楽しく安全な「おうちキャンプ」のために守りたい3つのポイント

アイキャッチ画像出典:Instagram by@goodluck_field_camp

おうちキャンプ、リアルキャンプと同じ楽しみ方でいいの?

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外出自粛の影響を受け、どんどん急増中のおうちキャンパー。家の中にテントを貼ったり、ベランピングを楽しんだり、庭で本格的にBBQしたり……住環境によってさまざまなおうちキャンプのスタイルが。

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でも、ちょっと待ってください! おうちキャンプの楽しみ方って、リアルキャンプと全く同じで大丈夫なんでしょうか? おうちキャンプは、キャンプを楽しむ自分たちのすぐそばに他の人たちの日常生活が取り巻く環境なんです。

楽しく安全なおうちキャンプのために守りたい3つのポイント

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もちろんリアルキャンプでもマナーや注意すべきポイントはありますが、やはり住宅密集地や屋内で行うおうちキャンプでは、異なる視点での配慮が必要です。

そこで今回は、誰もが不快な思いをせず、本当の意味でおうちキャンプを楽しむためにぜひ守りたい3つのポイントについて、改めておさらいしていきましょう。

1. 家の中での火器の取扱いには厳重注意!

屋内でのガソリンランタンの取扱いに注意!

撮影:ふじ やすこ
コイツに火を灯せば一気にキャンプ感アガる存在、ガソリンランタン。ですが、匂いの強いホワイトガソリンは家の中で少しこぼしただけで、なかなか匂いが取れず気分が悪くなってしまうことも。

揮発性・引火性ともに高いので、周りに可燃物が多い家の中では火事の危険性も高まります。

撮影:ふじ やすこ
さらに、点火時にはしばらく不完全燃焼して炎が安定せず、大きな炎が燃え盛ってしまうときも。もしどうしても点灯させる場合は、給油や点火時は換気扇や流し台のあるキッチンで行い、室内に置いて使用する際はこまめな換気を心がけましょう。

シングルバーナーの転倒に要注意!

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キャンプで、シングルバーナーにかけていた小鍋やポットごとひっくり返してしまった経験、ありませんか? 一般的なシングルバーナーは重心が高く、ゴトクや積載物のバランスを工夫しないととても不安定な状態に。

出典:Instagram by@taro___ol5
屋外では「あー!やっちゃった」で済みますが、周囲に可燃物の多い家の中では火事の危険性が。なるべくキッチンで使用するか、低重心設計のシングルバーナーを選ぶようにしましょう。

2. 炭火BBQや焚き火はNG!ご近所さんへの煙&匂い問題

炭火や焚き火には煙&匂いがつきもの

出典:PIXTA
キャンプと言えばやっぱり“焚き火”&“炭火”が醍醐味! でもおうちキャンプでは、周りに住宅のない「ポツンと一軒家」でない限り、煙や匂いで迷惑をかけてしまう可能性が否めません。火の粉が飛んで火事になる危険性も。

出典:PIXTA
特にマンションなど集合住宅のベランダの場合、隣のベランダは至近距離。炭火や焚き火のみならず、カセットガスコンロ調理でも、匂いが洗濯物に付着してしまう可能性が。

近隣との距離が密接な場合、炭火や焚き火は避け、調理もなるべくキッチンで行うようにしましょう。

屋内での炭火&焚き火も絶対NG!

出典:photoAC
リアルキャンプでも、幕内での炭火や焚き火は不完全燃焼による一酸化炭素中毒の危険性が大。より密閉性の高い家の中ではさらにハイリスク。屋外では周囲の迷惑になるからといって、家の中で炭火や焚き火をするのは絶対に止めましょう。

3. 人数や時間帯にも十分な配慮を!

“3密”の状況は避けて、最小限の人数で

出典:photoAC
そもそもなぜ今「おうちキャンプ」なのか、という命題。せっかくのおうちキャンプだからと、家に大勢招いて“3密”の状況になってしまっては元も子もありませんよね。「密閉・密集・密接」の“3密”を避け、家族など最小限の人数で楽しみましょう。

音のボリュームに配慮して楽しもう!

撮影:編集部
自粛ストレス開放の場といえど、おうちキャンプでは周囲に日常生活を送る人たちが存在するのをお忘れなく。

楽しくはしゃぐ声やBGM、楽器の音なども、立場が変わればただの騒音。音のボリュームには細心の注意を払って楽しみましょう。

時間帯にも十分配慮して楽しもう!

