おうちキャンプスタイル拝見「俺的な楽しみ方」と「劇的プレイリスト」
仕事がいそがしかったり、天気が悪かったり、キャンプ計画がうまくいかないこともしばしば。だって僕らが楽しむフィールドは、自然が相手のアウトドアだもの。そんなときには気分を切り替え、自宅でキャンプ気分を盛り上げる「おうちキャンプ」はいかが? アウトドア業界で活躍するキャンプフリークの方に、自分流のおうちキャンプスタイルを聞いてみました!
これが俺のおうちキャンプスタイル!
この人に聞いてみました!
これが俺のおうちキャンプスタイル!
最近では「あつまれ どうぶつの森」に世界中の人たちが癒されたりしてて、ソーシャルディスタンスの文脈でゲームが盛り上がっていますよね。ゲームは自宅で遊べてオンラインで世界とつながれるので、「#PlayApartTogether」や「#離れていっしょに遊ぼう」のハッシュタグによって、希望や友愛の意味合いとともに拡散されているみたいで……。
「あつまれ どうぶつの森」もニンテンドーですが、自分はもっぱら「マリオカート8 デラックス」です(笑)。いろいろなことが今は思いどおりになりませんが、カートを操縦していると「自分自身でコントロールできている感覚」を取り戻すことができます。
コットに腰掛けて、もしくは寝そべって、ニンテンドースイッチでマリオカートに没頭。ステイホーム中にキャンプ道具を広げてベランダでプレイするゲームは格別です(笑)。
とはいえ、ゲームのやりすぎはよくない。お腹が空いたら、簡単にできて美味しくて栄養価も高いポキ丼の時間。これを食べながら、オーストラリアやハワイを思い出したりしています……。どちらの旅先でも自然を満喫できましたからね。僕の中では、ポキ丼はいつだって雄大な自然のイメージと結びついています。
これからの季節に野外だと生モノは食中毒が気になりますけど、おうちキャンプならおもいっきり楽しめますよね。空想の中でオーストラリアやハワイに飛んでいます(笑)。
食後のコーヒーは、いつもキャンプで使用しているビアレッティのエスプレッソメーカーで淹れています。豆にはそれほどこだわりませんが、エスプレッソに氷や冷水を追加してぐびぐびっと飲むと、頭もお口もすっきりするので好きなんです。
カップは代々木上原にあるアンティークショップ・ジーベンで購入しました。
おうちキャンプで聴いている音楽はコレ!
さて、そんな工藤さんのプレイリストを紹介してもらいましょう。再生ボタンをポチッと押せば、音楽が再生されるので、周りの環境には注意してくださいね。工藤俊さんの「キャンプでモテる!?」オススメ20曲
僕がオススメしたいのは、「アルコール」と「女性」の存在があるキャンプを想定したプレイリストです。つまり、むっつりとモテようとしている選曲になっています(笑)。モテたいときにビートが好戦的なものはダメです。会話も聞こえにくいですよね。
キャンプには、いろいろと作業があります。作業の合間に生まれたヒマにつきあってくれる女性にも優しいビートの曲を集めました。
1〜5曲目の「フライデー・ナイト・プランズ」というアーティストは、ジャケ写やプロモーションビデオのスタイリングだったり、ロケ地決めに僕が参加しているのもあって、大変オススメです(笑)。
言わずと知れたシティポップの名曲『Plastic Love』をカバーしたもの。作詞・作曲・歌が竹内まりや、アレンジ・プロデュースが山下達郎だったオリジナルとは別腹の完成度が素晴らしい。
2. HONDA/Friday Night Plans
HONDAヴェゼルのCM用に書き下ろした曲というのがニクイ。まるで2曲聴いたようなお得感にピンとアンテナが張った人も多いのでは。
3. PRISM/Friday Night Plans , JJJ , STUTS
スニーカーをモチーフに作成された、現代的なコラボレーション曲が話題を呼びました。軽快なトラックもさることながら、シンガーの声に酔いしれてしまいます。
4. All The Dots/Friday Night Plans
人間味のある歌詞に恥ずかしながら泣きました。フライデー・ナイト・プランズを応援したいと、本当の意味で思わせてくれた曲です。
5. Decoy/Friday Night Plans
『Decoy』という曲は、アップルウォッチのグローバルCMで採用されました。
