花粉から逃げるべく、雪中キャンプへ
春の暖かさとともに本格キャンプシーズンも近づいてきました! それだけならいいのですが、アウトドアマンを悩ます“アイツ”もやって来ましたよね。
そう、花粉! みなさん花粉症は大丈夫ですか? たけだはこれを書きながらも鼻水をぬぐい、目のかゆみと戦っています。花粉症のキャンパー多い。これはもうかなり上位のキャンプあるあるですね。
さて、そんな花粉から逃げるべく? 先日、福島県まで雪中キャンプに行ってきました!
雪中キャンプに行ったメンバーとは…?
メンバーはたけだバーベキュー、カメラマンの猪俣さん、ハイパーキャンプクリエイターの2人(さくぽんとヤマケン)、そして吉本俳優部の森公平くんの5人です。
キャンプ場に到着し、さぁ楽しむぞー! と意気込んでいると積もった雪を見つめる男が一人。そう、生粋のキャンパー、カメラマンの猪俣さんです。
実はこの日、とある事情で雪中キャンプに持っていこうとしていた荷物をほとんど持ってこれなくなるというハプニングに見舞われたのです。
計画ではノルディスクのアスガルドを設営し、その中にふかふかのカーペット、そして薪ストーブでいい感じに過ごす予定だったのですが、その計画ができないことに(猪俣さんがキャンプ前日にギアが全部入った倉庫のカギを落としてしまったなんて、口が裂けても言えません)。
なので、さくぽん&ヤマケンが持ってきていたOgawaのアポロン(orange別注モデル)を張り、その中に薪ストーブを入れることに。
さてさて温かな感じでゆっくりお酒でも飲みましょうか、と思いふと猪俣さんを見ると、スコップ片手に空いた発泡スチロールに雪を詰め始めたのです!
作ろうとしているものとは、なんとイグルー!
「どうしたんですか?」と聞くと「今日の寝床がないから、俺はイグルーを作る」と。イグルーとは、雪の塊を積み上げて作る即席のシェルター空間のこと。一人で作るなんて無謀も無謀、日が暮れて夜が明けるレベルです。
「またまたー、何を言うてるんですかー!」とツッコミを入れてみるものの、そのまなざしの熱いこと熱いこと! 雪をも溶かすほどの熱意に満ちていたので、僕たちもお手伝いさせてもらうことに。
これがかなりの重労働! ひたすら雪を詰めては圧縮し、それを積み上げて壁を作っていく作業。真冬なのに気づけば全員汗だくです。ただ、やりだすと徐々に形になってくるのでこちらも燃えてきます。
気づけば日も暮れてあたりは真っ暗。「腰痛ぇ! 手冷てぇ!」なんて言いながらもついに背丈を超える高さにまで出来上がってきました。完成は間近!
このとき全員の脳内に中島みゆきさんの「地上の星」が流れていたのは言うまでもありません。
ついに、完成……!
そして始めてからおよそ5時間、ついにイグルーが完成しました! 見た目もしっかりとイグルー。これはもう、ただただ感動でした。
ここにもし女子がいたら、確実に一組はカップルができてるであろうと思えるほどに深い絆が生まれたことは間違いありません。
ミスチルの桜井さんも昔「世界一美味しいお酒、それは働いた後の酒」と歌っていましたが、この経験を経た後なら「イグルー作りの後の酒が一番美味い」という歌詞にしていたのではないでしょうか。それほどにビールが美味かったです。
ぜひ皆さんも雪中キャンプに行く機会がありましたら一度イグルー作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ナイスイグルー!
さてさて、そんな雪中キャンプから戻ってきた今回のレシピですが、春を感じるレシピをご紹介したいと思います。
春香るあさりとアスパラガスのボンゴレビアンコ
この時期のあさりは美味しいですからね! そこに春食材のアスパラガスが加わり、より春らしく。
材料(2人分)
パスタ・・・2束
あさり・・・1パック
アスパラガス・・・2本
にんにく・・・2片
鷹の爪・・・2本
オリーブオイル・・・100ml
塩・・・大さじ1
白だし・・・小さじ1
白ワイン・・・大さじ1
作り方
あさりを洗い、砂抜きをします。アスパラを適当にカットし、鷹の爪を輪切り、ニンニクをみじん切りにします。
大きな鍋で湯を沸かし、塩を入れてそこでパスタを茹でます。表記の時間より1分前ほどにあげてください。
フライパンにオリーブオイル、にんにく、鷹の爪を入れて火にかけます。
そこに砂抜きをしたあさり、アスパラガスを入れて、白ワインを入れて蒸し焼きにします。
あさりが開いたら、パスタを投入。適度に茹で汁を入れながら味を見ます。最後に白だしを回しかけて混ぜると完成です。
春広がる春菊のおひたし
お次は、キャンプの前菜にささっと作れていいおつまみになる春レシピを。じつはこれ、いつも出すと瞬殺でなくなります。簡単なのでぜひキャンプでも自宅でもやってみてくださいね!
材料
春菊・・・200g
塩・・・適量
<調味液>
白だし・・・大さじ2
水・・・150mlml
鰹節・・・お好みで
作り方
鍋に湯を沸かし、塩と春菊を入れて約1分茹でます。水を切り、流水で冷やして粗熱を取りましょう。
水気を絞り、適当な大きさにカット。
ジップ付き保存袋に調味液を入れて、先ほどの春菊を入れてクーラーボックスで20分ほど寝かせて味をなじませます。それを盛り付け、最後に鰹節を飾って完成です。
春実るタケノコとさんまのかば焼き缶の炊き込みご飯
これも超簡単! タケノコはあく抜きなどは少し面倒なので、今回は水煮タケノコを使いました。
材料
米・・・2合
水煮タケノコ・・・100g
さんまかば焼き缶・・・2缶
油揚げ・・・1枚
白だし・・・大さじ2
刻みネギ・・・適量
作り方
お米を研ぎ、適量な水を入れます。そこに適当な大きさにカットしたタケノコ水煮と、ぼぐしたさんまのかば焼き缶をタレごと入れます。
カットした油揚げと白だしを入れて、あとは蓋をして5分強火、そして15分弱火で炊き、火から上げて10分蒸らして炊き上げます。
最後にネギを散らして完成です。さんまのかば焼き缶がしっかりと味があるので、白だしを調整してみてください。ほかの缶詰に変えても美味しいですよ!
しっかり食べて、気候の変化に負けない体づくりを
さて、今回は春を感じるレシピをご紹介させていただきました。気候の変化が激しい春なので、たくさん食べて免疫をつけて花粉症に負けない体を作りましょう(と言いつつも垂れてきた鼻水をぬぐっております……)。
ではまた来月。ナイスバーべ!