Amazonで人気のワンポールテントが気になって気になって……
定期的にAmazonをチェックしていると、気になるキャンプ道具が必ず見つかります。
リーズナブルかつ実用的なスペックを持っているのかがわかれば「えい!あとは本能の赴くまま」と、勢いでポチッとしちゃうこと多々の筆者です。
我が家の子供は中学生になり、もはや家族でキャンプに出かけることは皆無。完全にソロ活動メインとなった今、簡単に設営できるソロテントを持っていてもいいよなぁ。と、ある日何気なくAmazonパトロール。
するとやけに高評価&レビューも豊富なソロテントを発見しました。
バンドック ソロティピー 1人用 BDK-75
●重量:(約)2200g
●サイズ:(約)2400×2400×1500mm
●収納時:約420×190×190mm
●耐水圧:フライシート/約3000mm・インナーフロア/5000mm
●付属品:ペグ×12本・ロープ×4本 ・収納袋×1・取扱説明書
●サイズ:(約)2400×2400×1500mm
●収納時:約420×190×190mm
●耐水圧:フライシート/約3000mm・インナーフロア/5000mm
●付属品:ペグ×12本・ロープ×4本 ・収納袋×1・取扱説明書
2020年の7月に購入してから3回使用し、今回の撮影(2021年1月)で改めて細部の確認をした様子をレポートします。
超軽量ではない!?持ち運びサイズと内容物について
オートキャンプなら問題なしのサイズ&重量
すでにレギュラー組に仲間入りしているソロティピー1。収納時のサイズは約42×19×19cm、重量は約2.2kg。カラーはAmazon限定のダークグリーンをセレクトしました。
筆者はオートキャンプスタイルなので、なんらストレスはありません。ちなみにモデルの身長は157cmです。
バックパッキングスタイルはちょいとキツイ
コチラはバックパッキングを想定。「トートバッグに入れて持ち運ぶには大きい印象」です。
ご覧のように片手で持ち運ぶか、大型のバックパックに括り付けるか、ローラー付きのカートに乗せて行くかなど、自身の体力や目的地への道程などに応じて一考しましょう。
約2.2kgという重量は、移動距離が長いとかなりシンドイです。
ソロティピー1の内容物をチェック
収納袋から取り出すと、内容物はテント本体(フライシートにインナーテントが取り付け済み)、アルミメインポール1本、アルミペグ12本です。自在付きガイロープ4本は、あらかじめフライシートに取り付けてあります。
※今回の設営地は地面が固かったため、別売りの鍛造ペグを使用しました。
耐水圧は約3,000mmと、必要十分です
フライシートの生地は、引き裂き強度の高いリップストップを採用。耐水圧は約3,000mmと、急な土砂降りでも安心・十分なスペックを備えています。
初めてでも安心!ソロティピー1の設営法を解説
ソロティピー1の設営方法:手順1「本体を広げてペグダウン」
好みのフラットな地面を見つけたら、テント本体を四角形に広げます。4隅にあるグレーの輪っか部分にペグダウン。これは時計まわりもしくは半時計まわりでもOK。
ちなみに出入り口はジッパーが付いている1カ所のみなので、最初に向きを決めてからペグダウンを!
ソロティピー1の設営方法:手順2「本体を自立させる」
メインポールを斜めにして、本体の中央部(裏側)に差し込みます。
つっかえ棒を入れて、生地を張るイメージですね。ここでテントの中に入り込んで、ポールを中央に配置します。
はい、これで自立しました。ここまででわずか1分ほど。
この時点で、本体両サイドの上部にあるベンチレーションを開放しておきましょう。
ソロティピー1の設営方法:手順3「張りの調節と、その他のペグダウン」
後室側1カ所、右・左サイド1カ所ずつの計3カ所にゴムリングがあります。
引っ張って少しテンションがかかる程度の位置にペグダウンし、ゴムリングをペグに引っ掛けます。
続いて4隅にあるストラップベルトを引っ張り、張りを調節します。
ソロティピー1の設営方法:手順4「最後にガイロープをペグダウンして完成」
最初に本体を自立させたペグダウンポイントの延長線上・4カ所にガイロープを伸ばしてペグダウン。
自在パーツは金具ではないけど、必要十分です
ガイロープの張りを調節する自在は樹脂製ですが、タープほど強力なテンションをかける必要もそうそうないでしょう。これで十分満足に扱えます。
およそ5分で設営は完了しました! 何度設営しても本当に楽です、さすがワンポールテントです。
初期状態だとインナーテントが最初から取り付けてあるため、それもありがたいポイントですね。
【居住空間をチェック】ひとりなら十分過ぎる広さ!
