新生ホグロフスを5つのキーワードで解き明かすシリーズ企画第4弾。今回は、新作アウター・ジャケットを通じて「アーバンウェア」としてのホグロフスの魅力に迫ります。
週末を山で過ごす向きなら、平日に袖を通すタウンユースのアウターウェアも、アウトドアなセンスにかなった、それでいて街で映えるクールな一着を選びたい。贅沢を言えば、ギアとしてもパフォーマンス性も欲しい。
そんなgearedの貪欲なリクエストに応えてくれる、今季おすすめのアウターウェアがホグロフスの新作 SELJA JACKET(セリィヤ・ジャケット)です。
ルックスの魅力はスタイルフォトをご覧いただくのが一番わかりやすいでしょう。シャープなフォルムがクールネスを醸し出していて、適度にクラシックな佇まいが良い。取り外しできるライナージャケットが付属しているので、日本の秋~冬の長いシーズンをこれ一着でまかなえるはずです。
着丈はお尻がすっぽり隠れるくらいで、ちょっとだけ長めに設定されています。全体的にオールドスクールなマウンテンパーカーに近いフォルム&サイズ感で、それが絶妙に感じられるのです。
普段着と相性が良いデザインですが、スーツの上に羽織るのもアリでしょう。ジップアップでタイトに着たり、雑に羽織ったり。着方で違ってくる表情を楽しみたいところです。
ギア感が気になる向きのために仕様にもフォーカスしましょう。ファブリックは3レイヤーのGore-Texで、これまであまり見られなかった100%リサイクル素材を採用。環境と人体への無害を目指す取り組み「bluesign PRODUCT」の認証を得ています。70デニールで、確かな防風・防水性を備えていると言えます。
創業地の伝統文化を宿したディテール
この SELJA を始め、アウトドア・ラフスタイル カテゴリーのプロダクトは、ホグロフスが創業したスウェーデン・ダーナラー地方の地名がモデル名に冠されています。このラインは同地の伝統文化をフィーチャーしつつ、最新のマテリアルを使ったディテールに落とし込んでおり、このこともひとつの特色になっているのです。
SELJA JACKET のフロントファスナーはストームフラップを裏側に配した耐水仕様。指が入るプルジップになっています。
またボタンには、ダーラナ地方の工芸品として知られる馬のオブジェ「ダーラナヘスト」が刻印されています(かわいい)。ポケットにはダーラナヘストのタグも縫い付けられています。民族品などの意匠を織り込みながら、細部にもこだわって作られているのです。
ライナージャケットには QuadFusion+ というオリジナルの化繊素材を採用しています。これは、化繊素材としてよく知られる Primaloft One と同じ量で13%温かさを向上させたもの。
キルティングジャケットのような趣きで、もちろん単体でも着用できます。ミリタリーなライナージャケットをアウターとして使うスタイルがここ数年よく見られますが、あんな感じで着こなすと良さそうです。
ホグロフス2016年秋冬の“アーバン”な魅力
とにかく普通にかっこいいアウターなので、街でガンガン着倒したいですね。加えて、トレッキングにも十分使える機能性を備えているわけで、これで山に向かうのというのもなかなかにクールではないでしょうか。
この SELJA JACKET に限らず、近年の ホグロフス のラインナップは、タウンユースにぴったりのイケてるルックスのものがたくさん見出せます。特に今季は普段から身に付けたいアイテムが揃っているように感じるのです。
トレンチコートのような ORNAS PARKA も魅力的だし、ベーシックなシャツ GUSTAV LS SHIRT やシューズの HAGLOFS BJORBO も良い。気の効いたセレクトショップを覗くような感覚で、今季のカタログをチェックしてみてください。