プロが教えるアウトドアの必携ギア

第三回目は、カメラマンとしても活躍しながら人気ガレージブランドのオーナーでもある見城了さんに直撃!
撮影からモノづくりまで、アウトドアにどっぷりな見城了さん

家族とのキャンプがメインではあるそうですが、最近は子供も大きくなってきたため、仕事仲間と行ったり、イベントの出店や撮影の際にキャンプする“お仕事キャンプ”が中心になってきているとか。そんな見城さんが、常時車に積んで愛用しているというギアを紹介していきましょう。
見城了さんの必携ギア1:ソロストーブのキャンプファイヤー

1年ちょっと前に撮影で実際に使ってみて気に入り、それ以来仕事にプライベートに大活躍しているとのこと。

ソロストーブは一番小さなライトからドラム缶のようなボンファイヤーまで5つのサイズ展開がありますが、僕にはこのキャンプファイヤーがちょうどいいサイズでした。
寒い時期にみんなで暖を取るには不向きですが、簡単に準備と撤収ができて、薪への着火もすぐなので、手軽に焚き火を楽しむのに最適です。ソロで参加するキャンプの場合は、これのみで行くことも多いですね。
直径: 約17.8cm
重量: 約998g
よく燃える
レンジャーと迷って、携帯性、収納の面からこちらを選択。結果大正解でした。
出典: 楽天市場
見城了さんの必携ギア2:アムコのタックルボックス


見た目の無骨さと細部までこだわった作りが気に入って、数年前にネットオークションで購入しました。古い製品なのですがとにかく頑丈にできていて、当時の職人技術の素晴らしさも実感できます。
キャンプに必要な細かいものを整理するために使っているのですが、中が3段のスライドトレーになっているので収納力も抜群です。
ちなみに、アムコのタックルボックスはネットオークションなどで様々な年代のものが出回っていて、サイズやカラーはバラエティ豊富。気になる方は、ぜひ調べてみてくださいね。
見城了さんの必携ギア3:エバニューのキャンドルランタン

赤い屋根型のデザインが特徴的で、見城さんはあまりのかわいさのため、いまだ点灯せずにインテリアとしてサイト内に飾っているそう。
見た目がすごく好きで、この屋根の色を変えた商品を過去に企画したんですけど、技術的に難しくて諦めました。素材はアルミと鉄なのですがよく見ると底面が台形になっていて1辺1辺の長さが微妙に違っていたり、とにかくよくできているんです。
一度でもキャンドルに点灯してしまうとススで黒くなってしまうため、見城さんはこの先も“明かり”ではなく“飾り”として愛用していくそうです。
見城了さんの必携ギア4:ペレグリン デザインのチクタクスツール


バックパックなどでおなじみの、テープとアタッチメントの組み合わせを導入しています。ここの長さを変えることで、座面の高さを自由自在に調整できるんです。よく旅館に行くとそば殻が入った硬い枕の上で胡座(あぐら)をするんですけど、あの高さがすごく心地よくて。
このスツールはその格好で焚き火ができるようにと考えて作ったんです。撮影のときはカメラバッグを置いたり、仕事にキャンプに常に欠かせないギアとなっています。
しかし、残念ながらこのスツールの生産は現在休止中。ほかにはない唯一無二の商品なので、一日も早い復活を期待しましょう。
見城了さんの必携ギア5:トライテンシルのカトラリー

まず、グラフィカルな見た目がかっこいい。スプーン兼ナイフとフォークがカチリとハマってコンパクトに収納できるのが特徴なのですが、はめ込む場所を変えることで柄の長さを調整できるので、ロングハンドルのスプーンとしても使えるんです。
深型クッカーの鍋底の食材をすくったりすることもできるので、重宝しています。
こだわって作られたギアが揃う、見城さんの必携ギア

新旧の垣根なしに、こだわって作られた良質なアイテムを見つけるそのセンス……ぜひともマネしたいものです!