YURIEさんが行く!おしゃれで気ままなバンライフ
キャンプだけでなくライフスタイルからファッションまで、そのセンスが多くのアウトドアファンから注目されているYURIEさん。愛車のバン「サンシー号」で行くアウトドアライフをつづります!YURIE
1988年群馬県生まれ。キャンプや旅・アウトドアを楽しみながら、その魅力を「ソトアソビ」というライフスタイルとして発信。グランピング施設のスタイリングや執筆のほか、ファッションや雑貨の商品企画・アウトドアアイテムのプロデュースも手がける。
インスタグラム(@yuriexx67)のフォロワー数は約7万人。愛車のVAN(サンシー号)で日本各地を旅するのが好き。著書に『THE GLAMPING STYLE 〜YURIEの週末ソトアソビ〜』(KADOKAWA)がある。
公式サイト www.yuriexx67.com
冬のサンシー号の旅、快適化計画!
ヤッホー! YURIEのゆるっとバンライフです。今回は冬の車中泊の防寒対策について紹介します。冬の夜や標高の高い場所など、極寒で眠れなかった経験はありませんか? わたしは、いっぱいあります(笑)。そういった経験を糧に、創意工夫して快適レベルを上げていくのも車中泊の楽しみのひとつですよね。
ということで、プラダン(プラスチック素材のダンボール風シート)をDIYしてサンシー号専用のシェードを作ってみました! 窓からの冷気をシャットアウトすることで車内の温度を下がりにくくするものですが、効果やいかに? ほかにも私が愛用している車中泊グッズをゆるっと紹介していきますよ。
それではレッツゴー!
シェードの材料はこちら
シェードの材料となるプラダンを、近所のホームセンターで買ってきました。カラーはサンシー号にぴったりのオレンジをチョイス! サイズは横182cm×縦91cm×厚さ4mmで、金額は800円ほどでした。
それではさっそくシェード作りの開始。図工の時間みたいでテンション上がりますね。ちなみに通知表で図工は5段階評価でずっと5でした(いきなりプチ自慢)!
STEP① 新聞紙で型紙を作る
まずは窓に合うサイズで新聞紙の型紙を作るのですが、これこそが成功のカギ! ていねいにマジックペンで縁取りをしていきます。簡単そうに見えて結構難しい……2回くらい失敗してしまいました。でも3回目で無事に完成。STEP② 型紙を使ってプラダンに線を引いてカットする
線がずれないように慎重に……プハ~ッ! 何かこういう作業しているときって息を止めてしまいがちなのは、わたしだけですかね?線を引き終わったらカットするのですが、結構硬いので切れ味の良いハサミを使用するのがオススメです。ここまでくれば、もう終わったも同然。
カットが終わったら窓に合わせてプラダンをはめていきます。
窓にはめて完成!
ジャジャーン! ぴったりフィットしました。感無量です。前部座席は元々持っていた銀マットがあったので、今回は後部座席用のみ作成。オレンジカラーがサンシー号にぴったりで大満足です。カーテンだけでは心細かったプライバシー確保も、シェードをつけたことでこれでバッチリ。テンション上がって“San Sea”と落書きをしてみました! 太陽なら本来Sunですが、わたしの中では太陽サンサンのSanなのでスペルミスではございません……いや、本当は間違えました(笑)。
シェードも無事完成してひと段落ついたところで、今回は私が冬の車中泊で愛用しているオススメグッズを紹介します!
