言わばスマート乾電池。ミニ四駆などが操作できるようになるという、夢のあるガジェットです。
MaBeee は、乾電池で動く製品をスマホでコントロールするためのプロダクト。単3乾電池型で、中に単4乾電池を入れて使います。専用のスマホアプリが用意されており、これを使うことで、電池の出力調整が可能に。つまり、おもちゃの電車を走らせたり、ストップさせたり、速度を変えたりといったことができるというわけです。
アプリはさまざまなモードを搭載しています。スイッチによる出力のオン/オフのほか、スマホの振り方や傾きでコントロールするモード、音やスマホとの距離に反応させるモード、電車の運転台のようにレバーで操縦するモードなど。タイマーによるオン/オフ設定もできます。
アプリは最大で10台の MaBeee と同時に接続できるので、たくさんの製品を一度に動かすことも可能です。
MaBeee のおもしろさは、単3電池で動くものであれば何にでも使えるところにあるでしょう。ただ、出力の調整が役に立つ製品は意外と限られており、電池でモーターを駆動させるもの……ミニ四駆やプラレールといったおもちゃの類が自ずと中心になるようです。
geared的にはアウトドアのライトやランタンの遠隔操作に使えるなと感じました。単3電池4本までの製品で使用可能とのこと(MaBeee はそのうち1本でOK)。LEDライトの場合は調光できない場合があるようです。
メーカーは親子で楽しむ用途をアピールしていますが、確かに子供がIoTの仕組みを理解する入り口として最適なプロダクトかもしれません。モーターを使った工作に使えるのも魅力的ですね。
MaBeee は昨年のクラウドファンディングを経て、8月4日(木)に一般販売がスタート。なお、8月6日(土)・7日(日)に東京ビッグサイトで開催される〈Maker Faire Tokyo 2016〉にて体験会が実施されます。