レースシューズは機能性を切り詰めたソールの薄いもの……というイメージを打ち破るナイキの新提案。その実力の程や如何に?
新たにお目見えする ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% はマラソンランナーのためのレースシューズ。そのいちばんの特色は、Nike ZoomXというミッドソールを搭載している点にあるでしょう。一目瞭然のボリュームのあるつくりで、アキレス腱への負担を抑えるべくドロップ差は10mmに設定されています。この厚めのソールが、豊かなクッショニングと反発力を生むのだそう。
ソールにはカーボンファイバーのプレートが挿入されているのも特筆すべきポイントでしょう。このパーツも足を送り出す推進力に貢献するのです。
このシューズの背景には、ナイキ肝入りのプロジェクト「Breaking2」があります。これは、フルマラソンで2時間を切る記録を実現しようとする壮大な取り組みで、そのためにランの固定概念から離れ、より速く走るためのウェアやシューズをまっさらな地平から研究・開発しています。その成果が落とし込まれたモデルが、この ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% というわけです。
モデル名の「4%」は、同メーカーの既存ラインナップのなかで最速のマラソンシューズよりもランの効率を4%向上させたことを意味しているとのこと。
ソールの厚いランシューというアプローチ自体は、HOKA ONE ONEの人気などによって浸透しつつあり、いまや決して珍しいものではないでしょう。しかし、ナイキというメジャーの筆頭メーカーがこういったシューズを送り出すインパクトはなかなかに大きいのでは。
そして、何よりも速さを追求した結果として、この厚底にたどり着いたことがおもしろく感じられました。
ナチュラルランニング志向の方にはハマらないでしょうし、ユーザーを選ぶタイプのモデルかもしれません。しかし、こういう斬新なモデルが選択肢に加わることには単純にワクワクさせられます。マラソンで2時間を切るための研究成果が注がれた……と謳われると、シリアスランナーでなくとも試したくなりますよね。
ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% は6月下旬発売予定。同様に、Breaking2プロジェクトの成果を元に開発されたレース&トレーニング兼用モデル ナイキ ズームフライ と ナイキ エア ズーム ペガサス34 がこれに先駆け6月8日(木)リリース予定です。- 製品名1
- ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%
- 価格1
- ¥24,000(税別)
- 製品名1
- ナイキ ズームフライ
- 価格1
- ¥33,000(税別)
- 製品名1
- ナイキ エア ズーム ペガサス34
- 価格1
- ¥33,000(税別)
- メーカー
- ナイキ