
PAAGO WORKS の NINJA TARP といえば、これまでのタープの常識を覆す張りやすさと設営の自由度で、小型タープとしては異例の大ヒットを飛ばしたことは記憶に新しいところですが、今回、そこに待望の専用インナーテントが登場します。その名も NINJA NEST!

一見、普通のインナーテントだが PAAGO WORKS らしいアイデアが満載された NINJA NEST。
冒頭で「タープの常識を覆す」と紹介した NINJA TARP ですが、まず大きな特徴はその名の元になった各辺の中央部がすこしへこんだ手裏剣状のシルエット。これにより4隅をペ グダウンすればポールからガイラインを引かなくとも立たせることができ、ひとりで設営するのが大幅に楽になりました。

中央のポールからガイラインを引かなくとも立たせられる。

周囲24箇所に取り付けられたトグルに簡単にガイラインを着脱できるので、様々なスタイルでの貼り方が可能。

このようなオーソドックなスタイルはもちろん……

床を作って簡易ツェルトに。

さらにスリーブに内蔵されたゴム紐を引くと……

幕体を絞り込むことも可能。
さて、ここからが本題の NINJA NEST です。NINJA TARP と組み合わせた基本形の姿は クラシカルなA型テントのようにも見えますが、PAAGO WORKS が作るからにはそれで済むはずありません。まず、床面積は180x190cmとほぼ正方形サイズ。長辺が190cmとやや短い気もしますが、壁面が垂直に立ち上がっているので窮屈な感じはまったくしません。

何度も試作を繰り返して180cmに決まったサイド幅。マットを2枚敷いてもゆとりがある。

絶大な安心感=リラックス感を生むバスタブフロアの深さ。

メッシュとサイドパネルの片側はフルオープンできる。ポールの位置を低くすればちょっとした雨ならこのままでも凌げそう。

上の状態から両側をオープンしたさらに開放感溢れるスタイルにするのも非常に簡単。

メッシュはテント内部の間仕切りとして活用することもできる。
「タープの使い方って2種類あって、ひとつはタープ単体でデイキャンプや泊まりで使うことですけど、もうひとつがテントと組み合わせて前室代わりに使うこと。でも、テントとタープの組み合わせって空間効率がむちゃくちゃ悪いんですよ。タープの下で過ごすには結局、椅子や敷物が必要だし、なのに寝る場所は奥のドームテントの中だったりして、面積を取るわりに効率が悪い。タープの下で過ごすにはもっと別の形があるんじゃないかとずっと思ってたんです。
一方で NINJA TARP は普通にタープとして使ったりツェルトやシェルターみたいに使ったり、どんな風にも使えるのが特徴なんですけど、お客さんからはもっとテントとして使えるようなインナーテントやバグネットが欲しいという要望もあったんです。バグネットは自分も欲しかったので、最初はバグネットとして企画がスタートしたんですけど、ストイックな軽いものは他所のメーカーさんにもいくらでもあるから、それを活用していただければいい。ウチが作るなら、もっとゆったり使えてのんびりできるものにしようと思ったんです」

忍者の茶室!? ユーモラスなタグ。
PAAGO WORKS は、これからキャンプとハイクとランという3つのカテゴリーに分けて商品展開していくんですが、キャンプの世界って成熟しきっているから、普通に便利とか快適じゃ飽き足らなくなっている人がたくさんいる。そういう人たちに支持されるような、一風変わったものを作っていきたいなと思っています」

収納サイズもコンパクト。装備を分け合う2人キャンプではかなり魅力的な選択肢では。
取材時、晴れた公園に NINJA NEST を張って腰を下ろしてみると、いつまでもそこにいたい誘惑に駆られました。公園でこれなのですから、もしさらにロケーションの良い大自然にこれを張れたら……。「あの場所でこれを使ってみたい」と思わせてくれる道具など、滅多にありません。NINJA NEST は、そんな数少ない道具のひとつではないでしょうか。
- 製品名
- NINJA NEST
- メーカー
- PAAGO WORKS
- 価格
- ¥24,000(税別)
- 発売日
- 2017年4月中旬予定