2021年新製品の先行発売「アポロンT/C」に注目!

T/C素材バージョンのアポロンと言えば、2019年秋に数量限定でアウトドアショップ「Orange」が別注アイテムとして販売していたのが記憶に新しいところ。話題を呼び即完売となりました。

「アポロン」は、ファミリーキャンパーに人気のトンネル型2ルームテントの中でも、一線を画す存在としてキャンパーの心を掴んでいます。
そんな人気幕の新モデルは、使用サイズに変更はないものの、T/C素材になった以外に何やら進化しているポイントが……!

と言うわけで、ogawaのテント開発・広報を務める大木さんに直撃取材! 「アポロン」の魅力、通常モデルとT/Cモデルの違いを紐解いていきます。購入を検討していた方、オールシーズン使える2ルームテントをお探しの方必見です。
そもそも「アポロン」って何が凄いの?魅力をおさらい!

アポロンが人気である3つの理由
①3本のリッジポールを加えた強靭なフレーム構造で自立式に
②設置に迷わない!左右対称の扱いやすいデザイン
③大型の全面メッシュ採用で開放感のある室内
①3本のリッジポールを加え強靭なフレーム構造で自立式に

トンネル型というのは、アーチ状のメインフレームを平行に複数本通して設営する構造のテントのことを指し、非自立式であることが一般的。
しかし「アポロン」は、天井部にリッジポールを3本プラスすることで自立式に! フレームとフレームが交差する構造になり、強度と剛性がUP。頼りになるオールシーズンモデルなんです。
②設置に迷わない!左右対称の扱いやすいデザイン

アポロンは、テントが左右対称にデザインされているため前後を判断する必要はなし! インナーテントを前後どちらにも設置できるため、設営時の初心者泣かせなポイントが削減されている親切設計です。
③大型の全面メッシュ採用で開放感のある室内

全部で6面あるパネルは、それぞれフルクローズ・メッシュのみ・フルオープンも可能。サイドパネルを一部入り口代わりに設定したり、天候やサイト環境に合わせて使い道が広がります。
素材以外に何が変わった?!「アポロン」と「アポロンT/C」の違いはココ

ここからは新作の「アポロンT/C」について深掘っていきましょう。ズバリ大木さん「アポロン」と「アポロンT/C」の違いは?
「アポロンT/C」の5つの変更点
①素材がT/Cになり、見た目の色味もトーンアップ!
②ポールの色・太さの変更
③結露の水漏れ防止!リッジポールにカバーが付いた
④インナーテントもT/C素材になり別売りに!人数に合わせて選べるラインナップ
⑤トリプルファスナーになりサイドパネルの利便性アップ
大木さん
大きく5つの変更点があります! 使用サイズは変わっていないので、ファミリーでゆったり使ってもらえますよ。

①素材がT/Cになり、見た目の色味もトーンアップ!

こちらが従来のポリエステルモデルの「アポロン」。サンドベージュ×ダークブラウンでシックな色味です。

そして、こちらが新作の「アポロンT/C」。色味をオフホワイト×サンドベージュに変更し、素材の風合いも合間ってよりナチュラルな印象に!
大木さん
全体的に明るいトーンになったので、テント内に入ると室内も明るく感じてもらえると思います。
色味は好みで分かれますが、T/Cの特性として通気性・吸湿性・遮光性に優れているというメリットがあるので、「アポロン」と「アポロンT/C」でお悩みの方は、ここら辺もテント選びの際に注目してみるといいですよ。
色味は好みで分かれますが、T/Cの特性として通気性・吸湿性・遮光性に優れているというメリットがあるので、「アポロン」と「アポロンT/C」でお悩みの方は、ここら辺もテント選びの際に注目してみるといいですよ。
②ポールの色・太さの変更

従来の「アポロン」は、メインフレームにシルバーのポールが採用されていましたが、「アポロンT/C」は幕の色味との調和を考え、ブラックカラーに。ポールの末端は、設営のガイラインとなるよう色分けがされており、ひと目で設置場所が分かる仕様です。
大木さん
これまたT/C素材の特性ですが、ポリエステル生地と比較すると重量が嵩むんです。
そのため「アポロンT/C」モデルは、本体生地の重さに耐えられるようポールを太めに設定し、従来品と同じ剛性を維持させています。
そのため「アポロンT/C」モデルは、本体生地の重さに耐えられるようポールを太めに設定し、従来品と同じ剛性を維持させています。
ちなみに「アポロン」は重量19.8kg、「アポロンT/C」は重量25kg(共に付属品、インナーテント除く)。素材の特性なので仕方ありませんが、購入前にこの重さを心しておいた方がいいですね。
③結露の水漏れ防止!リッジポールにカバーが付いた

