あのルーメナーの扇風機がアップグレードされたらしい!
暑さを凌ぐため、夏のキャンプで使う人が増えているのが充電式のポータブル扇風機。中でも昨年売れに売れたキャンパー御用達のポータブル扇風機と言えば、韓国メーカー・ルーメナーの「N9-FAN STAND2」。
筆者にとっても昨夏無くてはならないアイテムでしたが、今年アップデートされ新作が出たのだとか!
こちらがルーメナーの2020年新作「FAN PRIME(ファンプライム)」
「キャンプ場で扇風機が使えるなんて、便利な時代だな~」と旧型ですでにそのありがたみを感じていたのですが、それがさらに進化したというからこれは気になります。
何でもユーザーからのリクエストをもとに細部までアップグレードされたという「ルーメナーファンプライム」、どう変わったのかを実物を手に早速チェックしていきましょう!
「新型ルーメナー」進化した7つのポイントをチェック!
旧型と比べると新型はひとまわり大きくなっていることが一目瞭然ですが、それだけでなく機能的にも大きく進化している模様! 特に大きく変わった7つのポイントを挙げていきまます。
進化ポイント①首振り機能が付いた!
旧型を使っていた筆者が個人的に一番欲しかったのが、この機能。電源コード式の家庭用扇風機のように首振り機能が無かったため、暑い時は家族で取り合いに……。喧嘩にならないよう、複数台持ちしている方もいたようです。
それが新型は、ご覧の通り120度の広範囲に首振りしてくれます。右に左にとみんなを平等に涼ませてくれるので、1台で複数の人が恩恵に預かれるようになりました。
進化ポイント②羽根の枚数が増えて風力アップ!
羽根の数も3枚から7枚に増えています。直径も大きくなっているので、それにより風力も大幅にアップ! と言っても羽の写真だけでは伝わりにくいので、こんな実験(?)をしてみました。
どちらも最大の風力4にセットして、どの程度の違いがあるかをチェック! 新型の方がより遠くまで強い風が届いているのがわかりますね。これなら広いサイトでも、遠くに座っている人まで風が当たりますね。
また梅雨の時期は、この風力を活かしサーキュレーターとして洗濯の部屋干しにも活躍してくれます。約10mまで送風されるそうなので、お部屋の隅々まで風を届けてくれそうです。
進化ポイント③持続時間がアップして長時間使える!
バッテリーが4,000mAhから8,000mAhに倍増したため、持続時間も向上。風力1での最長使用時間は20hから30h使用可能になり、フル充電の状態なら2日間通しで使えるぐらいの持続時間です。
試しに暑い日の屋外で連続して使うのにちょうど良さそうと感じた「風力2の首振り有り」で付けっぱなしたところ、約11時間使えました。もっと強い風力でも、特に暑い日の日中ぐらいは通しで使えそうですね。
充電中も稼働するので、大容量のポータブル電源があれば風力を上げた状態でも、キャンプの間中つけっぱなしにすることもできます。
進化ポイント④スイッチの改善とリモコン付きで操作性アップ
旧型のスイッチは押すごとに風力が4段階上がるプッシュ式でしたが、新型はツマミ式に。右回しで風力を、左回しでタイマー時間をそれぞれ変更できます。長押しで首振りのオンオフができる多機能スイッチで、操作性も向上しています!
さらに、電源オン/オフ・風力変更・タイマー時間変更、首振り機能をオン/オフを遠隔操作できるリモコンも付きました。リモコンは屋内のリビングダイニングの端から端、距離にして10m以上離れても反応。これなら広いキャンプサイトでも余裕で使えそうです。
進化ポイント⑤ちょうどいい位置に高さを調整できる
新型のヘッドは無段階で最大15cmまで伸ばせるようになりました。付け根のところを回すと緩んで高さが変えられるようになり、セットしたらまた回して固定します。
これにより座って使うときなど、ちょうどいい位置にヘッドの高さを調整できるように。小型ゆえに位置が低くなってしまうという弱点を見事にカバーしてくれました。
進化ポイント⑥上下の首振り角度が広くなった
大幅に可動域がアップしたことで、サーキュレーターとしてテント内の空気を循環させる時にも効果を発揮しそうです。
進化ポイント⑦安定感がアップしてアウトドアでも安心
バッテリーの増量に伴い、土台部分の重量とサイズがアップ。その分、扇風機自体の安定性も向上しているので、屋外での使用時に台にぶつかったり風に煽られたりしても倒れにくくなっています。
というように、なんと7つも進化したポイントがある新型ルーメナー扇風機。今年の夏の熱さを乗り切る最強アイテムになりそうですが、ちょっと気になることもあったのでまとめておきます。
新型ルーメナー扇風機のココが気になる
大幅に性能アップしたのは疑いようがないルーメナーファンプライムですが、愛用していた旧型の良さがあるだけに、“あえて挙げるなら”こういうポイントが気になりました。
大きくて持ち運び時にかさばる
バッテリーやファンが大きくなったのに伴い、当然本体サイズも大型化しています。収納時の容積的には旧型の倍ぐらい嵩張りそうなサイズ。重量も460gから950gと倍以上で重いというほどではないですが、従来のようなポータブル感は薄れています。
旧型でフィットしたケースも合わなくなるので、新型に合うケース探しや積載方法の再検討が必要になりそうです。
価格が約1.4倍・・・
旧型は定価7,700円だったのに対し、新型は11,000円と約1.4倍の価格。リモコンが付いたり大幅な機能向上を考えると当然のことではあるのですが、必要最低限の機能で十分な方は旧型を購入するというのもアリです。
ただし旧型も愛用している筆者としては、今回のアップグレードは値段相当に魅力的。1台で家族みんなに風を届けてくれる首振り機能は、キャンプシーンにおいてかなり心強いです。
リモコンを失くさないように注意
付属のリモコンはとても小さく、カラビナやロープなどで引っ掛けるようなフックも無いため、ちょっとした拍子に失くしてしまいそう……。
しっかりとファスナー付きの決まった場所に保管しておくなど、取り扱いには注意が必要。もしくは、キャンプの時はリモコンを持っていかない、というのもひとつの手ですね。
ルーメナー ファンプライム
●本体サイズ:203×162×350mm
●重量:950g
●内蔵バッテリー:Li-ion3.7V 8,000mAh
●使用時間:約4時間-約30時間
●フル充電時間:約4時間30分
●重量:950g
●内蔵バッテリー:Li-ion3.7V 8,000mAh
●使用時間:約4時間-約30時間
●フル充電時間:約4時間30分
必要な機能を満たしたポータブル扇風機の完成形
大幅なバージョンアップにより、痒いところに手が届くようになったルーメナーのファンプライム。前作で「こうだったら良かったのに」と思った点は、ほぼすべて満たされていました。
これまで一台で取り合いになっていた方、みんながハッピーに過ごせるこの新型がオススメです!