小さい子供とのキャンプは、けっこう難しい…
ぐずったり泣き止まなかったり、大人の思うようにいかない子供達。それに加え、キャンプとなるとテント設営やご飯の支度など、やることはいっぱい! 気付いたらチェックアウトの時間で「なんだかバタバタで終わってしまった……」なんてことも。せっかくのキャンプ、お父さんお母さんもストレスフリーに楽しみたいですよね。
ママたちが集まるキャンプイベントに参加!
そんな課題を解決すべく、今回初めて“mama camp(ママキャンプ)”というイベントに参加してきました。そこでは0歳の赤ちゃんから5歳の未就学児をもつ家族が数組集まり、1泊2日のキャンプを共に楽しむというもの。今回このイベントで得た、ストレスフリーなキャンプへの糸口となるアイデアをご紹介します。世のファミリーキャンパーや、これから子供とキャンプへ行きたいと考えている方は必見です!
ママが集まる「mama camp」ってどんなイベント?
このイベントは「CAMMOC(キャンモック)」という女性3名のクリエイターズユニットが主催している、妊婦さんやママがリラックスするためのグループキャンプイベント。自然に触れながら子供とゆっくり向き合ったり、大人だけの時間を楽しんだり、ママが楽しんでもらえるようサポートしてくれます。
ママのためのノウハウが詰まっていた!
なかなか思い通りに行かない子連れキャンプを、どうストレスなく楽しめるか。ママキャンパーでもあるキャンモックの三沢さん(写真後列左)と三宅さん(写真前列左)に、そのノウハウをたっぷりと教えてもらいました!第15回目(2019年6月)となる今イベント。筆者は、0歳9ヶ月、4歳、と夫の4人家族で参加してきましたよ。
ママキャンプで学んだ、ストレスフリーな子連れキャンプ術
①自由に動き回れる安全なスペースを作る
キャンプ場に着いてから、ずっと抱っこやおんぶではパパママも大変! シートやラグを敷いて子供が自由に動き回れるスペースを作ってあげると、お互いにストレスなく過ごせます。このときなるべくキャンプ場の中心や危険のない場所に広げ、虫除けスプレーなどを周りに吹きかけておくと安心です。
②パパママがキャンプを楽しむ
こういった精神的な心構えも、子連れキャンプではとても大事なメソッド。子供の為にと頑張りすぎず、まずはパパやママがキャンプを楽しむことが大切です。お互い得意なことや好きなことをキャンプに取り入れたり、ひたすらボーッとしてみたり……。パパママがリラックスして楽しんでいると、その雰囲気は子供にもしっかりと伝わり、自然と機嫌良く過ごしてくれるようになります。
③知っておくと便利な手遊び歌
今回ベテラン保育士さんによる、色々なワークショップがありました。なかでも“手遊び歌”は道具やおもちゃの必要がなく、どこでも気軽に楽しめるのでキャンプにぴったり!一つだけでも知っておくとアレンジもできたり、子供とのスキンシップにも繋がります。また、その手遊び歌がその日の“共通の合言葉”のようになり、ほかの子供たちとのコミュニケーションにも役立ちますよ。
〜親子キャンプにおすすめの手遊び歌〜
具体的におすすめの手遊び歌をひとつご紹介します。これは子供を膝を上に乗せて歌を歌いながら、右へ左へと揺れたりする楽しい手遊び歌。お座りができるようになった赤ちゃんから、5、6歳のお子さんにもウケる遊びです!
④夜は絵本でリラックス
夜は子供の寝かしつけにいつも読んでいる絵本などで、親子共にリラックスタイム。イベントではスマホにセットするだけで簡単に映し出せる、プロジェクター型の「おそらのえほん」を体験。シュラフに包まり寝転びながら見る絵本シアターに、子供も大人も自然と眠くなっていきました。「おそらのえほん」の詳細はこちら
おそらのえほん
●サイズ:約縦5×横5×厚さ0.5cm
●重さ:約6g
●重さ:約6g
2歳8ヶ月の子供の寝かしつけのために購入しました。活発な男の子で寝るモードにさせるのにとても苦労してました。
こちらの商品を使用してから、楽しみなのかスムーズに布団に入るようになりました。
出典: 楽天みんなのレビュー
ママキャンパーのお役立ちアイテム3選
子連れキャンプをストレスフリーに楽しむポイントを抑えたところで、次はお役立ちアイテムをご紹介! 参加していたママキャンパー達が実際に活用していて、便利そうだったものをいくつかピックアップしてみました。①プレイウエア
ハイハイ期から歩き始めの子供におすすめなのが“プレイウエア(お砂場着)”。子供の服が汚れてしまうことでストレスを感じないように、こういった予防も大切!これなら洋服をいちいち着替えさせることなく、思いっきり遊ばせられますね。雨の日や普段のお砂場遊びにも使えるので、一着あると便利です。
②モンベル ポケッタブルベビーキャリア
軽量でとてもコンパクトに収納できるモンベルの抱っこ紐。抱っことおんぶの両使いができて、通気性にも優れているので汗っかきな子供にも快適!シンプルなデザインだからどんなコーデにも合わせやすく、パパママ兼用で使えますよ。
公式オンラインサイトはこちら
③オートミール
食物繊維など栄養素が豊富なオートミールは、離乳食から大人メニューにも使える万能食品。作り方も簡単で、オートミールに無調整豆乳をひたひたになるほど入れて、無添加ブイヨンを加えます。沸騰させてドロドロするまで混ぜれば完成!子供にはバナナ、きな粉、やさいジュレをプラス(画像左下)。大人が食べる場合は、さらにナッツやレーズンなど噛み応えのあるものと蜂蜜などをプラスすると、より美味しくいただけました(画像右下)。
正直、あまり「オートミール」という食べ物には馴染みがなかったのですが、今回イベントで試してみて印象が一変! 鍋一つで子供と大人のご飯ができるので、時短にもなりキャンプ飯としても色々アレンジが楽しめそうです。
子供の心に残る、楽しいキャンプをしよう
小さい子供とのキャンプは、泣き止まなかったり目が離せなかったりと、気が抜けないシーンももちろんあります。でもそれ以上に、子供の心のどこかにずっと暖かく残るような、楽しいキャンプができたら嬉しいですよね。今回ご紹介したヒントを参考に、ファミリーキャンプをぜひ楽しんでください。キャンモックでは他にも楽しいイベントやワークショップが開催されているので、興味がある方はこちらもチェックしてみては?
撮影協力:撫岳荘キャンプ場
山梨県南都留郡山中湖村平野508
https://www.nap-camp.com/yamanashi/11269