筆者のプチ自慢「私じつは、お皿を汚さずにカレーライスを食べることができるんです!」
もはや日本の国民食といっても過言ではない、カレーライス。キャンプでも定番のゴハンですよね。さて、そんなカレーライスに対して私、ちょっとした自慢がありまして……。
「このカレー、誰よりも綺麗に食べることができるんです!」
ほら〜、すごくないですか? じつはコレ、筆者がまだ小さかったときに放送していた人気TV番組「伊東家の食卓」の裏技で、とある方法でスプーンを運べば誰でもきれいに食べることができるんです。これなら、キャンプで面倒な洗い物もかなり楽になるはず。
「伊東家の食卓」って?
「伊東家の食卓」とは、1997年から約10年間日テレ系列で放送されていたテレビ番組。メイン企画は日常生活で役立つ裏ワザの紹介で、当時小学生だった私は放送日の翌日にクラスメイトとその裏ワザを試していたのを覚えています。そこで今回は、「皿を汚さないカレーの食べ方」を始め、キャンプで役立つ裏ワザをいくつか紹介します。ぜひ、次のキャンプで試しみてください!
永久保存版!「伊東家の食卓」からキャンプで役立つ裏技を実践してみました
裏ワザ① 食後の洗い物が楽になる!皿を汚さないカレーの食べ方
油を大量に使った料理だけに、使ったお皿を洗うのが面倒なカレー。お湯につけておけばそんな油汚れも簡単に落とせるのですが、キャンプ場の炊事場ってお湯を使えるところがそこまで多いわけじゃないですよね。でも、これからご紹介する食べ方なら、食後のベトベトになりがちなカレー皿をあまり汚さずに食べ終えることができます。
それが、この方法! ルーが多少へばりついてしまうのは仕方ないですが、ここまで綺麗なら許容範囲。食後のカレー皿を重ねても上の別皿に汚れがつかず、洗い物もかなり楽になります。
ポイントは、ライスで土手を作り、ルーを攻めながら食べること。これによってカレーのルーが余計なところから流れ出ず、食後のお皿が綺麗になるんです。
慣れてくれば誰でも簡単にできますし、かつゲーム感覚で楽しめるので、ぜひ真似してみてはいかがでしょう?
裏ワザ② 空き缶を手で簡単に潰す方法
キャンプ中に意外と出てしまうゴミの代表格、空き缶。みなさんはどのように処理していますか?撤収時のゴミをコンパクトにまとめるためにも、おそらくほとんどの方が足でペタンコに踏みつけているかと思いますが、足場の悪い地面でそれをやると空き缶は泥まみれ。正直、その汚れた空き缶を拾うのってイヤじゃないですか?
そこで今回ご提案したいのが、手で空き缶を潰す方法!
まずは、空き缶の側面を四箇所ほど指でヘコまします。あとは、空き缶を上下で持ち、捻るように潰すだけ。
うまく潰すコツは、ヘコみを斜めに入れること。こうすることで空き缶を潰すときに捻りやすく、ギュッとコンパクトにまとまります。ちなみに、この裏ワザができるのはアルミ缶のみ。お試しの際は、怪我防止のために手袋を着用すると◎です。
裏ワザ③ 朝弱いキャンプ仲間を「一瞬で起こす方法」
キャンプの朝は基本早め。気持ちよく寝ている人を起こすのはちょっぴりかわいそうではありますが、チェックアウト時間に遅れるわけにもいきません。朝弱い人を起こす時、よくアニメではフライパンを叩きながら「起きろー」なんて叫ぶ描写もありますが、それは周りのキャンパーの迷惑にも……。じゃあ、どうやって起こすのが理想なのでしょうか。
それがコチラの「んぅ〜」攻撃。特に大きな音を立てることなく、寝ている人の耳元で蚊の飛ぶ音を真似て囁くだけなんです。ポイントは、強弱をつけながらの「んぅ〜」。いわゆる、蚊の羽音です。
蚊の羽音はピンクノイズと呼ばれ、ほんの小さな音でも不快に感じるようです。皆さんも、寝ているときに蚊が煩わしくて目を覚ましたという経験があるのではないでしょうか。
刺されると痒くなると脳が認識しているため、朝弱い人を起こすのにも最適。皆さんもぜひ試してみてください。
裏ワザ④ 靴紐が解けにくくなる方法
アクティブに体を動かすキャンプシーンにおいて、靴紐の解け&緩みは怪我の元。解けた靴紐を踏みつけ、焚き火台や打ち付けたペグのある方向に転倒してしまうと……、もう言わなくてもわかりますよね? そうならないためにも、今回ご提案したいのが「靴紐が溶けにくくなる方法」です。その裏ワザが、コチラ。一見普通の蝶々結びにも思えますが、よく見ると蝶々結びの輪っかが2つあるのがわかりますか? これにより結び目が2つでき、頑丈な蝶々結びになるんです。
筆者も何度か試しましたが、10回ほど練習すればモノになります。コツとしては、輪っか(結び目)を作る際に親指を使うこと。こうすれば、誰でも簡単にできるはずです!
