バネットバンはアウトドアに最適
そもそもバネットバンってどういうクルマ?
日産のバネットは1978年の初登場以来、今もなおリリースを続けているロングセラーシリーズです。主に商用車として使われているライトバンからトラックタイプまで幅広く生産されています。なかでもバンタイプはファミリーカーとしても人気で、最新モデルでは四駆も登場しているんですよ。
積載スペースが大きいのでキャンプ道具を積むだけではなく、車中泊仕様にするキャンパーもいたりと、アウトドアにうってつけのスペック。サーフボードやカヤックを積んで、ロングドライブするのにもオススメのクルマです。
愛車自慢してくれるのはこの方!
バネットバンの魅力にやられた
今回バネットバンを紹介してくれるのはケイスケさん(@ksk_crony)。自然豊かな奥京都で自営業を営む、二児のパパです。
キャンプを始めてまだ3年ほどなのに、すでに自分のスタイルを確立しつつあるケイスケさん。当初は丸腰の便乗キャンパーだったのだとか。
買い換えた理由
バネットバンにする前はランドクルーザー プラドに乗っていました。ミニマムなスタイルが好きなので、ルーフトップテントを付けて最小限のギアでキャンプを楽しんでいました。
ケイスケさんのインスタは大人気なので「見たことある!」という方も多いのではないでしょうか? 車体のロイヤルブルーカラーが眩しいですよね。
バネットバンとの運命的な出合い
もともと車中泊やバンライフというカルチャーに憧れていたので、いつか買い換えたいな〜と思っていました。そんな折、同じ京都を拠点に活動する@SomAbitoさんが代車として乗っていたのがこのバンだったんです。
出合いに運命を感じて即購入を決意したというケイスケさん。クルマとの出合いに素敵なストーリーがあると、余計に愛着が湧くものかもしれませんね。
見た目でお気に入りのポイント
乗っていてテンションが上がるかどうかもクルマ選びの大切なポイント。運命的な出合いを果たしたケイスケさんに、お気に入りポイントを教えてもらいました。手持ちのギアとの親和性が高い
車中泊やキャンプで使うギアは、味のあるものが好き。クルマがレトロなので普段使っているギアや、自宅の雰囲気ともマッチするところが心地いいですね。
ケイスケさんのクルマは89年式のNISSAN VANETTE VAN DX(T-VPJC22)という型式。中古市場でもあまり見かけることのない古いタイプです。
使い込まれたような味のあるギアが好きだというケイスケさんにはもってこいのクルマですよね。
レトロで可愛いデザイン
力の抜けた愛嬌のある顔がお気に入り。また、どの角度から見てもレトロな雰囲気があるのも大好きなポイントですね。古傷やサビのひとつひとつに、ストーリーを感じながら乗っています。
ヘッドライトの丸目1灯が時代を感じる、愛らしいデザインですよね。現行車にはない外装のディテールもお気に入りなのだとか。
乗っていて気持ちいい!爽やかなカラーリング
海と空が大好きなので、このカラーを見たときにビビッときました。以前乗っていたプラドと同じ青系なのも、このクルマを選んだ理由のひとつです。
クルマ社会の地域ではとくにクルマは毎日乗るもの。個性を楽しむなら、自分好みの色を選ぶのが1番ですよね。
実際スペックはどうなの?
見た目の割に小回りが効く
以前に乗っていたプラドの前は、ミニクーパーや軽自動車など小さいクルマが大きかったこともあり、バンは小回りが効かないんじゃないかと不安でした。
でも実際乗ってみると曲がりやすいし、狭い駐車場や細い道なども攻めることができて、そこは嬉しい誤算でしたね。
車体長は約4m、ホイールベースが2.15mで最小回転半径が4.2m。都会では幹線道路以外の小道に入るのが怖い! なんてこともなさそうです。
気になる燃費は?
燃料はレギュラーガソリン。燃費は高速道路走行時は10km/L、一般道では9km/Lと、古いクルマの割に悪くないです。もちろん、道路の状況や荷物の積み込み具合によって若干の変動はあると思いますが。
最新のクルマの燃費に比べると「それしか走らないの?」と物足りなさを感じてしまうかもしれませんね。筆者の愛車も8km/Lの旧車なので、10km/Lは優秀な方だと感じてしまいます。
キャンプギアはどれくらい積める?
僕は妻と娘2人の4人家族。基本的に車中泊仕様なので、大量のギアを積み込むことはありませんが、リアシートを倒すと1家族分のキャンプ用品は余裕で積めますよ。
現行のバネットバンに比べるとコンパクトな車体ながら、ファミリーキャンプには十分対応できる積載能力があります。
こだわりのカスタムで雰囲気アップ!
レトロな車体に劇的にマッチするステアリング
ステアリングは常に触るところなので、自分にとっては一番大切な箇所といってもいいくらい。ナチュラルウッドを使用しているので、クルマの雰囲気にも相性バツグンで気に入ってます。
どこをカスタムするかは、持ち主のこだわりのポイント次第。ケイスケさんがこだわったウッドステアリングは、Made in USAのヴィンテージタイプ。握っているだけでテンションが上がるんだとか。
レトロ感が増すウッドルーフキャリア
車中泊したいのでルーフキャリアを付けました。クルマの雰囲気に合うようにウッド×アルミ仕様にしてレトロ感をアップさせています。
塗装、タイヤ、ウインクミラーも同じ車屋さんでカスタム済みの状態で購入したそうです。
ラックとルーフトップの隙間に濡れたり汚れたりしたテントを挟めるように、ラックの脚を高めに設定しています。
脚の高さもお世話になっている車屋さんが考えてくれたんだとか。乗る人のライフスタイルに沿った提案をしてくれる車屋さんを見つけるのも大切ですよね!
これからDIYで車中泊仕様に!
車中泊スペースはまだ全然手を付けられていないんです……。自分だけじゃ大変なので、仲間の力や知恵も借りつつDIYしていく予定です!
内装DIYの過程は細かくインスタでアップしていく予定とのこと。色々な人の意見を聞いて、イメージをブラッシュアップしていくのも楽しみのひとつですよね。
気になること
四駆じゃないので、プラドに乗っていたときよりも悪路に気を使いますね。海が好きでよく行くのですが、砂浜を走らせるときも以前より慎重になりました。
砂浜やぬかるみでスタックして動けなくなったりしたら一大事。それでも悪路を攻めたい方は、あらかじめマッドタイヤに変えるなどカスタムしておきましょう。
サスペンションも板ばね式なので悪路では車内がよく揺れますが、子供たちはそれが楽しいみたいです(笑)。
クルマのデメリットも愛嬌ととらえ、家族みんなで楽しめるのであれば最高ですよね!
憧れのバンライフは意外と身近にある!
最新のクルマもいいけれど、古いクルマをイジって遊ぶのも楽しい! 自分のライフスタイルや趣味趣向に合ったクルマを選ぶと、アウトドアライフの幅が広がるかも!? あなたも憧れのバンライフを手に入れて見ませんか?