連載企画:『コレがなきゃ始まらない!私的キャンプの逸品』長野修平さん編

CAMP HACK不定期企画『コレがなきゃ始まらない!私的キャンプの逸品』第2回は長野修平さんが登場!

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CAMP HACKの不定期連載企画『コレがなきゃ始まらない!私的キャンプの逸品』。アウトドア業界で活躍する方々に、これがなくっちゃ私のキャンプは始まらない!という「キャンプの必携アイテム3点」(キャンプギアから雑貨、食品などなんでもOK!)という同テーマでインタビューさせていただき、各人にそのモノへの想いや、使い勝手などを語っていただくインタビュー企画です。

第2回はアウトドア料理にも造詣が深いネイチャークラフト作家の長野修平さんが登場!

プロフィール:長野修平(ながのしゅうへい)

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ネイチャークラフト作家&アウトドア料理人。自然素材や古材を使った生活具の制作や山菜&焚き火料理を得意とし、雑誌・ウェブ連載、ワークショップ講師などで活躍中。東京八王子・陣馬山での古民家暮らしを経て、現在は神奈川・道志川の畔で半セルフビルドの自宅兼アトリエ「みのむしハウス」で里山暮らしをしながらアトリエ「NATURE WORKS」を主宰し、物づくりや自然の楽しさを伝えています。
http://www.ne.jp/asahi/nature/works/



必携キャンプ道具その1 火吹き竹

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長野さんのキャンプに欠かせないもののひとつが焚き火。「日常でも野外でも“火”は中心的存在です。火があって暮らしがあり、そこに人が集まってくる。だからキャンプに行ったときもまずは最初に火をおこします。そして常に火が絶えないようにしています」

そんな長野さんが1つ目の必携道具として挙げてくれたのが「火吹き竹」。キャンプを始めたころから欠かせない道具のひとつなんだそう。

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「火吹き竹は火のことを知るのに一番いい道具。火の心臓部がどこにあるのかがわかります。その心臓部に向けて息を細く長くピンポイントで吹けば火がおこります。火に少しだけ“力を貸す”感じで20秒くらいふーっと」と、実際に火おこしをしながら教えてくれた長野さん。

「火をおこすのにはうちわを使う手もあったんですが、全体をあおぐので灰が舞い上がるのもいやでした。そこで思いついたのが火吹き竹。見た目もユニークで魔法の杖みたいでしょ?(笑)。焚き火の道具ボックスの中にいつも数本入っています」

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ちなみにこの火吹き竹は長野さんの手作り。竹を適当な長さに切り、竹の節はスノーピークのペグ・ソリッドステークで抜いているんだとか。

「垂直に立てたソリッドステークに竹を被せ、トントンと打ち付けるようにすれば節が抜けます。片側は節部分でカットしておいて、中央に熱した金串で小さな穴を空ければOK。ピンポイントで吹けるよう小さめにね。竹は黒竹や虎竹が割れにくいのでおすすめです。簡単にできるのでぜひ作ってみてください」

必携キャンプ道具その2  ユニフレーム キャンプケトル ジャンボ

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こちらも長野さんの焚き火キャンプスタイルに欠かせない一品。「火と湯は常にサイトに必要だと思っています。それがないと僕のキャンプは成り立たない」。お茶を飲んだり、食器の汚れを流したり、ダッチオーブンを洗ったりとお湯の出番はかなり多く、焚き火とともにケトルにはいつもお湯が沸いている状態がベストとのこと。

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今までも焚き火用ケトルはいくつか使ってきたそうですが、ユニフレームのキャンプケトルはリリース直後にすぐ購入したそう。「ちょうど使っていたホーローのケトルが壊れ、探していたんです。僕のキャンプスタイルは直火が多いから、安定感のある末広がりな形状と研磨力のある炭に負けない頑丈さを持つ、このケトルがとても使いやすい」

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「このケトルはステンレス製だからとにかく丈夫。かなりラフに使っていますが全然壊れませんね。ホーローだと使い込むうちに底が劣化するんですが、このケトルは大丈夫。それに火にかけていても持ち手が熱くならないし、注ぎ口の蓋で灰が入らない。蓋が落ちない仕様だし吊るしもできる。今のところ焚き火にはこのケトルかな」

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当初は通常サイズを使っていたそうですが、ジャンボサイズが出てからはこちらを愛用。見た目はススで真っ黒ですが、蓋をあければステンレスの輝きも性能もそのまま。「手入れをしないで使えるのもうれしいですね。黒くなっていますがこの使用感、自分が使ってきた傷跡があるのがまたいいじゃないですか」

★詳細はこちら! → ユニフレーム キャンプケトル ジャンボ


必携キャンプ道具その3 tent-Mark DESIGNS ワーカーズ オカモチ ハーフ

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もともと長野さんが自作し愛用していた“オカモチ型調味料ボックス”をテンマクデザインが商品化したのが2014年春。品切れ続出の人気商品となり、第2弾となるハーフサイズも今夏リリースされました。

「ハーフサイズはテンマクデザインからの提案だったのですが、使っていくうちに『お!これはいいぞ!』と(笑)」

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その理由をたずねると「通常サイズはフルに詰め込むとかなりの重量になってしまうんですよ。男性でやっと持ち運べるくらい。それはそれで物がたくさん入っていいのですが、ハーフは持ち運びしやすい大きさで使い勝手もいい。それにね、このサイズがなんだかかわいくて(笑)」とまるで自分の子どものことのように目を細めて話す長野さん。

それもそのはず、ご自身が作った道具の中では“オカモチ型調味料ボックス”が一番気に入っているそうで、それを商品化したものだからいっそう愛着が沸くというもの。

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左が通常サイズのテンマクデザイン「オカモチ」。右が長野さんが15年ほど前に自作したもの

通常サイズもハーフサイズも「車載しやすい箱型」「調味料のフルボトルがそのまま入る」「開いたときに入っているものが一目で分かる」など、長野さんのこだわりが込められていますが「購入した人はぜひアレンジしてほしい」と長野さん。

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「自分のキャンプスタイルに合わせて、道具を使いやすいようアレンジするというのはとても大切なこと。道具がキャンプするのではありませんから。ぜひ手を加えて、自分スタイルのキャンプ道具に育ててほしいですね」

★詳細はこちら! → テンマクデザイン ワーカーズ オカモチ ハーフ

<長野修平さん焚き火料理教室情報>

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出典 : Be-Nature School

長野さんのアトリエ兼ご自宅の庭で、長野さんが講師を務める料理教室が開催されます!自作ティピーをそのままスモークハウスにして、豚レバーのスモークを作るとという長野さんならではの焚き火料理教室。ティピーの組み立てからはじめ、焚き火をおこしてスモークを作ればみんなでおいしいアウトドアランチが楽しめますよ!ただいま参加者募集中です!

長野修平のアウトドア焚き火料理術 インディアンティピーでつくるスモーク料理
日程:2015年11月29日(日)10:30~16:30
場所:神奈川県相模原市
講師:長野修平
参加費:1万円(税込)
申込み締切:11月26日(木)
★詳細はこちら → Be-Nature School「長野修平のアウトドア焚き火料理術 インディアンティピーでつくるスモーク料理」

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