軽量カーボンフレームに電動コンポーネントを搭載した最新鋭のロードバイクは、ロードレースやそのためのトレーニングなどでオンロードを走る上では最高の相棒となります。しかし、マイペースで移り行く景色や地形の変化を噛み締めながら走りたいと望むなら、JAMIS(ジェイミス)のクロモリバイクは魅力的な選択肢となるのではないでしょうか。
QUEST COMP
QUEST(クエスト)シリーズは、JAMISが1988年に登場させて以降アップデートを繰り返しながら販売されてきたスチールフレームのロードバイクです。今回紹介するのは、レイノルズ520クロモリチューブを採用した「QUEST COMP」というモデル。
QUEST COMPは、フレームのヘッドチューブと呼ばれる部分が長めに取られており、ハンドルを高めの位置にセット可能。そしてヘッドアングルもやや寝かせてあります。ホイールベースも長めに取られているので、リラックスした乗車姿勢で、ゆったりとしたサイクリングを楽しむことができます。クロモリフレームが持つ振動吸収性能の良さに加え、このQUEST COMPではフロントフォークがカーボン製となっているので、ロングライドで疲れにくいのもポイントです。
タイヤは700×25Cを標準装備し、28Cまで装着可能。フロントギアは今どきのロードバイクでは珍しいフロントトリプル(50/39/30T)で、リアのスプロケットは最大32Tまで装備していますから、峠越えの多いロングライドでも心強い味方となるでしょう。
RENEGADE EXPAT
そしてもう1台は、同じくレイノルズ520クロモリチューブを採用した「RENEGADE EXPAT(レネゲート・エキスパット)」。こちらは、オンロードだけでなくオフロードを含むサイクリングを得意とする、「アドベンチャーロード」と呼ばれるジャンルの自転車です。
速くて快適なロングライドを楽しめるフレームジオメトリーを持つ、RENEGADE EXPAT。タイヤは700×36Cを標準装備し、最大40Cまで装着可能なクリアランスがあります。太めのタイヤはオンロード走行だけであっても、乗り心地の良さや細かな段差が気にならないというメリットがあります。ムはチューブレスレディなので、後々チューブレスタイヤに交換することも可能です。
フレームにはボトルケージ台座が3箇所あり、前後にキャリアの台座もしっかり装備。バイクパッキングにするか、キャリアを装着するかはあなた次第。あらゆる路面を走破できる旅バイクという立ち位置ですが、コミューターにもぴったりの1台と言えるでしょう。カーボンフレームやアルミフレームもあるRENEGADEシリーズですが、筆者はこのクロモリモデルがいちばん気になります。
- 製品名1
- QUEST COMP
- 価格1
- 110,000円(税別)
- 製品名2
- RENEGADE EXPAT
- 価格2
- 139,000円(税別)
- メーカー
- JAMIS