スタイリッシュで多機能なクーラーボックスに釘付け!
「ROVR PRODUCTS(以下、ROVR)」のクーラーボックス「RollR」をご存知でしょうか。ポップなカラーに大きなタイヤが付いた可愛らしいデザインだけでなく、その常識外れな多機能ぶりに注目が集まるハードクーラーなんです。
ということで今回、どこがそんなに機能的なのか、実際にキャンプに持っていって試してみました。
ROVRってどんなブランド?
アイテムのレビューに入るまえに、まずはブランドの紹介を。2016年、ローバープロダクツは自然豊かな米コロラド州ボルダーで誕生しました。そのフラッグシップアイテムとして誕生したのが多機能クーラーのRollRシリーズ。ビビッドなビタミンカラーが印象的なポップなカラーリング、そしてゴツいのにキュートなデザインで人気を博し、2019年夏に日本への上陸を果たしました。
そんな日本に上陸して間もない注目クーラーを早速フィールドでチェック。45Quart、60Quart、80Quartと3サイズで展開しているRollRシリーズ。今回使ったのは一番小さいサイズのRollR45です。
「RollR 45」の実力をフィールドでチェック
9インチの大径ホイールで悪路も楽々!
フィールドでまずチェックしたのは、RollRシリーズの最大の特徴であるタイヤの性能。ドリンクや氷などをパンパンに詰めた状態でしたが、9インチ(約23cm)もある大型のタイヤはスムーズに回転。伸縮式のハンドルも頑丈な作りで、地面の凸凹や木の根をものともせず突き進んでくれました。
今回訪れたのは林間のサイトでしたが、ビーチや河原でもその走行性能を発揮してくれそうです。
ワゴンとしても使える便利なボックスが付属
車とテントサイトが離れていると荷物を運ぶだけでもヘトヘトになっちゃいますよね。そこでローバープロダクツが考えたのが、フタの上に折りたたみ式の収納ボックスを付けてしまおうという斬新なアイデア。
食料を運ぶのと当時に、こまごまとしたギアをまとめて運ぶことができちゃうんです。固定方法は、ボックスの4隅に付けられた面ファスナーでフタに取り付けるだけと簡単。使わないときはフタに固定したままサッと折り畳めます。
今回使用した45Quartクーラーボックス用の収納ボックスのサイズは、幅約43cm、奥行34cm、高さ35cm。運搬するときに斜めになるのであまり重いもの向きではありませんが、ケトルやウォータージャグなど、かさばるアイテムをまとめて運ぶのに最適です。
テントサイトに着いたあとはクーラーから取り外してそのまま収納コンテナとして使用することもできるんですよ。
収納ボックスを折りたためば、クーラーに腰掛けた際のチェアマットに早変わり。収納ボックスが柔らかいクッションになってくれるので、長時間座っていてもお尻が痛くなることがありません。
クーラーボックスの実力、使い心地をチェック
さて、魅力的なギミック満載のRollRですが、本来の使用目的である保冷のパワーもかなりのもの。なんと氷を最大10日間保つ保冷力を誇ります。
そして気になるサイズですが、一番小さいモデルの45Quartで42.5L。4人ファミリーの1泊2日キャンプであれば十分な容量といえるでしょう。横に長いクーラーが多いなか、RollRシリーズは深さがあるのが特徴のひとつ。2Lのペットボトルやワインボトルもそのまま縦入れすることができます。
なお、ボックス内部には取り外し可能なDRY BIN(間仕切り)が付属。食材と氷でグチャグチャになりがちなクーラーボックスですが、これを使えば生野菜やフルーツなどをすっきり整理整頓でき、よりスマートに使うことができます。
意外となかった使えるオプションパーツがニクい!
大きなタイヤ、フタに固定できるワゴンボックスなど、これだけですでにギミック満載のRollRですが、オプションパーツを追加するとさらに多機能化させることができるんです。豊富に揃うオプションパーツを順番に紹介していきますね。
ひとつ目は、サイドテーブルとして活躍する「プレップボード」。お皿とコップを並べて、ここで朝食を摂ることもできそうな本格的なボードです。
カッティングボードとして使ったり、ウォータージャグを載せるスタンドとしても使えそうですね。釣りをする方は、ここで魚のウロコ取りをするのにも良さそうです。
こちらは、ワインボトルも入る縦長のスタッシュバッグ。ハサミやライター、缶切りなど、行方不明になりがちなキッチンまわりの小物の定位置化にもグッド。
チェアとして使う場合に欠かせないカップホルダーも、オプションアイテムとして用意されています。
そして、「こんなものまであるの?」と驚いてしまうのがこちらのポール&ロッドホルダー。
キャンプ時であれば濡れた傘を地面に置くと汚れてしまいますが、写真のように挿しておけば汚れる心配もありません。これがあれば安心ですし、傘を忘れることもなくなりそう!
これらのオプションパーツの取り付けは、フックで引っ掛けるだけなので力要らず。本体の4辺すべてに備えられた取り付けフレームにササッっとセットすることができます。
今回すべてのオプションパーツを試してみて、とくに便利と感じたのが、オプションのプレップボードにジャグを載せる使い方。取り出した野菜をその場ですぐに洗ったり、食材を取り出す前に手を洗ったりととても合理的な組み合わせでした。
多機能クーラーボックス「RollR45」はクーラーを超えた存在だった
一般的にクーラーボックスはテントサイトの端に置くことが多いですが、RollRはチェアやテーブルなどの役割も果たしてくれる頼もしい存在。
RollRを中心に置くと、ドリンクも取り出しやすく調理もしやすくなり、テントサイトでの動線も変わってきます。つまりRollRは単なるクーラーボックスを超越した、キャンプをより快適にしてくれるアイテムと言えるのです!
カラーリングもデザインもポップで、サイト全体の印象を明るくしてくれるRollR。夏本番に向けハードクーラーを探しているという方に、是非おすすめします!