釣り人がリスペクトする「ダイワ」から新作クーラーが登場
夏のキャンプに絶対欠かせないギアといえばクーラーボックス。奮発したステーキ肉の鮮度を保つためにも、お酒をキンキンに冷やすためにも、信頼のおける高性能なクーラーボックスを持参したいところです。
中でも、一部のキャンパーたちから「使える!」と評判なのが釣具メーカー「ダイワ」のクーラーボックス。この夏には待望のソフトクーラーも発売されたので、サブクーラーをお探しの方もぜひチェックしておきたいところ。
釣り用クーラーとキャンプ用クーラー、違いはあるの?
釣り用に開発されたクーラーボックスは、持ち運ぶことを前提に作られているので、キャンプ用と比べても軽量に作られていて持ち運びしやすいのが特徴。また、クーラーボックスを開発・販売し続けて50年以上の「ダイワ」ともなると、釣った魚の鮮度を保つための技術がふんだんに詰まっているので、その保冷力と機能性の高さは折り紙付きです。これが、一部のキャンパーたちから高く評価されている所以です。
キャンプ好きのママが「ダイワ」のクーラーボックスを初体験
とはいえ、家族とキャンプを楽しむファミリーキャンパーにとっては、釣り用のクーラーってなかなか選択肢に入ってこないのも事実。そこで、今回はキャンプ好きのママ・まいこさんとそのご家族に、ダイワのクーラーボックスを使ってキャンプをしてもらいました。
普段はキャンプメーカーのクーラーボックスを使っているそうで、釣り用のクーラーボックスは今回が初体験。まずは新作のソフトクーラーから検証してもらいました。
「ダイワ」のクーラー技術をフル投入した、超本気のソフトクーラー
「ソフトクール」はこの夏に発売されたばかりの新作。「半世紀に及ぶダイワのハードクーラーの開発技術を惜しみなく投入した」という、待望のソフトクーラーです。競合がひしめく市場に挑戦するとあって、同カテゴリーの弱点を根こそぎ排除したという意欲作です。
今回、キャンプに持っていったのは「ソフトクール800」。500mlのペットボトルが6本収納できるサイズなので、サブクーラーとしてドリンク専用に持っていくのにちょうどよい大きさです。
それでは、気になる4つのポイントをひとつずつチェックしていきましょう。
検証1:気になる持ち運びやすさは?
「ソフトクール」には取り外し可能なショルダーベルトが付属しています。ベルトには樹脂成型の肩掛けパッドが付いているので、滑りにくく、重い荷物を入れても荷重を分散してくれるのが特徴。
パッド部分がかなり分厚いので、肩に食い込むことがなくて楽です。これなら、キャンプ場近くのアスレチックに行ったりするときでも、気軽に持ち運びができますね。
ハンドル部分にはカバーが付いているので、手提げスタイルも楽々。ショルダーベルトだけだと、背の低い子供は持ち運ぶのが大変ですが、両方備わっているのは便利ですね。
また、地面に置いた時にショルダーベルトが汚れないように固定するギミックも装備。
土や砂利のサイトだと、どうしてもベルト部分が汚れてしまいます。「ソフトクール」にはベロクロテープでベルトを固定しておくことができるので便利。いちいち汚れを拭き取る手間がいらないのはうれしいですね。
また、使い終わったときもご覧の通り、コンパクトに収納が可能。厚い断熱材を採用していますが、折りたたんだ状態で固定できるため、帰りの積載も安心です。
このサイズ感なので、自宅で保管しておくときも収納スペースが少なくて済むのがうれしいです。
検証2:意外と見落としがち!手入れのしやすさを調査
続いて、多くのママが気になるメンテナンスのしやすさについてチェックしていきましょう。表面素材には耐候性、耐水性に優れたPVC素材を採用しているので、水滴や汚れもサッとひと吹きするだけできれいになります。
また、本体の底にはゴム脚が付いているので、地面に直置きしても、汚れるのは最小限で済むのはうれしいところ。
そして、インナー部分はベロクロテープで装着されているので簡単に取り外しがOKと、細かいところまで気を配って設計されていることが感じられます。
クーラーボックスはどうしても食材の臭いなどが気になりますが、使い終わったら洗剤でキレイに洗えるのは助かります。表面部分の汚れも最小限に抑えてくれるので、お手入れも簡単でした。
検証3:最重要機能はやっぱりココ!保冷力はどうなの?
