冬のキャンプ、チェアの寒さ対策はしてますか?
焚き火の温かさがありがたい冬のキャンプ。座っていても焚き火に手を伸ばせば身も心も温まる……なら苦労はしないんですが、実際そうはいかないですよね。後ろ側、スースーしませんか?
特に寒いのが、座面と背もたれの生地がセパレートになったタイプのチェア。隙間から入り込む冷気で腰からお尻周りがひんやり……。このタイプのチェアを使っている筆者も、後ろからガスヒーターを当ててみたり、背後からの寒さをどう凌ぐか頭を悩ませていました。
そんな防寒対策に良さそうと目をつけたのが、友人が使っていたチェア用クッション。さっそく捜索を開始してみると色々ありますが、正直冬しか使わないならそんなにお金はかけたくないというのが本音です。
すると、1,500円で良さげなクッションを発見!
見つけたのがこちら。フカッとしていて厚みもありそうで、おまけに約1,500円とお財布にもやさしい価格。というわけで早速入手したので、詳細をレポートしていきます。見つけたのは「レビールオブリバー」のチェアクッション
このクッションは「レビールオブリバー」という日本のアウトドアブランドのもの。もともとはブランドオリジナルの木製フォールディングチェア専用のアイテムです。
レビールオブリバー フォールディングウッドチェア クッション
●サイズ:全長66(座面33/背面33)×横50×厚み4cm
●重量:220g
●カラー:ホワイト・グレー・ブラック・キャメル・ベージュ・ブラウン
●重量:220g
●カラー:ホワイト・グレー・ブラック・キャメル・ベージュ・ブラウン
レビールオブリバー フォールディングウッドチェア キャンバスタイプ
● サイズ
組み立て時:全長68cm、横幅53cm、座面高約30cm、座面幅41.5cm、肘掛38cm、背面全長38cm、背面生地高31.5cm
折りたたみ時:60×10cm
収納バッグ:高62cm、横55cm、厚み9cm / 持ち手:横29cm、高さ19cm
●重量:約4.2kg
●カラー:ブラック・ホワイト・ブルー・イエロー・グリーン・グレー
組み立て時:全長68cm、横幅53cm、座面高約30cm、座面幅41.5cm、肘掛38cm、背面全長38cm、背面生地高31.5cm
折りたたみ時:60×10cm
収納バッグ:高62cm、横55cm、厚み9cm / 持ち手:横29cm、高さ19cm
●重量:約4.2kg
●カラー:ブラック・ホワイト・ブルー・イエロー・グリーン・グレー
ご覧のとおりのチェアなので、これなら筆者愛用のカーミットチェアにも合いそうと選んでみたわけです。
ベージュ・キャメル・ブラウン・ホワイト・ブラック・グレーのカラー展開から、サイトの雰囲気に合わせやすいベージュをチョイス。
スウェード調の表地は滑らかで、ぬくもりを感じる肌触り。サイドはパイピング加工でしっかり補強されていて、フィールドでの使用にも耐えられそうな印象です。
感触は、ふわふわというより、柔らかく身体にフィットするウレタン系マットのよう。グッと握っても指先が触れ合わない、ほどよいクッション性があります。
これは冬キャンプを快適化してくれそうという期待とともに、さっそく予定していたキャンプで試してみました!
その実力やいかに?クッションを冬キャンプで使ってみた
まったく違和感なくフィット!
カーミットチェアに載せてみたところ、似通ったチェア用ということもありまるで専用オプションかのようなフィット感です。
座ると違和感なくお尻に馴染んでくれました。ちょうど座面と背もたれを覆うような状態になるため、太ももの裏から腰まで広い範囲をカバー。
夕食後から寝るまでの冷え込む時間の焚き火タイムに使ったところ、これまで気になっていた腰・お尻周りの寒さがまるで嘘のように感じなくなりました。
チェアの座り心地までアップ
意外な収穫だったのが、クッション性が増して座り心地もよくなる点。若干ですが座面が高くなり腰をサポートする効果も得られるため、膝・腰への負担が軽減されました。
冬場だけじゃなく、クッションとしてオールシーズン使うという手もありですね。
装着したまま折りたためる
座面に見事にフィットするため、装着したまま二つ折りにすることも可能。スッキリと収納できるので、運搬時もスムーズです。
ところで、カーミットチェア以外にも使えるの?
