CAMP HACK × ソトレシピ
キャンプ料理専門のレシピサイト「ソトレシピ」で掲載されたレシピをCAMP HACKでもお届けする連携企画です。今回のテーマはシェラカップでの炊飯!
シェラカップで炊飯ってできるの?
シェラカップは直火OKなので、煮る・焼くなどクッカーとしても幅広く使えるアイテムで、もちろん炊飯も可能! 300mlくらいのサイズのシェラカップでは半合、450ml以上で1合のご飯を炊けます。シェラカップはお茶碗1杯分を炊飯できるので、一人飯のときにちょうどいいんですよ。
この記事ではシェラカップでおいしく炊飯するポイントやレシピ、1合炊きにおすすめのシェラカップを紹介します。まずは、おいしく炊飯する9つのポイントを簡単にご紹介! これを踏まえて炊飯レシピに挑戦してみてください。
シェラカップでおいしく炊飯する5つのポイント
1:炊飯はステンレスのシェラカップで
チタン製のシェラカップは熱伝導率が悪くて局部加熱が起こりやすく、炊飯だと焦げやすかったり水っぽくなることも。炊飯の場合、熱伝導率が良い素材のほうが均等に熱が当たるので、美味しくなります。熱伝導率の高さ比較
アルミ > ステンレス > チタン
2:サイズに合わせた分量で炊く
各サイズの炊飯可能量は、シェラカップに米を入れたときに半分以下で収まるかどうか。半分スペースがあれば、炊いている最中に米があふれることもなく炊飯できます。
お米と水の割合は非常に重要なので、間違えないように家でお米と水をはかって持っていくのがオススメ。当日現場にはシェラカップとお米しかない場合は、以下を目安にシェラカップのメモリに対するお米と水の分量を調整しましょう。
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スノーピーク(snow peak) マグ・シェラカップ 310ml E-103
●サイズ:φ122×45mm
●容量:310ml
●材質:SUS304
●容量:310ml
●材質:SUS304
TSBBQ ステンレスシェラカップ
●材質:18-8ステンレス(内側鏡面仕上げ)
●容量:320ml
●サイズ:全長/175mm(ハンドル含む) 外径/120mm 底面/77mm 高さ/52mm
●容量:320ml
●サイズ:全長/175mm(ハンドル含む) 外径/120mm 底面/77mm 高さ/52mm
▼オススメのシェラカップはこちら!
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キャプテンスタッグ ビッグシェラカップ
●サイズ:(約)外径140×高さ60mm
●材質:ステンレス鋼(クロム18%・ニッケル8%)
●容量:(約)640ml
●材質:ステンレス鋼(クロム18%・ニッケル8%)
●容量:(約)640ml
3:しっかりとお米に吸水させる
お米を研いだあとは、分量の水に漬けて30〜90分ほど吸水させましょう。こうすることでふっくらつやつやな仕上がりになります。お米の吸水スピードは水温が高ければ早くなり、低いと遅くなるので、季節に応じて以下を目安に吸水時間をとってください。
吸水時間の目安
夏:30分程度
冬:60~90分程度
春・秋:45分程度
長時間経ってしまうことがあらかじめわかっている場合は、塩をひとつまみ入れておくと殺菌効果に期待できます。
4:フタは必須なので用意を
シェラカップでの炊飯にはフタが必要です。次のいずれかでフタを用意しておきましょう。
頻繁に炊飯しない方はわざわざフタを購入する必要もないので、アルミホイルでOK。どれも仕上がりにはそこまで違いはでません。
5:バーナーパットで均等に熱を与える
ワンバーナーや固形燃料を使うと一箇所に熱が集中して焦げや芯が残る原因になります。できればバーナーパットを使ってシェラカップ全体に熱がいきわたるようにしましょう。
特にチタンのシェラカップの場合は熱伝導率が悪いので、バーナーパットで少しでも熱が全体に当たるようにするのが理想的。バーナーパットを敷くとゴトクの上でシェラカップが安定する効果もあります。
バーナーでシェラカップ炊飯レシピ
それでは王道のワンバーナーでシェラカップ炊飯に挑戦してみましょう。今回使用するのはレギュレーターストーブ ST-310で0.5合を炊飯する手順を解説。
どのワンバーナーでもこのレシピで炊飯できるのでご参考ください!