その1:ハクキンカイロ
最近仲間入りした、小さいのに頼もしいヤツ。ベンジンという薬品をカイロの中に入れて、プラチナとの熱反応で温めます。燃焼していないので有害物質は排出されず、車内での使用もOK。たったの1ccで1時間ほど暖かさが持続するうえ、熱量は使い捨てカイロの約13倍というからびっくりですよね! これで手や足の冷えを防いでいます。
ハクキンカイロ ハクキンウォーマー
●サイズ:幅80×奥行22×高さ150mm
●材質:カイロ本体/真鍮、火口/プラチナ・ガラス繊維、中綿/脱脂綿
●材質:カイロ本体/真鍮、火口/プラチナ・ガラス繊維、中綿/脱脂綿
その2:ペンドルトンのドローユーティリティーバッグ
こちらはわたしとペンドルトンのコラボで製作したアイテム。寝袋を収納するのにぴったりのサイズで、手前味噌ですが大変気に入っています!収納時は大きめのクッションとして使用可能で、中綿はダウンなのでよりかかっているだけで背中が温かくなります。
開口部が大きいので、狭い車内でも寝袋を出し入れしやすいのがとても快適。付属の小さい収納袋にしまうのが苦手なわたしにとっては、ぴったりのアイテムなんです。
寝袋から出したあとは車内のフックに引っ掛けて衣類入れとしても使っています。
その4:Sugiyamaの電気毛布
スギヤマさんは、わたしの防寒対策の最終兵器。優秀すぎて呼び捨てにすることなんてとてもできません! 出力は55Wで、LACITAのポータブル電源エナーボックスで使用できます。丸洗いできるので衛生的にも扱いやすいですし、日本製というのも安全面の嬉しいポイント。
温度帯は3段階で調節でき、「中」でも結構温かいです。しかも室温センサーがついていて、毛布の温度を自動調整してくれる安心仕様。
スギヤマさんで寝袋内を温めておくと、入った瞬間まるで温泉に浸かったような気分が味わえてとてもハッピーになります。
椙山紡織 電気敷き毛布
●サイズ:140 × 80cm
●コード長:電源側/約1.9m、本体側/0.6m
●素材:ポリエステル70%、アクリル30%
●重量:約0.7kg(コントローラ含む)
●定格:55W
●消費電力:強/約31Wh、中/約18Wh、弱/約3Wh(1時間あたり)
●コード長:電源側/約1.9m、本体側/0.6m
●素材:ポリエステル70%、アクリル30%
●重量:約0.7kg(コントローラ含む)
●定格:55W
●消費電力:強/約31Wh、中/約18Wh、弱/約3Wh(1時間あたり)
その5:ビオデルマのクレンジング水
コットンで拭き取るだけでメイク落とし・洗顔・うるおいケアができちゃう優れもの! アウトドア環境だと温水が出ない洗面所が多いので、冬に重宝しています。寝袋に入る前にささっと使用できるので、大のお気に入りです。その6:ニーフ サバイバルソックス
冬の車中泊では厚手の靴下が必需品。足が冷えると、身体全体が冷えてしまいますよね。ニーフは北アメリカで設立されたブランドで、アルパカのウールを使用しているため保温性は抜群。内側はパイル仕様になっているため、履き心地も申し分ナシ! これはもはや寒い日に履くのが楽しみなレベルなので、本当に温かい靴下を探している方にオススメです。
その7:アロマオイル
車内でリラックスするために使用しているのが、アロマオイル。ラベンダーとヒバの木のオイルが最近のお気に入りです。今日は、ヒバにします。薪をディフューザー代わりに。心地いい森の香りが車内に広がります。心がポカポカになりますな。
これで気持ちよく眠れるぞ! おやすみなさい〜。
いかがでしたでしょうか。これで真冬の車中泊もバッチリ! のはずです。正直プラダンは熱に強くないので冬限定のシェードになります。遮熱効果も銀マットの方があるはずなので、今回のDIYがすべてのバンライファーにオススメできるかというと、そうでもないのかもしれません。
でもわたしの場合は自家製シェードをつけたことで、より一層サンシー号に愛着が湧きました! それにオレンジカラーで、車内が温かく感じる副次的効果も。
みなさんも世界に一つだけのオリジナルカラーのシェード、作ってみてはいかがでしょうか。次回のゆるっとバンライフも乞うご期待! バイバーイ。
YURIEの過去記事一覧はこちら!The post 冬の車中泊を快適化!シェードDIYと7つのオススメグッズ【YURIEの“ゆるっと”バンライフ #18】 first appeared on CAMP HACK[キャンプハック].