テントの内側中央に設置するリッジポール。「アポロン」の場合は、ポールをむき出しの状態で設置する構造でしたが……

「アポロンT/C」の場合は、カバーが付きポールを通して設置する構造に変更されています。これは素材の特性である吸湿性が、メリットに働くこともあればデメリットとなることも危惧しプラスしたポイントなのだそう。
大木さん
湿度が高いときは結露を生地が吸い込みすぎて、ポールを伝い室内に水滴が垂れる可能性も。そのためテント内に設置するリッジポールにカバーをつけ結露垂れを防止しています。
使い勝手の配慮を感じる細かなポイントですね!
④インナーテントもT/C素材になり別売りに!人数に合わせて選べるラインナップ

サイズは、2人用(¥27,000税別)、5人用(¥31,000税別)の2サイズ展開です。
大木さん
使用人数に合わせたスタイルにフィットさせるため、今作はインナーテントを別売りにし自由度を高めました。2人用と5人用は一緒に設営することもでき、「アポロン」を超大型寝室専用テントとして使うこともできますよ!
またインナーテントもT/C素材を採用しているので通気性がよく、夏場の寝苦しさを軽減してくれます。従来の「アポロン」にも対応するので、既に「アポロン」をお持ちの方にもチェックしてほしいですね。
またインナーテントもT/C素材を採用しているので通気性がよく、夏場の寝苦しさを軽減してくれます。従来の「アポロン」にも対応するので、既に「アポロン」をお持ちの方にもチェックしてほしいですね。
ファミリーキャンプから夫婦でのデュオキャンプに移行する場合に、2人用インナーテントがあれば好都合! 寝室スペースを持て余す心配もありませんね。現ユーザーにとっても嬉しいニュースではないでしょうか。
⑤トリプルファスナーになりサイドパネルの利便性アップ

大木さん
遊びの幅が広がった注目ポイントは、こちらのサイドパネルのトリプルファスナー仕様ですね。
トリプルファスナー仕様になったことで、写真のように上下お好きな位置を開けておくことが可能に。フルクローズで過ごすことの多くなる冬場には、篭った室内の空気の入れ換えに少しだけ通気穴を開けておく……なんて使い方もいいですね。

以上大きく5つの変更点を見てきました! 最後に大木さん一言お願いします。
大木さん
より季節を問わず快適に使っていただける2ルームテントを目指し、T/Cモデルの発売に至りました。
夏は通気性が良く快適に、冬は暖まった室内の空気を逃さず臨機応変に楽しめるテントなので、皆さんのキャンプと長くお付き合いできるモデルとして自信をもってオススメします。
夏は通気性が良く快適に、冬は暖まった室内の空気を逃さず臨機応変に楽しめるテントなので、皆さんのキャンプと長くお付き合いできるモデルとして自信をもってオススメします。
【知っておくと得する!】サイドパネルを美しく張る、設営のちょっとした小技
この日取材をしていた編集部。ogawaのスタッフさんが張った「アポロンT/C」で気になる点を発見!サイドパネルの跳ね上げ用ガイロープに工夫アリ!

それがこちら! サイドパネル3面を全て跳ね上げていますが、ガイロープがスッキリしていると思いませんか?
通常サイドパネルを1面跳ね上げる場合、1面につきポール2本とガイロープ2本を張る必要があるので、3面となるとポール6本にガイロープ6本とかなり複雑な状態に。
しかし展示されている「アポロンT/C」は、ポール4本とガイロープ4本でスッキリ設営されています。その秘訣はと言うと……

サイドパネル同士を、別途用意したガイロープで予め連結しているんです。細部をアップしてみると……

ご覧の通り、短いガイロープの真ん中に結び目を作りそこにポールの凸を差し込みます。そうすることで必要なポール本数を最小限に抑えられるというわけです。
ちょっとしたことですが、他2ルームテントでも応用できる小技ですね。サイドパネルを美しく跳ね上げるコツ、皆さんも是非挑戦してみてくださいね!
オールシーズン活躍する「アポロンT/C」は、11月下旬発売

細かなニーズに応えるべく誕生した「アポロンT/C」。素材の特性を最大限に活かす仕様が随所に詰め込まれ、インナーテントや設営アレンジの汎用性もアップ! より多くのキャンパーにフィットする2ルームテントへとなったのではないでしょうか。
現在先行予約を受付中、気になっている方は下記詳細ページをチェックしてくださいね。
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