吊り下げ式のインナーテントは脱着が容易
あらかじめ取り付けてあるインナーテントは、脱着が簡単に行なえます。
コチラは上部中央にある「カチン」と接続できるストラップベルト(1カ所のみ)。インナーテントを吊り下げる役割です。
サイドは全部で4カ所(後室側2つ、前室側2つ)、O型のリングにフックを引っ掛ける仕組み。
そして下部のセッティングも全部で4カ所、「カチン」と固定するストラップベルト式です。いずれも迷わずに作業できる構造ですね。
寝室は「大人ひとり」のゆとり空間
メッシュタイプの寝室は中央部が下から上のスライドジッパー。下部が中央から左右のスライドジッパー。
バスタブ形状のフロア、耐水圧はおよそ5,000mm。一般的なキャンプシーンでは必要十分な数値です。
寝室のサイズは約220(横幅)×100(奥行き)×135(最大室内高)cm。市販のローコットはほぼピッタリ入るとのこと(ローコットを持ち合わせていなかったため、マットレス&寝袋の様子でご確認ください)。
何度か使ったところ、ひとりならテント内で着替えなどをするのに不自由は感じません。
構造上、上に向かって狭くなる空間ですが、写真のように強引に背中を壁面に近くしてみれば、うーん狭いかな?と感じる程度です。
寝室には吊り下げフックが付いています
インナーテントの上部・中央付近にはS字フックが付いています。
ランタンやヘッドランプを吊るすのにありがたい装備。
インナーテントには枕元と足元の2カ所にポケットがあります。カギやメガネなど小物を入れるのに便利です。
前室を有効活用するには「グラウンドスタイル」が推奨
出入り口を開放してみました。前室はソロキャンプの道具をマルッと格納できるほどですし、タープ無しでも快適に過ごせる広さ。
ですが、ローチェアを配置してみたところデッドスペース(チェアの背面側)が際立ちます。ストレスなくソロティピー1単体で過ごすための推奨は、地べたに座るグラウンドスタイルがおすすめですね。
クレイジークリーク ザ チェア 2.0
●サイズ:(約)幅40×高さ41×奥行41cm
●収納時:(約)幅40×高さ41.5×厚み4cm)
●重量:約659g
●素材:200デニールナイロン、EPEフォーム
●収納時:(約)幅40×高さ41.5×厚み4cm)
●重量:約659g
●素材:200デニールナイロン、EPEフォーム
インナーテントを外すとシェルターになる
インナーテントは1分くらいで外せます。シェルタースタイルなら! ということでコット(ローではない)を試しに使ってみました。
さすがに高さがあるため出入り口に干渉するし、頭上には余裕がありません。ソロティピー1の有効活用面積が低い位置であることが、よく分かったのでした。
【実例集3選】ソロティピー1をこんなふうに使っています!
それでは実際のキャンプでどう使っているか、よりリアルな実例スタイルをお見せします。出入り口を開いて張って「ブラインド」
ソロティピーの入り口は観音開き式。写真手前側のように生地を巻き上げて留めるほか、奥側のように生地を開いてブラインドにする張り方が好みです。
風向きが嫌だったり、プライバシーの確保が必要な際は、サッと展開できます。
この場合はトレッキングポールを使用していますが、サブポールでも手ごろな枝でも構いません。
裾のゴムループをポールに引っ掛けて、ガイロープ&ペグでテンションをかけて固定しています。
余分にポールとガイロープがあれば簡単にできるので、覚えておきたいテクニックですね。
雨の心配があるときは「軽量タープとの接続」を
ソロティピー1の天頂部にはループが付いています。ここにカラビナを使って簡単にタープと接続ができます。
筆者の手持ちのタープ(アクアクエスト:guide3×2mサイズ)を接続しました。雨の心配がある場合にはこのスタイルですね。
タープを張るのに使ったのはトレッキングポール1本と、タープ用のガイロープ・ペグ5本です。
天頂部のループにあまり負荷がかからない重量・サイズのタープを選ぶのがいいでしょう。参考までに筆者が使ったのは、アクアクエストのタープ(重量430g、3×2mサイズ)です。
収納袋に「タープを同封」する
ソロティピー1の収納袋には結構余裕があります。ポールを軸にしてしっかりと空気を抜きながら本体を丸めていくと、細長いアイテムを収納できる隙間ができます。
このようにタープ(前出のアクアクエスト)が余裕で収納できました。
使用時に気をつけたいポイント
3シーズンテントの特性を理解する
インナーテントがメッシュだし、フライシートの裾にはスカートが付いていません。いわゆる3シーズンに適した仕様。
筆者は寒くて眠れないのが本当に怖い! なのでマットレスと寝袋の対応温度、寝袋の数に余裕を持たせておくクセがあります。
実際、約0℃(ほぼ無風)の環境で就寝しましたが、寝袋2つにくるまって快眠でした。
ペグは予備を用意しておきましょう
付属のアルミ製V字ペグは、軽量で使い勝手がいいのですが、固い地面を相手にすると曲がってしまいます。そんなとき筆者はハンマーで叩いて元に戻して使っています。
でも正直、曲がりを直すのも面倒なので、今回のように鋳鉄製のペグで代用することが多いですね。
できれば固い地面にも対応するペグ、そしてヘッドに重量のあるハンマーも持っておくとペグダウンが楽なので安心です。
やっぱり1軍入り確定の快適性を持つテントでした
筆者は今までのソロキャンプでは、もっぱらドーム型のコンパクトテント(前室が広いツーリングタイプ・2人用)を使っていました。このソロティピー1と比較した実感、正直に言います。
設営時間は少し短縮したし、居住性は大幅にアップしました。筆者のキャンプスタイルはサイトで長い時間過ごすのではなく、アクティビティ主体。手間が少ないながらも広々と過ごせる快適性は、とても理にかなっています。これから1軍間違いなしのテントです!
バンドック ソロティピー 1人用 BDK-75
●重量:(約)2200g
●サイズ:(約)2400×2400×1500mm
●収納時:約420×190×190mm
●耐水圧:フライシート/約3000mm・インナーフロア/5000mm
●付属品:ペグ×12本・ロープ×4本 ・収納袋×1・取扱説明書
●サイズ:(約)2400×2400×1500mm
●収納時:約420×190×190mm
●耐水圧:フライシート/約3000mm・インナーフロア/5000mm
●付属品:ペグ×12本・ロープ×4本 ・収納袋×1・取扱説明書
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