いよいよ年末、大掃除の季節です!
年末といえば、大掃除。一年の家中の汚れを落とすわけですが、皆さんキャンプ用品はどうされていますか? 使ってそのままにしてしまいがちなギア類も、このタイミングでお手入れしてみてはどうでしょう。キャンプギアのメンテナンスって、何をすればいいの?
でも「ギアの掃除って今いちピンと来ない」という方も、少なからずいるはず。そこで今回はCAMP HACKでライターとして活躍している主婦キャンパーたちの、お知恵を拝借! 読者のみなさんの参考になるよう、具体的なお掃除ポイントをまとめてみました。これを読んだらもう掃除せずにはいられない……!? さっそくアイテム別に見ていきましょう。
テント・タープ
広げて点検&掃除
フライシート・インナー・タープは、広げてから汚れや損傷がないかチェックします。汚れは拭いて、埃や木くずはホウキで掃き出します。シームテープのはがれや本体の損傷を補修し、悪臭・劣化防止として消臭・防水スプレーまでできれば完璧です!設営して風通しを良くする
掃除後は、できれば設営してしっかり乾かすと◎。せっかくキレイにしても生乾きのまま保管してしまうと、逆にカビや悪臭の原因になることも。このとき、テントの耐水性をキープするために撥水スプレーをしてから乾燥させるとなお良いですね。クリーニングに出すという手も
テントを広げるスペースも無いし自分で掃除するのは大変という場合は、プロに頼むという選択肢も。テントクリーニング専門業者なら、確実にキレイにしてくれます!「テントクリーニング.com」はこちら
ポールの掃除
よく見ると結構汚れているのが、ポール。表面や接続部分に入り込んだ汚れを落とします。内部の泥は歯ブラシや細い棒を使うとしっかり取れますよ。キレイになったら、ポールの曲がりやショックコードを確認。損傷していたり、劣化していたら交換しましょう。主婦ライターのワンポイントアドバイス
関さん
ガイロープが泥で汚れていたら、絡まないよう1本ずつ輪ゴムでまとめてネットに入れて、洗濯機で洗って干すといいですよ。ロープの傷や劣化のチェックにもなります。
山田さん
テントのスカート部分は、撤収時に厚手のウェットシートで都度拭き取りをしておくと後々楽ですよ。わたしはコストコで大量買いしてる激落ちくんのウェットシートを使っています。
レック 水の激落ち 超厚 ウェットシート
●サイズ:30×20cm
洗剤不使用、竹由来天然成分配合、除菌+消臭、アルカリ電解水を使用したウエットシートです。レック製品はドライシートをフローリング用に長年使っていますが、今回はフローリング対策ではなく、雑巾代わりに選びました。我が家には未だ義務教育中の一人息子がおりますので、洗剤使用よりも二度拭きが要らない電解水のウエットシートのほうが使い勝手が良いです。超厚手。エンボスシート加工されています。
火器類
焚き火台の掃除
材質によっては金たわしなどでゴシゴシこすると焚き火台自体を傷めてしまうので、こびりついたコゲや燃えカスを除去しておく程度で良いでしょう。レンジフードを掃除するようなアルカリ性の洗剤やヘラを使うと、すんなり落ちますよ。ただし洗剤も、焚き火台の素材に注意して選ぶ必要があります。
網のコゲを落とす
焚き火台本体をピカピカにする必要はなくとも、食材を直接のせる網はキレイにしておきたいもの。オキシクリーンなど漂白効果のある洗剤液に漬けておくと、汚れが落ちやすくなります。目と目が交差しているところは、歯ブラシ状の金たわしが便利ですよ!石油ストーブは芯をチェック
燃焼部分の汚れを拭き取ったら、ストーブの中心にある芯の点検を。もし減っていたらといざいう時に火がつかないこともあるので、交換しておく必要があります。ランタンの点検
ガソリンやガスランタンのグローブ・ジェネレーター・ポンプカップを磨き、損傷や劣化箇所が無いかチェックします。とくにガソリンランタンはバルブに付いているOリングが摩耗していると燃料が漏れ出してしまうこともあるので、しっかり確認しておきましょう。心配ならプロにおまかせ!
火器類の取り扱いは安全第一。もし自信がない場合はメーカーや専門店にお願いしましょう。店舗への持ち込みや郵送での依頼などメーカーやお店によって依頼方法が違うので、ホームページなどで確認しましょう。主婦ライターのワンポイントアドバイス
関さん
ランタンには虫が入り込んでたりすることも。細かいホコリや汚れを取り除くには、この綿棒がオススメ!
山田さん
我が家ではバーナーやカセットコンロの油汚れ掃除には、ウタマロクリーナーを使ってます。よく落ちますよ~!