そして、やはりいちばん気になるのが保冷力。ソフトクーラーは「氷がすぐに溶けちゃう」というイメージが先行しますが、「ソフトクール」は然にあらず。
厚い断熱材を採用し、冷気の漏れを防止する構造なので、氷は約25時間キープ(800の場合)するというスペックを誇っています。また、インナーもPVC素材なので、写真のように氷をそのまま投入しても水漏れの心配はありません。
蓋の裏面にあるポケットには、一般的な保冷剤が収納できるのも便利。ダイワで別売りのCPアイスならジャストサイズで収納可能。これを上と下、両方から挟み込むように設置することで、より高い保冷力を実現してくれます。
また、地熱をカットするために底部分には厚さ20mmの断熱材を採用(壁面の断熱材は10mm)。真夏の暑い地面に直接置いてしまうことはよくありますが、そんなときでも高い保冷力を保ってくれるんです。
今回、一泊二日のキャンプで使ってみましたが、初日に買った氷は翌朝まで形が残っていました。日差しが強く暑い日でしたが、ソフトクーラーでこれだけ保冷してくれるのは頼もしいですね。
息子がサッカーをやっていて練習や試合に立ち会うことが多いのですが、そんなときでも重宝しそうです。
インナーの取り外しができるソフトクーラーの場合、底部分に結露による水たまりができてしまうという欠点が実はあるんです……。
「ソフトクール」はそのデメリットも解消。底部分のジッパーを開けてタオルを入れておけば、結露も吸水できます。こういった細かい心配りは、本気で開発したという証ですね。
検証4:キャンパーなら気になる、サイトに置きたくなるデザイン性
「ソフトクール」のカラバリは全部で3色。いずれもシンプルなデザインで、落ち着いたカラーリングです。
色の組み合わせが今っぽくてすごくかわいいです。いい意味で釣具メーカーのクーラーっぽくない(笑)。テントなどとコーディネートしやすいのはもちろん、洋服にも合わせやすいので、普段使いもしやすいデザインだと思います。
コスパ抜群の「ソフトクール」は、用途に合わせて揃えたい
「ソフトクール」は今回使用した800(8L)が一番小さいサイズ。ほかにも1500(15L)、2500(25L)、4500(45L)と全4サイズを用意しています。
価格も手頃なので、シーンや用途に合わせて使い分けたいですね。個人的には、800と1500の組み合わせが理想的。毎日の買い物のときのショッパーとして使ったり、子供と公園へ行くときにアイスを持ち歩いたりしたいですね。
「ダイワ」のハードクーラーは、ママも喜ぶ機能が満載
もうひとつ、やはり気になるのがダイワの真骨頂であるハードクーラー。というわけで、今回は「ソフトクール」と一緒に「プロバイザートランクHD ZSS 3500」を使ってもらいました。
断熱材にはウレタンのほか、全6面に真空パネルを搭載しているので、氷の持続時間は驚異の127時間! 単純計算、4泊5日のキャンプでも氷の買い足し不要というハイスペックモデルです。
椅子としても使えるマッスルボディ!
ダイワのハードクーラーは釣り人たちが椅子代わりに使うことを想定して設計されているので、ボディはとにかく頑丈。大人はもちろん、子供がふたり座ってもビクともしません。
キャンプ場に到着して設営が完了するまで、約1時間はかかります。そんなとき、まずはクーラーボックスに座らせておけるので便利でした。
いつも使っているハードクーラーだと、椅子として使うのには少し気がひけるのですが、座れることを謳っているクーラーなので安心ですね。
釣り用ならではの、多彩なオープンシステム
また、釣り用クーラーボックスの特徴として挙げられるのが多彩なオープンシステム。写真のように片側を開けるのはもちろん、蝶番が手前部分にも付いているので、なんと逆方向からも開けることができる両方向開きなんです
さらに、蓋を完全に取り外すことも可能。買い出しした食材を詰めるときや、汚れた蓋を洗うときなどに重宝します。
車に積載した状態で蓋を開けるのって結構大変なのですが、これは楽。キャンプの帰り道で買った要冷蔵のお土産をクーラーボックスに収納するとき、とても簡単で感動しました。
食材満載でも、移動は楽々
クーラーボックスの移動はかなりの力仕事。でも、サイドハンドルを引き出せばキャリーバッグのように転がして移動することができるので、ママでも楽々。キャスターが小さいので、荒れた路面の場合はボディを擦らないように注意しましょう。
ちょっとレイアウトを変えたい時でも、気軽に移動できたのは便利でした。また、ロングハンドルが付いているので、車から下ろす時なども持ちやすかったです。
釣り用クーラーボックスがあれば、ファミリーキャンプがもっと快適に
細かいところまで考え抜かれた使い勝手の良さと抜群の保冷力。実際に使ってみると、釣り用のクーラーボックスはキャンプ用のクーラーボックスにはないメリットがたくさん見つかりました。
いよいよ夏本番、信頼のおけるクーラーボックスとして、「ダイワ」を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
▼今回使用した2アイテム
ソフトクールのカラー・サイズ詳細はこちら
プロハイザートランクHD 3500
TEXT:まついただゆき
PHOTO:比留間保裕
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