※記事中に幕内で火器を使用しているシーンがありますが、禁止しているメーカーもあります。使用する際は自己責任となりますので、もし使用する際は換気を十分行い、一酸化炭素報知器を必ず使用しましょう。
冬キャンに向けて、どの暖房がベスト?

暖まるのと同時に調理もできる、これぞアウトドアの醍醐味といった感もある「薪ストーブ」。


さて、いったいどれを選ぶのがベストなのでしょうか。そんな素朴なギモンにお答えすべく「暖かさ」「手間」「価格」「かさばり度(重さ)」の4方向から、熱源ごとに比較検討してみましょう!
検討ポイントその1:暖かさ
薪ストーブ:強力でポッカポカ

メラメラと燃えるのを眺めているだけでも楽しいものです。
石油ストーブ:じんわり暖かい

キャンプで使われるのはアラジンやトヨトミなど対流式が多いですね。フジカやアルパカは対流式に加えて遠赤外線効果も備えており、より周囲が暖まりやすいです。
ガスヒーター:弱めなので「サブ暖房」に適する

出力は1kw前後と抑えめのものがほとんどですが、なかには最大で2kw以上というパワフルな機種もここにきて登場しています。
検討ポイントその2:手間
薪ストーブ:設置・扱い方ともに難易度高め

使用時においては、換気のたびに温度が下がってしまったり、置く場所によって幕内全体が暖まりにくいなど慣れるまでコツが要るようです。小さな子供がいると、やけどの危険も懸念点ですね。
石油ストーブ:燃料補充やメンテナンスが必須

安全装置は物によって違いますが、概ね耐震装置などベーシックなものは付いています。薪ストーブほど全体が高温にはならいものの、やはり月齢の低い子供がいる場合はストーブガードなどで囲んだほうが安心です。
ガスストーブ:燃料・お手入れともに楽!

本体も薪・石油ストーブほどの高熱にはならず、三つの中では比較的安全。軽いものなら気軽に移動できるのもメリットです。
次は気になる“お値段”を徹底比較!
検討ポイントその3:価格
薪ストーブの相場:3~6万円前後

窓がない、脚が短いなど気になる点はあるものの、暖房としてはもちろん調理もできる薪ストーブなので、初心者でもとっつきやすいお手頃価格は魅力的ですね!
ホンマ製作所 ステンレス時計1型薪ストーブセット
●サイズ W600×D400×H345mm
●フタ径 350mm
●煙突径 106mm
●最大薪の長さ 約50cm
●重量 約6.6kg
●材質:本体/ステンレス、煙突/ステンレス
●付属品 本体 / 1台 ・半直筒 / 2本 ・丸トップ / 1個
●フタ径 350mm
●煙突径 106mm
●最大薪の長さ 約50cm
●重量 約6.6kg
●材質:本体/ステンレス、煙突/ステンレス
●付属品 本体 / 1台 ・半直筒 / 2本 ・丸トップ / 1個
G-Stove Heat View 本体セット
●サイズ:(約)横42×奥行42×高さ236cm
●収納時サイズ:(約)横42.5×奥行28×高さ34cm
●重量:約10kg
●素材:ステンレス
●耐熱温度 :〜1000℃
●収納時サイズ:(約)横42.5×奥行28×高さ34cm
●重量:約10kg
●素材:ステンレス
●耐熱温度 :〜1000℃
大型で高価な薪ストーブは、さらに薪代もかかるとなるとなかなか勇気が要るかもしれません。ただ、雰囲気込みの特別な「大人の所有欲」をみたしてくれることでしょう。
石油ストーブの相場:3万円前後

トヨトミ 対流型 石油ストーブ ダークグリーン
●サイズ:幅38.8×奥行38.8×高さ48.5cm
●重量:6.2kg
●油タンク容量:4.9L
●重量:6.2kg
●油タンク容量:4.9L
ガスストーブの相場:1~3万円

センゴク アラジン ガスストーブ レッド
●サイズ:奥行33.5×幅32×高さ39cm
●重量:5.7kg
●連続燃焼時間:〔0.8kw〕約260分、〔2.0kw〕約100分
●重量:5.7kg
●連続燃焼時間:〔0.8kw〕約260分、〔2.0kw〕約100分
イワタニ カセットガスストーブ マイ暖
●サイズ:幅311x高さ299x奥行き208mm
●重量:2.6 kg
●対応乗数:木造3 畳、コンクリート4 畳
●重量:2.6 kg
●対応乗数:木造3 畳、コンクリート4 畳
続いては、キャンパーにとっての死活問題「持ち運びのしやすさ」を比較してみましょう!
検討ポイントその4:かさばり度(重さ)
薪ストーブ:重いものが多い

詳細はこちら

tent-Mark DESIGNS マキコン2
■使用時サイズ/長さ560×幅310×高さ500mm
■収納時サイズ/長さ450×幅160×高さ150mm
■材質:ステンレス
■本体重量(約):4.7kg
■収納時サイズ/長さ450×幅160×高さ150mm
■材質:ステンレス
■本体重量(約):4.7kg
石油ストーブ:重いが、薪ストほどではない

ガスストーブ:おおむね軽い

「何を重視するか」自分なりの優先順位を!

対して、敷居の低さや携帯性ならガスストーブ。両方の良さを少しずつとるなら石油ストーブということになりそうです。
それぞれの検討ポイントに自分なりの優先順位をつけてみて、ベストな一台を見つけましょう!
冬キャンでストーブを使う際の注意点
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