ウタマロクリーナー
●内容量:400mL
●成分:界面活性剤(5% アルキルベタイン)、水軟化剤、安定化剤
●サイズ :幅100×奥行50×高さ200mm
●成分:界面活性剤(5% アルキルベタイン)、水軟化剤、安定化剤
●サイズ :幅100×奥行50×高さ200mm
本当によく落ちる!ステンレスにこびり付いた水垢もお鍋の焦げ付きも!
しかも手荒れしない。これと一緒に食器用も購入して使っていますが手荒れがなくなりました。
シンクもシュシュっとしてキッチンペーパーで拭くとピカピカに★
調理器具
クッカー類の焦げ落とし
ケトルやクッカーなどの焦げ落としには、金属たわしと重曹がオススメです。しつこい汚れは浸け置きが効果的ですが、適さない素材もあるので事前に確認しましょう。トングやカトラリーも汚れや錆を落としてキレイにすると、スッキリ気持ちいいですね。ナイフの折りたたみ部分の清掃
ナイフやキャンプ用の包丁は錆を取り、研ぎ直しをします。折りたたみ式ナイフの場合は、刃の付け根部分にホコリや汚れがたまっていることも。開閉しづらくなってしまう前に、綿棒などで掻き出しましょう。カトラリーケースは洗って乾かした後アルコールスプレーをすると、ニオイ取りもできますよ。
主婦ライターのワンポイントアドバイス
関さん
コーヒーミルも要チェック! 酸化した粉が残っているとコーヒーの風味が損なわれると焙煎師に言われたので、分解して清掃しています。
山田さん
プラスチックやステンレス製品などの調理ツールも“オキシ漬け”しています。キッチンシンクもまるごとキレイになりますよ!
オキシクリーン
●内容量:2270g
●成分:過炭酸ナトリウム(酸素系)・界面活性剤(アルコールエトキシレート)・炭酸ナトリウム (洗浄補助剤)・洗浄補助剤
●液性:弱アルカリ性
●形状:粒状
●成分:過炭酸ナトリウム(酸素系)・界面活性剤(アルコールエトキシレート)・炭酸ナトリウム (洗浄補助剤)・洗浄補助剤
●液性:弱アルカリ性
●形状:粒状
オキシ漬けしてみたら、換気扇やガスコンロの油汚れがあっという間にキレイになりました。年末にむけて大活躍しそうです。
シュラフ・ブーツ・チェア
洗濯できるものは洗う
シュラフの洗濯は、中綿の種類が化繊かダウンかでも適した方法は違うため必ず表示を確認してから行いましょう。洗える場合は、浴槽を使った丸洗いがオススメです。バック類は裏返して、隅に溜まったゴミはブラッシングして落とします。シューズは防水・消臭スプレーでメンテナンス
トレッキングシューズやレインシューズ類は、ブラッシングで表面とソールの溝の泥汚れを落とします。その後クリーナーで磨き、消臭・防水スプレーして陰干しを。シューレースも、汚れていたり劣化していたら洗うか新しいものに交換しましょう。主婦ライターのワンポイントアドバイス
関さん
ラグやブランケットなど大判サイズや分厚い物の洗濯は、コインランドリーの大型洗濯乾燥機が便利!
山田さん
シミ抜きには液体の酸素系漂白剤・重曹・食器用中性洗剤を使った“魔法水”が大活躍。白いコットンキャンバス生地のカバンは、中も外も真っ白に! 大切なウェアには毛玉防止スプレーもオススメですよ。
毛玉予防スプレー ミスト
●内容量:200ml
●成分:無機系化合物、水、防腐剤
●成分:無機系化合物、水、防腐剤
カットソーなんですが毛足が少し長いのか一日着たら細かい毛玉ができるシャツがあり捨てるか悩んでいたのですが、こちらをスプレーして一日着用しましたが毛玉がほとんどできませんでした!!!!
半信半疑でしたが効果がありそうです♪
コンテナ・クーラーボックス
ギアコンテナの中身を全部出して中を掃除
まずは、コンテナに入っている物を一度すべて出します。コンテナ本体はアルコール除菌ウェットティッシュで拭き、乾いたら要る物・要らない物をチェック。要るものだけを戻しましょう。忘れがちなガス缶の補充もしておくと良いですね。クーラーボックスの清掃
クーラーボックスは水気が残っていることが多いので、中を空っぽにしたあと一度から拭きをして汚れを拭き取ります。ニオイが残っている場合は、乾かした後に消臭スプレーやアルコールスプレーをすると良いですよ。主婦ライターのワンポイントアドバイス
関さん
コンテナの底の部分、意外と汚れが溜まっているんですよね。砂利や葉っぱが入っていたりすることもあるので、要チェックです!
山田さん
コンテナボックスの中も、オキシ漬けで洗浄しています。この時、タープやテントのガイロープも金具を外して一緒にドボン! この後ネットに入れて洗濯機で洗濯して干します。