キャンプでもおうちでも作りたい!“お手軽ワンバーナーレシピ”
料理家のカノウヒナタさんが、気軽に持ち運べて料理をするのに欠かせない熱源「ワンバーナー」を使ったキャンプ料理を紹介していきます。カノウヒナタ
外ごはん料理家。北アルプスを眺める富山県に住み、自然と料理をテーマに活動。登山やキャンプでつくる簡単なワンバーナーレシピが好評。ワークショップなども各地で行っている。アウトドアパーティーを主催するKIPPISのメンバー。(www.kippis.me)
富山の春の味覚といえば・・・
春になると、私の住む富山県では”桜よりもホタルイカ!”といった雰囲気に。今年も大漁のようで、あちらこちらから「昨夜掬ってきたよ〜。半分届けに行くね〜。」と、次から次へとホタルイカ便が届き嬉しいこの頃です。
今回は、そんな初春のおうち時間にぜひ試して欲しい「干し野菜のレシピ」をご紹介します。水分が抜けるので量も減り、持ち運びしやすくアウトドアにもピッタリな干し野菜。自宅でも自然の中でも、ぜひお試しください!
自家製セミドライトマトとオイルサーディンのパスタ
材料 ※1人分
メインは、なんといってもセミドライにしたミニトマト。干し野菜は乾燥度合いで「ドライ」「セミドライ」とありますが、カラカラに乾燥させる「ドライ」は保存性が高まるのに対し、「セミドライ」は生のものとほとんど変わらないとされています。
それでも「セミドライ」は一度水で戻す手間がない分調理しやすく、程よく水分が抜けます。料理が水っぽくならず豊かな味に仕上がるので、干し野菜初心者さんにもオススメですよ。
旨味も糖度も高くなったトマトのインパクトは抜群! パスタは「リングイネ」という楕円形のモチモチした食べ応えのあるものを使いましたが、お好みのものでOKです。
オーブンで手軽!セミドライトマトの作り方
ミニトマトを洗って水気を切り、半分にカットします。完全にドライにするには中の種をとって乾燥させた方がカビにくく短時間で仕上がるのでオススメですが、今回はセミドライなので切り口を下にしてキッチンペーパーに置き、10分ほど表面の水分をとります。表面の水切りが終わったらひっくり返して、切り口を上にしてオーブンシートに並べます。
100℃に余熱したオーブンでおよそ2時間。きちんと冷ましてから使います。天日干しする場合は、天気が良い日に風通しが良い場所で1〜2日上下を返しながら乾燥させます。
ここからは万能クッカー「メスティン」を使って作っていきましょう! 半分に折ったパスタに水(分量外)を被るほど入れます。
使う道具によって若干分量は変わりますが、トランギアのメスティンの場合は留め具の下まで水を入れるとちょうど良いです。
塩を3つまみほど入れ、中火にかけます。パスタの茹で時間内で料理を完成させるので、パスタの種類によって茹で時間は調整が必要。今回は表示の12分で完成させます。
ブクブクっと沸騰させ、パスタがくっつかないように混ぜます。
火を調整しながら10分ほどパスタに水分を吸わせていきます。このとき水が足りなくなれば足しましょう。
水分が減って鍋底が見えるようになったら火をとめ、オイルサーディン(オイルも)・刻んだにんにく・セミドライトマトを加え、弱火にかけます。
ちなみに今回使ったのは千葉産直サービスさんのオイルサーディン缶。大きな真鰯が2〜3尾入っています。クセが少なくとても美味しいのでオススメです。
黒胡椒と塩で味を整え、香りづけにオリーブオイルを回しかけたら完成です!
トマトの旨味と甘味の濃さにびっくり。食べ応えのあるモチモチパスタにサーディンの相性も抜群です!
セミドライトマトの保存方法は冷蔵で4〜5日ですが、オリーブオイル漬けにすると冷蔵で2週間ほど持ちます。トマトがたくさん手に入ったらぜひお試しくださいね。
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カノウヒナタの過去記事一覧はこちらThe post 初心者でも簡単!自家製干し野菜で作る絶品パスタ【ワンバーナーで早うま〜!カノウヒナタ・クッキング#32】 first appeared on CAMP HACK[キャンプハック].