キャンプチェアといっても種類は様々、せっかくならより多くのキャンパーのお尻を温められたら最高です。ということで他のチェアでも試してみたその結果を、三ツ星で表してみました。
レビールオブリバーのクッションを色々なチェアと組み合わせてみた
ハイランダー「ウッドフレームチェア」★★★
こちらもさきほどのカーミットチェアと似た形状のため、まったく問題なし。このクッション専用チェアの座面幅は41.5cm・背面全長は38cmなので、これと大差ないサイズのチェアであれば使えそうです。
ハイランダー ウッドフレームチェア
●サイズ:55×53×63cm
●収納サイズ:57×13×11cm
●座面高:約31cm
●重さ:3.3kg
●耐荷重:80kg
●収納サイズ:57×13×11cm
●座面高:約31cm
●重さ:3.3kg
●耐荷重:80kg
ニトリ「木製ローチェア」★★★
続いて、ニトリチェア。幅や座面・背もたれの長さなど、いい感じにフィット。ノーマル状態だと太腿や背もたれのフレームの当たりが気になりましたが、クッションが入ったことで若干解消されました。
コールマン「コンパクトフォールディングチェア」★★★
コールマンのコンパクトフォールディングチェアは軽量ながら元々快適な座り心地のチェアですが、クッションの柔らかさが加わることでワンランクアップ! サイズ的にも、座面・背面とも問題なく座れました。
コールマン コンパクトフォールディングチェア
●本体サイズ:約54×55×61(h)cm
●収納サイズ:約54×8.5×56.5(h)cm
●重量:約2.1kg
●座面幅:約47cm
●座面高:約28cm
●耐荷重:約80kg
●収納サイズ:約54×8.5×56.5(h)cm
●重量:約2.1kg
●座面幅:約47cm
●座面高:約28cm
●耐荷重:約80kg
クレイジークリーク「グラウンドチェア」★★★
グラウンドチェアにも合わせてみました。ご覧の通り、ぴったりフィット。悪天候の時でも、テントの中でリラックスして過ごせそうです。
コールマン「リゾートチェア」★☆☆
お次はコールマンのリゾートチェア。座面はクッションによりふんわりしましたが、背もたれが立っているため、腰部分のサポート効果はあまり感じられませんでした。
ヘリノックス「サンセットチェア」☆☆☆
少し背もたれ側に引き上げておかないと座面側がはみ出し、座っているうちにズルズルと前の方へ……。座面の形と合っていないので、形がしっかりしているクッションよりブランケットのようなものの方が合いそうです。
ヘリノックス サンセットチェア
●カラー:マルチカモ(MTCAM)
●サイズ:59×73×98cm(幅×奥行き×高さ)
●収納サイズ:47×12×14cm
●座面高:46cm
●耐荷重(静荷重):145kg
●重量:1.34kg(1.48kg) ※()内はスタッフバッグ込みの重量です。
●サイズ:59×73×98cm(幅×奥行き×高さ)
●収納サイズ:47×12×14cm
●座面高:46cm
●耐荷重(静荷重):145kg
●重量:1.34kg(1.48kg) ※()内はスタッフバッグ込みの重量です。
結果当然ながら、二つ折りにするフォールディングタイプのチェアとの組み合わせが座った時の感触が良く、持ち運びなどの利便性からも合っているかな、と感じました。
そしてせっかく買ったこのクッション、ただチェアに被せて使うだけではもったいない! ということで、もっと有効活用できないか考えてみました。
なんと!チェア以外でも役に立ちました
クッションの裏側は、ブックカバーのような作りになっています。ここを使って、こんな使い方もできることに気がつきました。
テント内の座布団として
二つ折りにして片側をカバーに差し込めば、テント内での座布団として使用可能。重みで沈んでしまうお尻周りは地面の冷気が伝わりやすので、こうすることでしっかり冷気を防げます。
時には枕にだって変身!
そしてもう一段階折って四つ折りにすると、細長くて厚みのある物体が出来上がりました。そう、枕です。クッションとして1,500円で買ったアイテムが、キャンプのその他シーンも快適化できるとは! これは予想外でした。
様々なシーンで使えるコスパ抜群のチェア用クッション
「とりあえず安いから試してみよう」と軽い気持ちで導入してみたチェア用クッション。的確に悩みを解消してくれた上に予想外に用途が広く、価格を考えるとこれは正解でした。これからの冬キャンプ、手放せない存在になりそうです。
レビールオブリバー フォールディングウッドチェア クッション
●サイズ:全長66(座面33/背面33)×横50×厚み4cm
●重量:220g
●カラー:ホワイト・グレー・ブラック・キャメル・ベージュ・ブラウン
●重量:220g
●カラー:ホワイト・グレー・ブラック・キャメル・ベージュ・ブラウン