道具
材料
手順
(1)お米を研ぎ、水を切る。(無洗米は必要なし)シェラカップにお米と分量の水を入れて30〜90分吸水させる(2)フタをせず強火にかける
(3)適度に優しくかき混ぜ、沸騰し始めたらフタまたはアルミホイルを被せる
〈ポイント〉
シェラカップ炊飯では最初は強火で熱し、沸騰したらフタをしてとろ火で炊きます。沸騰するまではお米全体の熱が均一になるように適度にかき混ぜるのもポイント。焦付きを防ぐ効果があります。
パチパチ音と香ばしいかおりが消火の合図
(4)とろ火で10〜12分程度加熱しパチパチと音が聞こえてきたら火を止める
〈ポイント〉
とろ火にかけておくとパチパチという音が聞こえてきて、お米が焼ける香ばしい匂いがしてきます。この音と香りが火を消すタイミングの合図です。
(5)火を消したあとはフタをしたままタオルで巻いて15〜20分程度蒸らす
〈ポイント〉
お米は数十分煮ただけでは粒の内部まで水分を均等にいきわたらせることができません。火を止めた直後はお米の表面に多くの水分があり、蒸らすことでその水分が内部へ浸透し、芯がなく水っぽくないご飯になります。
(6)フタを開けてしゃもじでさっくりと混ぜて完成
〈ポイント〉
蒸らしが終わったらフタを外してスプーンで底からひっくり返すようにさっくり混ぜます。こうすることで水分のばらつきがなくなるのと、余分な水分が蒸発し、一粒一粒がつやつやとした仕上がりになります。
固形燃料でシェラカップ自動炊飯レシピ
最近は自然に鎮火する固形燃料の特徴を活かして、自動レシピがキャンパーの間で流行っていますね。そこでシェラカップでの自動炊飯方法もご紹介。
せっかくなら安いほうがいいので100円ショップの道具を活用します。自動レシピなので、炊飯中におかずが作れちゃいますよ!
道具
材料
手順
(1)お米を研いで水を切り(無洗米は必要なし)、 シェラカップにお米と分量の水を入れて30〜90分吸水させる(2)シェラカップにフタまたはアルミホイルをして固形燃料に火をつけ、火が消えたらフタをしたまま10〜15分ほど蒸らす
(3)フタを開けてしゃもじでさっくりと混ぜて完成
〈ポイント〉
シェラカップにアルミホイルを敷いて、固形燃料を入れれば即席の風防になります。今回はその上にクッカースタンドを置いて調理しました。
1合炊きには“シェラどんぶり”がオススメ
300mlくらいのシェラカップの炊飯量は0.5合が限界なので、少ないと感じる方は大きめのシェラカップがオススメ。1合のお米を炊きたいときは400ml以上のシェラカップを用意してください。基本的には同じ手順で炊飯できます。
ビッグサイズのシェラカップのなかでも、ソトレシピがオススメするのは「シェラどんぶり」! 900mlの大容量で最大1.5合まで炊けます。どんぶり型なので炊いたご飯の上に具を乗せれば、どんぶりとしてそのまま使えるのもポイント。
デフォルトでフタ付きのアイテムなので、炊飯にはぴったりなんです。
【シェラどんぶり】
サイズ:本体/φ14.8cm×H7.4cm
素材:ステンレス
価格:3,300円(+税)
商品詳細はこちら
シェラカップ炊飯でおいしいキャンプライフを
シェラカップでの炊飯をマスターすれば、いつでも簡単においしい白米を食べられるようになりますよ!この記事を参考においしいキャンプライフをお楽しみください!
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