ホグロフス による2017年春夏期のコレクションから注目のアイテムをピックアップ。前回に引き続き、いまの季節に使える羽織りものをご紹介しましょう。
この BOA HOOD は今季、2年ぶりに復活したフード付きのソフトシェル。ストレッチ性が抜群のオリジナル素材 FLEXABLE を使っており、とても動きやすいのが特色です。確かな耐久性を備えつつ、内側は起毛仕立てで肌触りは柔らか。ハードなアクティティビティにも対応します。
FLEXABLE はノンメンブレン素材なので、通気性に秀でていることも見逃せません。汗抜けがよく、着っぱなしで行動できる。もちろんソフトシェルに求められる撥水性と防風性も確保しており、ちょっと雨がパラつく程度であれば、これだけで凌げるでしょう。
フロントのポケットが大きめに設けられており、ハンドウォーマーとしても機能します。BOA HOODはもとより透湿性が高いのでベンチレーションはありませんが、それでも換気したい場面では、中がメッシュのこのポケットが役立ちます。
フードは体にフィットするタイトなつくりで、防寒としても重宝するでしょう。
ゴールデンウィークを控えていますが、この端境期は昼間は暖かくても朝晩は冷え込むし、天候も変わりやすい。中級山岳や、東北エリアなどの雪が残った山であれば、なんらかの羽織りものが必須です。そういった用途に BOA HOOD はぴったりハマるはず。
さらに、例えば旅行を兼ねたトレッキングであれば、BOA HOODの使い勝手がなおさら引き立ちます。
なにしろ、単純にルックスが良い。リニューアルした BOA HOOD は杢の風合いが一般的なソフトシェルとは一線を画す魅力を生み出しています。以前のモデルにあったサムホールが排されるなどして、よりシンプルに仕上げられました。
いい意味で「山の装備」っぽさがない、普通のジップアップパーカーに近い佇まい。このやり過ぎてない、抜けた感じが街に映えるのです。
それでいて、コットンのパーカーなどよりもソリッドな印象なのも魅力的ですし、ウェアとしての機能性については先述の通りです。
近年の ホグロフス のラインナップを見ると、山でしっかり機能しつつ、街でもいい感じで使えるウェアがとても目立ちます。この傾向を、今季にもっとも体現しているのがこの BOA HOOD と言えるでしょう。
春のトレッキングに、旅行に、街中に、このスタイリッシュな一着を羽織ってでかけてみてはいかがでしょうか。