レトロでカッコいいスタンレーのランチボックス
アウトドアからホームまで幅広いシーンでおしゃれにハマるスタンレー「ランチボックス」。100年以上愛され続けてきたロングセラー商品だけあり、入荷後即完売のショップも多い人気アイテムです。でもこれ、実際のところどう使ったらいいのかよく分からない……という方もいるのでは? ネーミングはランチボックスですが、それにとどまらない色々な使い方ができそうですよね。
愛用歴6年の筆者が、活用術をじっくり紹介!
じつはランチボックスを気に入りすぎて、サイズ違いで2つ持っている筆者。購入してから6年以上たった今も、常に1軍ギアとして愛用しています。今回はそんな筆者の使用例とキャンパーたちの活用アイデアをもとに、そんな活用方法があるのかを詳しくチェックしていきましょう!
サイズの違いや基本スペックについて
サイズは2種類
サイズは5.2Lと9.4Lの2種類。容量の差は4.2Lと結構あり、5.2Lが9.4Lの中にすっぽり収まるサイズ感。重量の差は約500gで、大きさ的には一回り違う感じです。容量 | 5.2L | 9.4L |
サイズ | W285×H210×D130mm | W330×H228×D152mm |
重量 | 1,170g | 1,680g |
素材
ボディは外側も内側も同じで、強度の高いスチール製。耐久性に優れているため多少雑に扱っても簡単に凹むことはなく、フィールドでガシガシ使える非常にタフなアイテムです。ちなみに保冷・保温機能はないので、クーラーボックスとしては使えません。
持ち手
ハンドル部分は軽量のポリプロピレン(プラスチック素材のひとつ)を使用。隙間があるためサッと握りやすく、引っ張ると1.5cm程引き上がるので持ち運びに便利です。
蓋裏はストッパー付き
蓋裏にはボトルなどを抑えて収納できるよう、取り外し可能なシルバーの金具付き。5.2Lにはスタンレーのクラシック真空ボトルの0.47Lが、9.4Lには0.75Lがそれぞれ蓋裏にぴったり収納できるようになっています。内側はシンプルで、蓋が大きく開くため中身が取り出しやすいのがポイント。
ストッパーは簡単に取り外せるので、入れたい物のサイズによって調節できます。
留め金
留め金はバチンと勢いよく閉まるのではなくググッと押し込むように閉まるので、手を挟む心配はありません。留め金の外し方は、バックル部分を上に持ち上げ、引っかかっている部分を外すだけです。
ちなみに小さい方には1つ、大きい方には2つ留め金が付いています。
9.4Lはネイビーもある
カラーはグリーンとネイビーの2種類。よく見かける定番色はグリーンですが、シックで人と被りにくいネイビーも人気。どちらもクラシカルな雰囲気で、レトロや男前など幅広いスタイルのキャンパーにハマるカラーリングです。ちなみにネイビーは日本国内では後発販売で、在庫薄の希少カラー。人と被りたくないという方は、こちらがオススメです!
スタンレーランチボックス 9.4L
●容量:9.4L
●サイズ:W330×H228×D152mm
●重量:1,680g
●素材:本体スチール/ハンドルポリプロピレン
●サイズ:W330×H228×D152mm
●重量:1,680g
●素材:本体スチール/ハンドルポリプロピレン
スタンレー クラシックランチボックス 9.4L ネイビー
●容量:9.4L
●サイズ:W330×H228×D152mm
●重量:1,680g
●素材:本体スチール/ハンドルポリプロピレン
●サイズ:W330×H228×D152mm
●重量:1,680g
●素材:本体スチール/ハンドルポリプロピレン
ここで筆者の愛用例を紹介
スタンレーのランチボックスをかれこれ6年以上愛用している筆者ですが、これまで様々な用途で活用してきました。実際の使用例を紹介するとともに、サイズ感の違いをレビューしていきます!5.2Lは救急箱として
5.2Lは、もしものときのために用意している救急箱として活用。何かと細々したものが多く箱が大きすぎると見つけにくかったり取り出しにくかったりするものですが、5.2Lならコンパクトながらも結構入る上に、ガバッと開けて一目でわかるのでとても使いやすいんです。
9.4Lはペグケースとして
9.4Lは横幅に余裕があるため、ペグケースとして活用。30本以上のペグとハンマーを入れてもまだ余裕があるほどで、蓋裏にはロープやグローブなどを収納しています。汚れてもサッと拭けば落ちやすいので、メンテナンスも楽チンです!というように筆者は“物入れ”としての使い方がメインなのですが、もちろんその名の通りランチボックスとしても活用可能。そこで、どんな食材その他が入るのかも試してみましょう。
ランチボックスとして活用した場合のサイズを比較
こちらは5.2L。ご覧の通りサンドイッチに必要な具材や道具が一通り入ります。内容にもよりますが1〜3人分のランチボックスとして活用できるので、デイキャンプやピクニックに役立ちます。食パンを入れると蓋裏の金具で潰れてしまうため、高さのあるものを入れたときは中のストッパーを外して使用すると蓋がしっかり閉まります。
こちらは9.4L。5.2Lと同じ物に追加して、さらに調理器具その他を収納できます。食パンはすっぽり入り、蓋裏に缶や瓶を入れてもまだ余裕があるほどです。どちらのサイズにするかは、人数やメニューによって選ぶと良さそうですね!
