CAMP HACK × DIYer(s)
この記事は、ライフスタイルメディア「DIYer(s)」で掲載されたDIY方法をCAMP HACKでもお届けする連携企画です。
今回はキャンプはもちろん、自宅の庭やベランダで使える”おひとり様専用”デッキチェアのDIYをご紹介します!
かんたん木工で作る!デッキチェア
デッキチェアはいろいろなタイプがありますが、今回紹介するのはもっとも簡単で、しかも安価な方法です。使う資材はSPFの2×4材と1×4材、それにボルト&ナット、ビス、塗料。これだけでホテルのプールにありそうな、おしゃれなデッキチェアができるんです。
作業の流れを大ざっぱに説明すると、木取り→穴あけ&欠き加工→組み立て→塗装ということになります。難しいポイントは2つ「ボルトを貫通させる穴あけを正確にすること」と背もたれの角度を変える「アームの受けの欠き加工」です。
穴あけは市販のドリルガイドセットを利用し、しっかりと垂直に穴あけしてクリア。欠き加工は、好みの角度を2段設定し現物合わせで墨つけ、あとはノコギリでカットするだけ。
この2つさえクリアすれば、とくに難しい箇所はなさそうなんです。今回は以下のようなポピュラーなサイズに設定しましたが、背板の幅、足置き板の長さなど、自分に合ったサイズにアレンジして作ることをオススメします。
デッキチェア木取り表
・2×4材(1400mm 2本)座板の受けA・2×4材(420mm 2本)足置き台の受けB
・2×4材(700mm 2本)背板の受けC
・2×4材(335mm 2本)アームD
・2×4材(420mm 3本)アームをつなぐ板E、座板&足置き板の受け(横板F)
・2×4材(180mm 6本)脚G
・1×4材(500mm 17本)座板&背板&足置き板
材料
・2×4材(6ftを5本)・1×4材(6ftを5本)
・六角ボルト(10×100を4本)
・ワッシャー(8個)
・ナット(4個)
・横長蝶番(32㎜を1組)
・ビス(65/40㎜)
・塗料
主な使用工具
・丸ノコ・ノコギリ
・インパクトドライバー(10㎜径ドリルビット/ドライバービット)
・スコヤ
・クランプ
・ディスクグラインダー(木工用サンディングディスク)
・ヤスリ
・ソケットレンチ
・メジャー
・塗装用品
STEP.01
木取り表にしたがって、2×4材、1×4材をカット。ただし座板と足置き板の受けは、まだ繋がっている状態です。STEP.02
骨組みの細かい加工を行います。写真は座板の受け材Aに、ボルトの貫通穴をあけたところ。10㎜径のボルトを通すので、10㎜径のドリルビットであけています。STEP.03
受け材を、座板の受け材と足置き板の受けに分けてカットします。足置き板の受けに4枚の座板を仮置きして、カット位置を決めています。また、受け材の両縁を斜めにカット。STEP.04
背板の受け材の先端部やアームのボルト穴の位置は端から40mmのセンター。先端は墨線を引いてから、ノコギリとディスクグラインダーで丸くカットしましょう。背板の受け材Cの下縁部を穴あけし、先端を丸く加工します。
STEP.05
ここまでで、アームを受ける「欠き加工」以外の細かい加工が終了。左上から時計回りで木材Bが2本、木材Aが2本、木材Dが2本、木材Cが2本、木材EとFとなる3本。
STEP.06
座板の受け材Aにアームを受ける欠き加工の墨つけをし、ノコギリでカット。最後にヤスリできれいに仕上げて、欠き加工が終了。
STEP.07
ボルトを通し、つなげたアームと受け材Aを組みます。さらに、足置き台や座板の受けAに横板Fを組み付けます。ビスは65mmを使用しています。受け材Aの6カ所に脚Gを取り付けます。今回は180mmとしましたが、もう少し長くてもいいかもしれません。こちらも65㎜ビスを使用。
STEP.08
土台が組み上がったら座板、背板を取り付けます。できるだけすき間が均等になるように取り付けていきましょう。40mmの細ビスを使いました。横長蝶番を使い、座板の受け材Aと足置き台の受け材Bを裏側から接合します。これで組み付けが終了です。
STEP.09
好みの色に塗装して完成です!作るのはいたって簡単。庭やベランダに置いておけば、風に当たりながらひと眠りできます。ぜひ、お気に入りのデッキチェアを作ってみてください!!
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