いろんな小物をぶら下げたい!
キャンプであると便利なアイテムのひとつ、“ハンギングチェーン(デイジーチェーン)”。LEDランタンをはじめ、いろんなアイテムをぶら下げることができる便利アイテムですよね。
この類はカラビナを併用するタイプが多いですが、カラビナを使わなくてもいい便利モデルを発見! それが韓国発のアウトドアブランド、ミニマルワークスの「エアーハンガー」なるもの。
これがまぁとにかく優秀なアイテムだったので、使用例を交えつつエアーハンガーの特長をご紹介していきます。ちなみにこれ、家でも旅行先でもめちゃくちゃ使えます……!
《優秀ポイント6つ》エアーハンガーのここに注目
エアーハンガーは、4mと2mのセット販売。4mには5つのフック、2mには3つのフックがあらかじめついています。使用するときは、両端についているプラスチック製の小さなカラビナをポールの先端やループに引っ掛けるだけ。テンションを調整できる自在もついています。
見た目はシンプルですが、秀逸なギミックが落とし込まれていて、「なるほど~これは使いやすい!」と感動したエアーハンガー。使っていく中で感じた優秀ポイントを6つご紹介していきます。
《優秀ポイント1》ワンアクションで好きな位置に固定できる
エアーハンガーのキモとなるのは、独自構造のストッパー。指でつまむとロックが解除されるしくみなので、片手でかんたんに好きな位置までスライドできます。
カラビナで引っ掛けるタイプはその都度カラビナの取り外しが必要ですが、エアーハンガーはワンアクションで好きな位置に移動できます。とってもスムーズです。
《優秀ポイント2》ナナメでもズレ落ちない
このストッパーのおかげで、ぶら下げたい位置でピタッと固定できます。ナナメであってもズレ落ちず、アイテム同士が片寄りません。これならLEDランタンも照らしたいところにぶら下げられる!《優秀ポイント3》“タテ”もOK
ストッパーがしっかりしているので、垂直にしてもズレ落ちてきません。天井にぶら下げたくないなーという方は、ポールに引っ掛けて使うこともできます。タテ・ヨコ・ナナメ、全方位OK!
《優秀ポイント4》カラビナを使わなくてもOK
ストッパーがフックになっていて、ぶら下げたいアイテムにループがあればカラビナを使わずに吊るすことができます。フックの先端は少し内側に入っているので、落ちにくいのも◎。ストレスなく使えるポイントはこういった細部のデザインにあるのかも。
《優秀ポイント5》かんたんにテンションをかけられる
ロープがたわんでしまったときは、両サイドにある自在パーツでかんたんにテンションを調整できます。テントの張り綱と同じ要領ですね。
《優秀ポイント6》超軽量&コンパクト!
ふたつ合わせてもたったの50g。軽量&かさばらないので持ち運びにも便利。詳しくは後述しますが、長期滞在の旅行や出張時にも間違いなく重宝すると思います(わたしだったら絶対に持って行く)。
収納袋付き。入れておけば荷物の中で迷子になりにくい!
重たいものも吊るせる? たわんだりしない?
とにかく優秀点の多いエアーハンガーですが、ロープが細く華奢なつくりなので、重たいものも吊るせるのか気になるところ。ということで、こんなアイテムを引っ掛けてみました。用意したのは、ウェットティッシュ、日焼け止めクリーム、アルコールスプレー、虫よけスプレー×2本をまとめた収納バッグ。これらはシェアすることが多いので、自由に使えるようにぶら下げておくと便利ですよね!
総重量は408g。吊るしてみると、ロープが大きくたわんでしまいました。でもこれは想定内。このあと、両サイドの自在でテンションを調整すると……
テンションがピーンと元通りになりました。自在がしっかり効いているので、多少重みのあるアイテムでもたわむことなくぶら下げることができました。ただし安全面に配慮すべきなので、様子を見ながら使用するのがよさそう。
家だとこんな使い方も
エアーハンガー、家では室内干しをしたいときにめちゃくちゃ便利でした……! 室内干し用のアイテムはいろいろ販売されていますが、使わないときにかさばりがちなんですよね。わが家では床置きするスタンドタイプを使っていましたが、スペースを取るのと、掃除機をかけるときにジャマになるので、結局たんすの肥やし。さすがに大量の洗濯物は干せないけれど、少量の衣類やタオルならエアーハンガーで十分! 見た目もスッキリで嬉しい……!
部屋の空間を有効活用できるし、極端な話、使わないときはポケットにだって入れておけるコンパクトさなので、長期滞在の旅行や出張時にも重宝まちがいなしです。
宿泊先で干せる場所が全然ないってこと意外とあるんですよね。どこに引っ掛けるかは工夫が必要ですが、旅先でもエアーハンガーが活躍するだろうと思いました。
家では4mを室内干し用に、2mは日常的に使っているチタンマグを吊るしたり、ベランピングのときにLEDランタンをぶら下げたりして使っています。愛着のあるギアやエアープランツを吊るして、部屋のインテリアにするのもいいですね。
さりげないロゴもカッコイイ。
欲を言えば……
欲を言えば、オプションでストッパー(兼フック)の数を増やせるといいなぁと思いました。4mには5つ、2mは3つのストッパーがついていますが、もうちょいほしいなぁ……と感じる場面も。ミニマルワークスのコンセプトが“最小限のギア、シンプルな操作方法、軽量でコンパクトさを重視”とあるので、きっと必要最低限の数に設定しているのだと思いますが、個人的にはオプションでいいのでストッパーの数を増やせるともっと使い勝手がよくなるかと。