CAMP HACK不定期企画『コレがなきゃ始まらない!私的キャンプの逸品』第13回はA-sukeさん!
CAMP HACKの不定期連載企画『コレがなきゃ始まらない!私的キャンプの逸品』。
アウトドア界で活躍する方々に、これがなくっちゃ私のキャンプは始まらない!という「キャンプの必携アイテム3点」(キャンプギアから雑貨、食品などなんでもOK!)という同テーマでインタビューさせていただき、各人にそのモノへの想いや、使い勝手などを語っていただく企画です。
第13回は東京・水道橋のアウトドアカフェ「BASE CAMP」の代表でアウトドア用品の企画・デザインなども手がけるA-sukeさんが登場!
プロフィール:A-suke(えーすけ)
アウトドアカフェ「BASE CAMP」代表。2011年、東京・水道橋にアウトドア好きが集まるカフェとして「BASE CAMP」をオープン。飲食店の枠にとらわれず、イベントやワークショップなども行う「楽しい」店として多くの人に愛されている。燻製やダッチオーブン料理などにも造詣が深く、雑誌等でレシピの掲載なども積極的に発信。とくに誰でもできる簡単シンプル料理に定評があり。
幅広いアウトドア経験と知識を持ち、元プロダクトデザイナーという経歴を生かしてコトやモノのプロデュースも。最近ではアウトドアと食を結ぶ遊び、具体的には釣りやハンティングなどに力を入れている。
アウトドアカフェ「BASE CAMP」のHPはこちら。
必携キャンプ道具その1 パーゴワークス ニンジャタープ
キャンプ歴は30年近く。最近は「少し減った」と言うものの、月に2回はキャンプを楽しんでいるというA-sukeさん。そんなA-sukeさんが最初の出合いで「なるほど、やられた!」と思ったのが、パーゴワークス社の「ニンジャタープ」。
「初めて見たときにそう思ったんですよね。スリーブにロープ通すだけでこんなに多様な張り方ができるのか!って」。
ニンジャタープは2辺のスリーブにロープが通っていて絞り込みができ、21ヵ所のジョイントポイントにより30種以上の張り方を実現した変幻自在なタープ。まさにニンジャ!雑誌などでその姿を見かけてからかなり気になる存在で、発売とともに即購入したそう。
「普通のタープ設営とは逆で、ニンジャタープはロープをペグダウンしてからポール差し込んで立ち上げるという張り方。初めて張ったときは正直張りにくいと思いました(笑)。でもその仕組みがわかったらすごく張りやすい。サイズも大きすぎず、小さすぎずでアレンジが楽です」。
自身が主催する「男前キャンプ」(不便を楽しむサバイバルキャンプ企画。タープ泊が基本)ではとくに必須。テントは使わず“ニンジャタープ泊”を楽しんでいるそう。
「雨とか強風とか地形とかに合わせて変化させられるのが最大の強み。普通に張ることも多いんですけど、変形させる必要があるときはワクワクしますね。それにテントにはない自由さがあって、使いこなす満足感みたいなものも高い。と言いつつ、設営に慣れると簡単すぎて、どうも使いこなしてる気がしない(笑)」
★詳細はこちら! → パーゴワークス ニンジャタープ
必携キャンプ道具その2 テンマクデザイン キャンプホリックナイフ
キャンプホリックナイフは、A-sukeさんプロデュースでテンマクデザインからリリースしているナイフ。キャンプ、アウトドア好き、そして元プロダクトデザイナーであるA-sukeさんならではのこだわりが詰まりまくったナイフです。
「ナイフに関して、今までずっと温めてきたアイデアがあったんです。それは『キャンプ用のナイフ』として“薪割り”と“まな板の上での使いやすさ”の2つに特化したナイフを作りたいということでした」とA-sukeさん。
「ナイフって購入したはいいけど全然使ってないって人が多いと思うんです。なぜかと言うとユーザーが使いこなす必要があるから。でも子どものころに憧れたナイフとロープと焚き火を自由に操るアウトドアマン像を復興させたい気持ちがあって。だから今のキャンパーにも楽に使いこなせて、鉈としても包丁としても使えるナイフがあればと思ったんです」。
