【スタンレー vs ドリンクタンクス】話題のグロウラーを比較・検証してみた

アイキャッチ画像撮影:編集部

次のキャンプでグロウラーはいかが?

グロウラー比較
撮影:編集部
冷た~い飲み物を持ち歩いてキャンプでぐいっと飲めちゃう「グロウラー」というアイテムをご存じでしょうか?

普通の水筒と違うのは、真空構造になっているので、炭酸飲料を入れてもOKというところ。ビール派にはなんとも魅力的なアイテムです。

撮影:編集部
編集部は、今年の新作グロウラー2アイテムの入手に成功。今回は、その実力を比較・検証してご紹介します!

選手紹介!

グロウラー比較
撮影:編集部
こちらが比較する2つのアイテム! 検証前にまずは基本スペックをさくっとチェックしましょう。

ドリンクタンクス グロウラー

ドリンクタンクス グロウラー
撮影:編集部
まずは、今年話題の新星「ドリンクタンクス」のグロウラーがこちら。

1.9Lと3.8Lの2サイズを展開し、カラーのラインナップも豊富なので、好みのアイテムを手に入れる事ができます。今回使用するのは、1.9Lのサイズ。

また、別売りの「ケッグキャップ」をつければ、なんとビアサーバーに変身! これは、なんとも魅力的です!

スタンレー ゴーシリーズ 真空グロウラー

スタンレー ゴーシリーズ グロウラー
撮影:編集部
続いて、こちらはスタンレー2018年7月発売の新作、「ゴーシリーズ真空グロウラー1.9L」。文句なしのカッコよさ。男心をくすぐります。

スタンレー
撮影:編集部
フタの部分には珍しいスタンレーのロゴマーク。クラシックシリーズではこのマーク、あまり見かけませんね。

スペック比較

続いて、それぞれが発表しているスペックについて。

▼ドリンクタンクス(1.9L)
値段:17,820円(税込み)
重量:1,400g
保冷力:7度以下24時間
保温力:80度以上12時間

▼スタンレー
値段:8,424円(税込み)
重量:900g
保冷力:10度以下24時間
保温力:18時間(温度の記載なし)

一番の違いは「値段」。同じ容量で似たスペックですが、ドリンクタンクスの方が倍近くします……! 別売りのケッグキャップも1万円近くするので、購入に悩むところ。

また、スペックだけを比較すると、保冷力はドリンクタンクス、保温力はスタンレーが優勢のように思えます。

やらせなし。本気の2番勝負

グロウラー 比較
撮影:編集部
それではいきましょう。やらせなしの本気勝負。「保冷力」と「真空力」の2つを比較しますよ!

保冷力勝負

グロウラー 比較
撮影:編集部
比較方法は、それぞれのグロウラーにロックアイスを限界まで詰め込み、数時間後に氷が融けた水の量を測定したいと思います。

基本スペックからは、接戦が期待されるこの検証。果たして、どうなるのか!?

グロウラー比較
撮影:編集部(写真はドリンクタンクス)
グロウラー比較
撮影:編集部(写真はスタンレー)
午前10時、ぎちぎちに氷を詰めました。ここから、オフィスで10時間放置します。

グロウラー比較
撮影:編集部
朝に氷を詰めてからは、一度もフタを開けず、他の仕事をしながらその時を待ちます。ワクワク……。

グロウラー比較
撮影:編集部
そして10時間後の午後8時! まずはドリンクタンクスの方からいきましょう!

グロウラー比較
撮影:編集部
氷が落ちないように、軽く蓋を抑えながら水を注いでいきますが、ほとんど融けていません! 涼しいオフィスに置いていたこともありますが、さすがの保冷力。

グロウラー比較
撮影:編集部
ドリンクタンクスの結果は、コップ半分にも満たない量。続いてスタンレーのグロウラーから融けた水を入れていきます。

もともとのスペックでは、ドリンクタンクスが優勢に思えましたが、結果は……

ドリンクタンクス
撮影:編集部
なんとスタンレーの方が、半分ほど少ない! もちろん氷が空気や水に触れている表面積などの細かい条件はあると思いますが、保冷力はスタンレーの勝利です

真空力(炭酸)勝負

グロウラー比較
撮影:編集部
まさか保冷力で負けてしまったドリンクタンクス。続いて、真空力の勝負で挽回なるか。

この勝負では、炭酸の抜け具合をチェックするために、コーラを入れて2時間放置。その後、2つを飲み比べてどちらの方が炭酸を感じるか、という検証をします。

グロウラー比較
撮影:編集部
それぞれに1本ずつ、コーラを入れます。そして、待つこと2時間……。

グロウラー比較
撮影:編集部
グラスに注ぎ、それぞれを飲み比べます。

グロウラー比較
撮影:編集部
今回は、CAMP HACK編集部 + YAMA HACK編集部、デザイナーなど男女合計15人にテイスティングを実施。

その結果、より炭酸を感じると答えた人数が……

ドリンクタンクス:8人
スタンレー   :7人

とほぼ僅差! ここはぎりぎりでドリンクタンクスの勝利です!

ただ、飲んだ人からは、「どっちかというと……」「ほぼ変わらないけど……」などといった意見が多く、炭酸の抜けについては個人の主観によるところが大きかったです。

結論:お得なのはスタンレー!

スタンレー グロウラー
撮影:編集部
ドリンクタンクスと比べて、1万円近い値段の差。それでいて、見た目、保冷力、真空力のどれをとっても、ひけをとらないときたら、スタンレーのグロウラーがいかに優秀かお分かり頂けたかと思います。

ただ、ビールサーバーにできるのは、ドリンクタンクスの特権。実は筆者は思い切ってドリンクタンクスを購入済。この夏は個人ビアサーバーで盛り上がる予定です。あなたはどちらを選びますか?
ITEM
スタンレー ゴーシリーズ 真空グロウラー
ITEM
ドリンクタンクス グロウラー
ITEM
ドリンクタンクス ケグキャップ

【おまけ】使い方の注意点

撮影:編集部
最後に、使ってみて注意した方が良いと感じたことを2つご紹介します。

1つ目は、缶ビールから注ぎなおすと、けっこう泡立ちやすいという点。注ぎ方は慎重にならないと、写真のように泡だらけになってしまいます。

2つ目は、炭酸の抜けは思ったより早い点。グロウラー内部の容量を満たせないと、空間ができることで炭酸の抜けが早くなり、本来の力を発揮することができなくなります。何度か試した感じだと、容量半分以下で3時間経つと、炭酸はほぼ抜けてしまいますので、入れたらなるべく早めに飲むよう、ご注意ください!

 

Let’s get Growler!
グロウラーを手に入れろ!

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