撮影:編集部
いくら音のボリュームに注意しても、深夜まで続く宴会の気配は周囲には迷惑でしかありません。また、マンションのベランダや住宅密集地の庭先では、ランタンなどの照明が眩しくて近隣の人が寝られないことも。

リアルキャンプ同様、遅くとも22時までには消灯を心がけましょう。

おうちキャンプに提案したい新ルール!

出典:Instagram by@sw____yasss
こうして考えてみると、かなり制約の多いおうちキャンプ。ですが、安全面やマナー面に配慮しつつもアイディア次第で十分楽しむことが可能です。そんなおうちキャンプならではのアイディアを、新ルールとして集めてみましたよ!

屋内ではガスランタンやLEDランタンが安心

出典:Instagram by@masupy.c
キャンプらしい雰囲気に不可欠なのが、手軽に非日常空間を演出してくれるランタン。でも、ガソリンランタンの屋内使用には細心の注意が必要です。

ガスランタンや小ぶりのアルコールランタンなら、匂いが少なく炎も小さいので屋内でも扱いやすくおすすめです。また、最近のLEDランタンには炎のような“揺らぎ”機能搭載タイプもあり、より安全にキャンプ感が味わえますよ。

ITEM
ベアボーンズリビング フォレストランタンLED
●サイズ:241.3×152mm
●明るさ:1-325ルーメン
●連続点灯時間:80時間(LOW)、3時間(HI)
●充電時間:4~6時間
●素材:スチール、プラスティック、ゴム

焚き火はリアルじゃなく動画で楽しもう!

出典:Instagram by@shu_hei0828
おうちキャンプでは煙や匂い、火の粉による火事が心配な焚き火。でも、キャンプでの1番の楽しみというキャンパーも多いはず。そこでおすすめしたいのが「焚き火動画」!

出典:Instagram by@keitann_
家の壁にプロジェクターで投影して、焚き火台をセッティングして楽しんだり、タブレットで再生して焚き火台に載せるなど、いろんな楽しみ方が。自身で撮影した動画がなくてもYoutubeなどにUPされているので、ぜひトライしてみては?

BBQはホットプレートで楽しもう!

出典:Instagram by@_mari_camp_
炭火やグリルによるBBQでは、肉から落ちた油による煙や匂いが周囲の迷惑に。かといって、何もBBQ自体を諦めてしまうことはありません! ホットプレートなら煙も匂いも最小限でBBQを楽しめます。

ただし、マンションのベランダなど近隣との距離が密接な環境では匂いが迷惑になるので、なるべく室内で使用しましょう。

ITEM
イワタニ 焼き上手さんα
●サイズ(幅×奥行×高さ ):本体/47.1×32.5×16.9cm 、プレート/38.0×30.5×4.0cm 、フタ/36.8×29.4×6.9cm
●重量:約4.5kg(ボンベは含まず)
●材質:本体・汁受け/鋼板 、プレート/アルミダイキャスト(フッ素樹脂加工) 、フタ/鋼板・全面物理強化ガラス・ABS樹脂
●使用容器(ボンベ):イワタニカセットガス
●連続燃焼時間:イワタニカセットガス使用時/約120分

プロジェクターは屋内で楽しもう!

出典:Instagram by@yuichiro2017
おうちキャンプの楽しみとして定着しつつあるシアタータイム。キャンプのセッティングを整え、お気に入りの映画をプロジェクターで投影すれば、気分はすっかり野外シアター。

でも、ランタンなどの明かりと同様、住宅密集地ではプロジェクターによる光や映像のチラつきが周囲の迷惑に。室内の壁やテント内に投影して楽しむのがおうちキャンプでの新提案!

ITEM
Anker Nebula Capsule Pro
●サイズ:高さ/約120mm、直径/約68mm
●重さ:約470g
●明るさ:150 ANSIルーメン
●内臓バッテリー:5200 mAh/3.85V
●動画再生時間:約4時間(ローカルコンテンツ再生時)
●音楽再生時間:約30時間(Bluetoothスピーカーモード時)
●充電時間:約2.5時間
●スローレシオ:100 in @3.08 m; 80 in @2.46 m; 60 in @1.73 m; 40 in @1.15 m



おうちキャンプ、本当の意味で楽しむために……!

出典:Instagram by@ichikawa169
依然、外出自粛ムードが続く中キャンプロスによるストレスは溜まる一方。おうちキャンプで少しでもそのストレスを発散したいのはとてもよく分かります。でも、誰かに不快な思いをさせたり、リスクを伴うようでは本末転倒ですよね。

周囲への配慮はリアルキャンプでも必須。おうちキャンプも、自分たちが楽しむだけだけでなく、周囲の人たちの快適な日常を邪魔しないように、3つのポイントをしっかりと守っていきたいですね!

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