元プロダクトデザイナーのA-sukeさん。見た目や細かなポイントもこだわりまくりです。
「今の市場を席巻しているのはミリタリーテイストあふれるタクティカルナイフ。個人的には嫌いじゃないんですが、デザインが攻撃的すぎると思っています。まずそれを少しだけクラシカルなデザインに抑えています。包丁としても使えるようにエッジ部のアウトラインをできるだけフラットにして、ハンドルよりも刃の幅を大きく取って指が入るスペースを確保、まな板の上での使用感を普通の包丁に近づけました」。
「鉈として使えるように刃の厚みや形状にもこだわり、薪割りの能力を上げつつ、刃持ちの向上を図っています。あと使用している鋼材も、切れ味がよく研ぎやすい。錆にもかなり強いものです」。そんなA-sukeさんのこだわりがたっぷり詰まったナイフだから、愛用していないわけがありません。
「自分がプロデュースしたナイフですから、さすがに愛しています(笑)。1本でなんでもこなしてくれて便利なので、キャンプの時はいつも持って行きます。このナイフは正直、安くはないです。でもムリなく一生使える道具になってくれると思いますよ」。
★詳細はこちら! → テンマクデザイン キャンプホリックナイフ
必携キャンプ道具その3 ワンコ. COCOpan
COCOpan(ココパン)は持ち手の取り外せる“鉄製”のフライパンや鍋のシリーズ。
表面に窒素を染み込ませる「窒化処理」という特殊処理を行うことで、錆びにくく焦げ付きにくく、扱いを簡単にしているのが特徴。このCOCOpanがA-sukeさんの3つ目のキャンプ必携道具です。
「一年前くらいですかね。COCOpanをアウトドアで使えませんか?って売り込みに来てくれたんです。当初から、これはすごくいいと思いましたよ。まず窒化処理がホントにすごいんです。油なじみも早いし、鉄にしては驚異的なほど食材の張り付きがないんです」。
さっそく手に入れ、最初はお店のキッチンで使っていたそうですが、使ううちに「こうしたらアウトドアでもいい感じだな」と思いつくようになり、キャンプでの使用頻度が増えていったそう。そして今ではキャンプの手放せない一品です。
A-sukeさんのCOCOpanはベーシックタイプの20cmと少し深めな「炒め20cm」の2つ。キャンプでは主に焚き火で料理を楽しむときに大活躍しているそう。
「焚き火料理に“鉄”はとてもいい。焚き火はガスストーブと違って火力調整も難しいし、煤だらけになるし、取っ手も炎にさらされちゃう。その点コレは取っ手は取れるし、鉄だから熱の分散もいいし、煤がついても黒いし(笑)。それに鉄のマイナス要素『錆びやすい』『食材が張り付く』が窒化処理のおかげでほぼないんです!夕飯を残して朝まで置いておいても錆びないんですよ!!」と絶賛。
「鉄なのにじつに使いやすい。小型のダッチオーブンのように使ってます。ただハンドルはノーマルだと角度がイマイチでサイズも大きめ。カスタムしてノーマルより使いやすくしています。それと自作の取り外せるフタも。これ、実は強力なマグネットなんです。鉄ならではでしょ!?」
★詳細はこちら! → COCOpan
<BASE CAMPのイベント情報!>
アウトドアカフェ「BASE CAMP」では、毎月第3土曜に「毛ばりカフェ」を開催!お茶しながら、ご飯を食べながら毛ばり巻きを作ってみませんか?店内にはフライフィッシングショップ「FUNS」の牟田口店長も常駐。初心者から上級者まで楽しめます!
またBASE CAMPではアルバイトも募集中!詳しくはお店のHPへ!
営業時間:13:00~18:00(タイイングタイム)、18:00~21:00(トークショータイム)
チャージ :No Tyingコース(フライ巻かずに釣りトークしながら飲食したい方)無料、持ち込みTyingコース(ツールやマテリアルを持ち込んでタイイングされる方)500円、レンタルTyingコース(ツールやマテリアルをレンタルでタイイングされる方)1000円 ※各コースとも1ドリンク以上のオーダーはお願いいたします
★「毛ばりカフェ」の詳細はこちら。