曲名の『デコイ』は、僕が好きな「Apex Legends」というゲームに出てくるオトリを使う戦法の名前でもあります。このタイトルからして、とても洒落ている。
6. The Less I Know The Better/Tame Impala
6曲目以降のアーティストは、海外勢です。マッチョじゃない男と小悪魔女子のやりとりのような歌詞の雰囲気が好み。
7. Borderline/Tame Impala
歌詞は暗いけど、それを気持ちよくヒリヒリさせるのがカッコイイなと思わせてくれます。
8. Lost In Yesterday/Tame Impala
やっぱりセンシティブな男性目線なんですよね。ボケッと聞いてたらメロディを超えて歌詞が入ってきて、胸をつかまれます。
9. Feels Like We Only Go Backwards/Tame Impala
ここまで抜けがなかったので、抜きの選曲を入れました。
10. Life Round Here/James Blake , Chance The Rapper
ジェイムス・ブレイクは、いつ聞いてもいいので入れています。ビートがバチバチじゃないところに気持ちいいラップ。これは調子いいです。
11. Where’s The Catch? (feat. André 3000)/James Blake , André3000
Andre’3000との感じ、最高です。いろんなところに連れていってもらっても不安じゃない音とラップが自分好みです。
12. You’re Too Precious/James Blake
寝っ転がったり、ボケッとしながら聞いてみて欲しいですね。
13. Summertime Magic/Childish Gambino
チャイルディッシュ・ガンビーノは最近知名度が高く、女性向けに入れています。シュワシュワッとした夏感が女性の心を掴むかなと。
14. Feels Like Summer/Childish Gambino
『Summertime Magic』のリコメンド理由と、ほぼ一緒です。キャンプで乾杯したあたりから、徐々に盛り上がりつつ聴くって雰囲気かと思います。
15 . Charcoal Baby/Blood Orange
ロマンチックだし、キャンプでも途中買い出しの機会を作って聞きたい曲ですね。
16. Dark & Handsome/Blood Orange , Toro Y Moi
トロ・イ・モアが入ってノースアメリカな雰囲気が東北出身の自分をたかぶらせます。
17. Protection/Massive Attack , Tracy Thorn
昔から何かと聞いていたマッシヴ・アタックの代表的な曲です。何回も聞いてきましたが、やはりオススメ。
18. Teardrop/Massive Attack
ご飯も食べ終わって、あとは「お酒&友人と向き合うか」ってときに流す感じですかね。
19. Daydreaming – 2012 Mix/Master/Massive Attack
焚き火でもしながら、「マッシヴのこの曲も最高だよね!」って推せる曲です。マッシヴ・アタックは、青春時代からもう何回聴いたか分からないくらい好きです。ドープな曲もないとキャンプで開放感が感じられないので、今回のプレイリストにも入れておきました。
20. Plastic (Mid-City Island Version)/Moses Sumney
最後のモーゼス・サムニーは、渋くて最高です。「ここまでが僕のオススメかな!」って感じで終われる、気持ちのいい曲。
これを聞いても眠れない、騒ぎたい方はシティポップみたいにおじさんもイヤじゃない選曲でキャンプを楽しみましょう。
ステイホームな俺から君へのメッセージ!
自分では抱えきれないような先の見えない不安や想うところは各々あれど、とにかく健康に生きていかなくてはいけません。見えない全体を知ろうとしても、ネットにあふれている情報ばかり気にしていては逆に気を病んでしまいます。
今は目の前にある自分の好きなモノやコトを大事にしながら、自分の仕事をめいっぱい楽しみましょう。そして、キャンプやアウトドアに胸を躍らせられる自分を誇りに思いましょう。
おうちキャンプで自分のスタイルを練って、来たるキャンプ場開放時に大事な人たちに目いっぱい楽しんでもらえることを想像するのも楽しいですよ。
愛をもって愛に応える準備がおうちキャンプです。