楽しい川遊びは「水難事故の危険」と隣り合わせ

そこで気を付けたいのが水難事故。残念ながら毎夏起こっている水辺のアクシデントの中でも、川が現場となる事故が多く発生しています。
特に危険度が高いのは「子供」

水難事故の犠牲者に見る子供の割合

子供の死者・行方不明者の事故の発生場所は約半数が河川。そしてその誘因の半数が、水遊びです。

ちょっとしたケガから絶対に避けたい生命に関わる水難事故まで、水際には様々な危険が潜んでいます。そのどれにも見舞われずに子供が安全に楽しめるよう、保護者がしておくべき準備や対策を今一度確認しておきましょう!
安全な川遊びの心得【装備編】
1. ラッシュガードは必須

川では、岩場や木の枝などで肌を切ってケガをしてしまうこともあります。ラッシュガードは必ず着用させましょう。
2. ゴムサンダルはNG

また川で滑ると、深さのないところでもパニックになって水を飲み溺れることも。このようなことがないためにも、底がしっかりしていて滑らない、コードやマジックテープで足首を締められるマリンシューズを準備しましょう。
キャプテンスタッグ マリンシューズNEO-2 ジュニア
●サイズ:S/16~18、M/19~21、L/22~23
●重量:250g(Mサイズ)
●材質:表皮/ナイロン、中層/指定外繊維(エチレン酢酸ビニル)、底/合成ゴム
●重量:250g(Mサイズ)
●材質:表皮/ナイロン、中層/指定外繊維(エチレン酢酸ビニル)、底/合成ゴム
色は画像で見るより落ち着いた感じ。かわいいです。サイズは普段19-20cmの子に購入。足が分厚い子なので、はきぐちはきつそうです。履いてしまえば、ゆとりありです。ぴったり。このタイプは中敷が外せます。
出典: 楽天市場
マリンシューズ キッズリーフツアラー
●サイズ展開:15~22 cm
●カラー:ピンク、ブルー
●カラー:ピンク、ブルー
本製品はハイカットで砂が入らないですし、フィンを履いてもかかとが擦れない長さがあるので気に入っています。
ウエットの素材でできているため、砂が入らずストレスフリーです。
岩場で使うにも底がしっかりしてますし、肌が露出しないので擦り傷予防に良いです。
コスパも◎
出典: 楽天市場
3. 浮き輪は危険

抜け落ちたりひっくり返ってそのまま流されてしまうなど、実は危険なケースもあるのです。

急に落水してしまっても浮き上がれる、ライフジャケットの着用が正解です。
4. “掴まれる物”を用意

レスキューロープや水を入れた2Lサイズのペットボトルにロープを結びつけたものなどがあれば、救助の際に役立ちます。
5.体調を調える

そして次からは、現地での留意点。実際に川で遊ばせる時は、どこに気を付けるべきなのでしょうか?
安全な川遊びの心得【遊ばせ方編】
1. 子供だけで行かせない

しっかりと見える位置で大人が見守り、幼児は必ず水に一緒に入り常に側に付き添いましょう。
2. ポイント(場所)に注意

また陸の様で一見安全そうな”中州”は、上流で雨が降ったりダムからの放水で増水した際に流されてしまう危険も。岸に戻れず取り残されるなどの事故が多い場所でもあります。
3. 水嵩の目安

危険水位の目安は、膝上かどうか。水嵩が子供の膝より上の場合、歩けても急な天候の変化などで増水するとたちまち流されてしまう危険が高くなってしまいます。
4. 天気の変化に注意

上流の天気が悪くなると、川全体の水嵩も増すことがあります。
5. 水中での親の立ち位置
基本中の基本ながら意外と疎かになりがちなのが、親の立ち位置。当たり前のことですが川は上流から下流へと流れています。万が一流されてしまった場合でも、親が川下側に立っていれば受け止められる確率が高くなります。
しかしどんなに注意を払っていたとしても、事故を完璧に防ぐのは難しいもの。万が一の事態にそなえて、覚えておくと良いことがあります。
それでも溺れてしまった時のために、覚えておきたいこと
流されたら泳ごうとせずに「浮く」

少しでも軽くするため服を脱ごうとすると、パニックに陥ることも。水中で脱ぐことは無理に等しいので、できるだけ慌てず近くにある何かに掴まることに意識を向けましょう。
すぐに飛び込むのは二次災害の危険も


また川遊びの危険性について、事前にいろいろと学んでおくことをおすすめします。例えば河川財団の「子供の水辺サポートセンター」のサイトには、全国の水難事故マップをはじめ安全な川遊びのための情報が網羅されていますよ。
詳しくは、こちら
「たかが川遊び」と、タカを括らないことが安全への第一歩

自然の力を前に私たちの存在は小さいもの。保護者が自然をしっかりと理解し、自然に逆らわず細心の注意を払うことで子どもの安全を確保してあげましょう。