さて、基本のスペックとベーシックな活用法がわかったところで、次はキャンパーたちの活用例をインスタグラムでチェックしていきましょう。
みんなはこうやって使ってる!参考になる5パターン
2人分のピクニックセット(9.4L)
スタンレーのスタッキング真空パイントに、ウッド系の食器類など2人分がすっぽり入ったピクニックセット。蓋裏の金具を外して、そこにランチョンマットを入れて活用されています。キャンプだけでなく、公園や色んなところへ持ち歩きたくなるボックスですね。
開けた瞬間の香りも楽しめるコーヒーセット(9.4L)
ケメックスの3カップにカリタの銅ポットと銅製コーヒーメジャースプーン・自作のレザー鍋敷き・手拭い・ポーレックスのコーヒーミル・ナルゲンボトルに入れたコーヒー豆など、こだわりのコーヒーセットが一通りまとまった贅沢なセット。ガラス製で破損が心配なコーヒーメーカーは、頑丈なボックスで持ち運べると安心です!
キャンプ道具との相性も抜群!(9.4L)
スタンレーのタンブラー・クッカーセット・シェラカップ・OD缶などを収納。高さがあっても、蓋裏の金具にぶつからない位置であれば外さなくてもそのまま使えます。同じスタンレーのアイテムなら見た目もバッチリ、スチール製の無骨さはシェラカップやキャンプ道具との親和性も高めてくれますよ。
ギアの組み合わせが楽しくなる(9.4L)
スタンレーのクラシック真空ボトル0.75Lを蓋裏にセットして、ユニフレームの角形クッカー・スノーピークの和武器とマグ・シェラカップ・オピネルのナイフなどを収納。シンデレラフィットを探して、色々な組み合わせを考えるのも楽しい時間です。
ブレイクタイム用のコーヒー・ウィスキーグッズをセット(9.4L)
豆とミルとドリッパーのコーヒーセットに加え、ウィスキーボトルとショットグラスなど、大人のブレイクタイムグッズを詰め込んだセット。自分だけのお気に入りアイテムを入れて持ち歩くのは、いくつになってもワクワクします!みなさんそれぞれのグッズを入れて、ランチボックスを活用しているようですね。使い方のイメージが湧いたところで、購入する前に知っておくと良い点もチェックしておきましょう。使っている上で、筆者が若干気になっている2点をまとめます。
ユーザーならではのちょっと“惜しい”ポイント
留め金が硬い・・・
ボックスを開け閉めするのに、慣れるまで留め金が硬く感じることがありました。さらに5.2Lは1つに対して9.4Lは2つあるので、ちょっと面倒に感じるかも……?その分しっかりと安全に閉まるので、持ち歩いている時に開いてしまうという心配はありません。
錆びやすいため、濡れに注意
濡れると錆びやすいという点は、スチール製には致し方ないデメリット。実際に筆者のボックスも内側がこのように錆びてしまっています……。水に濡らしたり雨ざらしにならないように注意して、万が一濡れたときは乾いた布でしっかりふき取るようにしましょう。
スタンレーのランチボックスは、一生モノ!
何年経っても飽きることなく愛せるシンプルなルックスと、孫の代まで受け継がれるタフさが自慢のランチボックス。使い込むほどに味と愛着がわき、ランチボックスとしてだけでなく、マルチな使いが楽しめますよ。今回紹介したサイズ比較や実例を参考に、ぜひキャンプで日常で活用してみてはいかがでしょうか。
The post 【愛用歴6年】「スタンレー ランチボックス」の“ちょうどいい使い方”教えます first appeared on CAMP HACK[キャンプハック].