裏ワザ⑤「カップ麺の蓋を隙間なく密着させる方法」を使えば、熱々の状態で美味しく食べられる!
いつでも手軽に食べられるカップ麺は、キャンプの味方。自然のロケーションと相まって普段より美味しく感じられますよね。しかし、一方で冷めがちという事実も……。あれ、じつはお湯を入れた後の蓋が浮くのが原因なんです。そこで、ここではカップ麺の蓋を隙間なく密着させる方法をご紹介。
方法は、いたってシンプルです。いつも通りお湯を注いだら、あとはカップ麺の蓋に温めておいたケトルやクッカーなどを10秒ほど押し当てるだけ。
すると、このように蓋がピタッと密着します。(どうしてなのかは正直わかりませんが、おそらく未開封時に蓋を密閉していた接着剤が一度熱で溶け、再度くっつくのかと!)
ここまで密閉できたら、冷めることなく外で作るカップ麺も熱々の状態で食べられるのではないでしょうか。ちなみに、この裏技が通用するのは発泡スチロールの容器のみ。ケトルを押し当てすぎると容器が溶ける恐れもあるので、試す際は注意してください!
裏ワザ⑥ これぞ快感!「ジャガイモの皮をパカッと剥く方法」
ジャガイモの皮剥きが面倒で、茹でる前からピーラーなどで向いちゃいます! なんて方はきっと多いはず。
しかし、先に皮を剥いてしまうと煮崩れしたり、栄養が逃げたりもするんですよね。やっぱり、ジャガイモは皮付きのまま茹でたいところ。
しかし、一度茹でたジャガイモって身が柔く、皮を剥くのが難しくなります。そんなときに活用したいのがコチラの裏ワザ!
茹でる前のジャガイモに一周切り込みを入れるだけで簡単に皮剥きできるんです。このとき、切り込みを深く入れすぎないのがポイント。
切り込みを深すぎるとそこから水が進入し、煮崩れの原因になるので注意が必要です。あとは水の状態からジャガイモを茹で、火が通ったのを確認できたら30秒ほど冷水にひたします。
粗熱が取れたら、このように両手で外側に引っ張ってみてください。そうすると、魔法のように皮が“パカッ”と剥けちゃいます! 冷水に冷やしすぎるとうまく剥けなくなるので、あくまでも軽くひたすだけにしましょう。
裏ワザ ⑦「車中の温度を一気に下げる方法」を知っていれば、撤収後の乗車もクール&快適!
上昇しがちな車内温度。特に夏場、キャンプサイトに一日中駐車していた車は炎天下にさらされ、中はまるでサウナ状態。撤収作業で疲れているのにもかかわらず、あの“もわ”っとした熱風には頭を悩まされている人はきっと多いはずです。クーラーをつけてもすぐに涼しくなるわけでもないですし……。そんな時に活躍するのが、以下の知恵!
方法は、助手席の窓を全開にし、反対側のドアを5回ほど開け閉めするだけ。これにより車内に溜まった暖かい空気が外へ押し出され、車中の温度が一気に下がるんです。
ただし、力一杯にドアを開け閉めするのは故障の原因にもなりかねないので、実践するときは注意しましょう。
ちょっとした話題にも◎「伊藤家の食卓」ネタ、ぜひ皆さんもキャンプでご挑戦を!
今回ご紹介した裏技以外にも、「伊東家の食卓」にはキャンプで使える知恵がいくつもあります。次のキャンプに備え、ぜひ皆さんもチェックしてみてください!
Edit&Text&Photo&Illust:GGGC