで、いつものリビングがキャンプテイストに早変わりします。調理にはイワタニの「焼き上手さんα」が大活躍したそうで、とくに餃子の皮を使ったピザは子供たちから好評だったとか!
●重量:約4.1kg
●材質:本体・汁受け/鋼板、プレート/アルミダイキャスト (フッ素コート)、フタ/鋼板・ガラス・ABS樹脂ごとく
キャンプの雰囲気作りが功を奏したのか、子供たちがいつもよりもご飯をたくさん食べてくれました。食事のとき、いつもの室内の照明は落としてLEDランタンに変えるだけでもキャンプの雰囲気が味わえるのでオススメです。
各家庭それぞれ環境も違うので、子供にリクエストを聞いたりしながらできる範囲でやってみると良いですね。
【秋山さん】お日様を浴びて家族みんなで過ごすベランダキャンプ
窓を開けたら“秒”でサイト。ギアの出し入れも楽なので、おうちキャンプはもっと早くやっておけばよかったですね(笑)。
という秋山さんは、神奈川県内にお住まい。ご自宅のベランダを活用しておうちキャンプを堪能しています。自宅から出られない日が続く中で空を見上げて風を感じ、お日様を浴びながら過ごす時間はなんとも気持ちが良さそうですね。
いつものギアで極力サイトの雰囲気に近く!
リビングスペースの片隅には、シェラカップや急須にカトラリーといったキャンプでよく使うギアをレイアウト。DEVISE WORKS✕ANCAMのメタヘキテラックと、まもなく発売予定のハーフサイズのメタヘキテを活用したスタイリングはオーナーの秋山さんならでは。限られたスペースなので、その中でどのギアをレイアウトするかを考えるのも楽しいですね。日々、ギアを入れ替えて気分転換してます。
生後3ヶ月の赤ちゃんも一緒に
ベランダに設置したテントは、ミニマルワークスの「パプリカ」。生まれたばかりで抵抗力が低い赤ちゃんも、この場所なら安心です。●収納時サイズ:W40 x D15 x H15cm
●素材:Nylon 40D, Water Proof 3,000mm, Aluminium
●重量:2.2kg
生後3ヶ月なのでキャンプに連れて行くのは心配ですが、数時間家のベランダで過ごすなら安心。お姉ちゃんたちからも『子供3人でテントでゴロゴロ過ごしたのがいつもと違って楽しかった』と好評でした。
ベランダがキャンプスペースとなっているため、晴れた日はお日様をいっぱい浴びられる反面、赤ちゃんにはややハードな環境。
ミルクをあげるときは、バスタオルを使って日陰を作っています(笑)。これからますます紫外線が強くなるので、次はベランダの一部にタープを張ってみたいですね。
自宅敷地内だからこそ思いっきりできる「ラジコン遊び」
おうちキャンプのビッグイベントは、子供たちが最近ハマっているというラジコン遊び。ギアで作ったコースを走らせ、無事ゴールできればお菓子がゲットできるというルールつきで、これは盛り上がりますね!6輪でトルクがあって、荷物が載せられます。速度をセーブできる機能があるので、親子で楽しめるのがポイント。ペグやハンマーを乗せても問題なく走行できたので、ラジコンと言えどなかなかの強度ですよ(笑)。
準備と片づけは楽しみながら、家族全員で
設営と撤収は大人がやるのはもちろんですが、我が家では子供たちが率先してやってくれます。頼もしいことに、カーミットチェアの組み立てしてくれるので、本当に助かってます。
キャンプは情操教育にもなると言われていますが、おうちキャンプでも同じ効果が期待できそうですね。その魅力にすっかりハマった秋山さんファミリーは、今後もキャンプへ行けないときはこうやって楽しむのもいねと家族で話しているそうです。