キャンパーなら誰もが通る道……
キャンプをしていると「アッ!!」っと、ペグやロープが足に引っかかって転びそうになった経験ありませんか? 今回はキャンパーなら誰しもが一度は通る「初心者キャンパーあるある」をリストアップ!地面が固くてアルミペグを曲げてしまったり、乾燥できずにテントをカビさせてしまったり、肝心な燃料を忘れてしまったり……。
今回はそんな初心者キャンパーエピソードを回避策&予防策も交えつつ10連発ご紹介! 初心者キャンパーにはタメになる、ベテランキャンパーは思い出してニヤけてしまうような”あるある”たちですよ。
タネが分かれば脱力感ハンパない……マジックパターン5連発
なんであんなに苦労したんだろう……というタネが分かれば過去の自分が恥ずかしくなってしまうようなパターンの失敗エピソード、ありますよね。まずはそんな「コツさえ知っていれば……!」なパターンを5連発!毎回迷う、ランタンハンガーの掛け方
どっちがポール側でどっちがランタン側か? はたまた上下すら分からなくなってしまう悩ましいギア、ランタンハンガー。ベテランキャンパーさんには上手に複数使いされてる人がたくさんいますよね。
何度か使ってコツさえ覚えてしまえば、なんであんなに時間がかかっていたんだろう……なギアですよね。慣れるまでは図解画像をスマホに保存しておくといいですよ。
自由奔放すぎてお手上げ。ポップアップネットがたためない
洗った食器や調理道具を干すのに便利なポップアップタイプのネット。コンパクトさが魅力ですが、実はたたむ時がクセモノ!
たたみ方もトリセツにあるにはあるけど、その通りやってもどうしても元のカタチには収まってくれない……。
そんなポップアップネットも、コツさえつかめばたためなかった時の意味がちょっとよく分からなくなるギアの1つ。図解よりも直接教えてもらうか、「ハンギングネットのたたみ方」動画を観て覚えてしまうのがオススメです。腹は減ったが火がつかぬ……炭火起こしがうまくいかない
これぞボスキャラ級あるある。どうしても炭に火がつかず、家族のハングリーな視線が容赦無く突き刺さる……というヤツです。炭が湿気っていたり、空気の通りが悪かったりといろいろな原因があるのですが、これも便利な道具を使えば一発解決。チャコールスターターがあれば着火した後は放っておくだけ。火が下から上へと吹き上がりやすい構造になっていて、熱が拡散しにくいので効率よく炭が燃焼してくれます。
ストーブやコンロ、燻製器としての機能を備えたマルチなタイプなら兼用もできて便利です。
朝ごはんは炭?!ホットサンドが黒焦げに
撤収時の朝食に慌ただしくホットサンドを作っていたらあっという間に黒焦げに……。カンタンに美味しく熱々の朝食が楽しめ、冬キャンプにはピッタリのホットサンドですが、実はつきっきりでないと黒焦げの炭状物体になりがち。コツというほどではないのですが、弱火は必須。タイマーを使うのが一番確実です。スマホのタイマー機能を使って、表○分、裏○分とやれば撤収しながらでも忘れません。
鍋がススだらけ!バーナー不完全燃焼
初めの頃は順調に使えていたのに、何度かキャンプするうちに陥るのがガソリンツーバーナーの不完全燃焼トラブル。点火を続けても赤火が消えず、空腹に耐えかねてなんとか調理を強行したら鍋の底が見事にススだらけ……なんて経験ありませんか?ジェネレーター(燃料タンクから伸びる菅)の詰まりが主な原因ですが、詰まらせないコツはしっかりとポンピングしたら、着火後は火力を最大にすること。消化時も一度最大火力にしてから消化します。これだけでジェネレーターの詰まりはかなり少なくなりますよ。
予防策を講じれば、ネバーアゲインなパターン5連発
お次は予防策さえ講じておけば二度と同じ轍は踏まなくなるパターン5連発。ただしこちらはいくら経験を積んでも自分が忘れないためのシステム作りが必要なので、ズボラな人は何回も繰り返しちゃってるかも?暗中模索で料理する……マントルの予備尽きる
なんだかランタンのゴキゲンが悪くマントルが炎上を繰り返し、ついには闇鍋ならぬ闇メシさながら暗中模索で料理をするハメに……。ランタンを使い始めた頃は、マントルのストックって意外とアタマにないもの。キャンプをする期間にもよりますが、最低でも2枚は持参しておくと安心です。
取り扱い店舗によっては箱単位で売ってくれるトコロもあるので、レアなランタンユーザーは箱買いがおすすめ。
朝起きたら浸水?!結露でシュラフがグッショリ
テントの中で気持ちよく熟睡していたはずが、足元の冷たさにガバっと飛び起きる! 外気との寒暖差が激しい冬キャンプでは、テントの中が結露してシュラフにまで染みてしまうという悲劇がしばしば。これも適度に換気をしたりコットンやポリコットンテントなど、結露しにくい素材を選ぶことで回避できる現象です。シュラフにもシュラフカバーを使うことで水濡れが防げます。
お気に入りのアウターに穴が!火の粉を侮るなかれ
焚き火や薪ストーブなどの揺らめく炎を見つめて過ごす時間は冬キャンプの醍醐味の1つ。
だがしかし、火の粉を侮るなかれ! 冬のボーナスをつぎ込んで買った高価なアウターも、対策ナシでは火の粉で穴だらけの憂き目に遭ってしまいます。そんな非情とも言える惨劇も、難燃素材のアウターを選べば見事に解決してくれますよ!
手持ちのアウターに重ね着できるポンチョタイプのものからNANGAのダウンと、難燃素材のコラボアウターまでさまざまなラインナップがあるのでシーズンに合わせてチョイスしてみてくださいね。ココハドコ?同じテントだらけで自分のテントを見失う
サイトの目印がこれといってない平地の広いキャンプ場で、全く同じテントが林立しまうことが。そんな時、ほろ酔い気分でトイレに立ち、戻ってきたけど自分のテントを見失ってしまったことってありませんか?そんな事態を防ぐために有効かつ、サイトのインテリアとしても楽しめるのがガーランドやライトによるデコレーション。ガーランドは意外と簡単に作れるので、手作りしちゃえばより個性が出て目立つ存在に。帰ったらめちゃ怒られた……スマホ充電切れで音信不通
バタバタと弾丸キャンプに出かけ、着いたらすぐ晩酌しつつ盛り上がり、気づいたらスマホの充電が切れていた! 帰宅するまで家族と連絡が取れずムチャクチャ怒られた、なんて苦い経験ありませんか?スマホの充電のためだけに車をキャンプ場でアイドリングするのはマナー違反だし……。そんな時最強なのがソーラーバッテリー。太陽さえあれば電気を作り出してくれる今やキャンプの必須アイテムです。1台持っていれば何かと便利ですよ。
失敗無くして真のキャンパーは育たず!
今やすっかりベテランで、ペトロマックス、薪ストーブもどんと来いの人たちも、かつてはみんな初心者キャンパー。数々の失敗を繰り返しながら応用力が身についたり、個々のキャンプスタイルが確立していくんですよね。失敗無くしてキャンパーは育たず! 真のキャンパーたるもの、常に新しいギアやスタイルにチャレンジしつつ、いつも新鮮な気持ちでキャンプライフを楽しんでいきたいですね。
No fail No true campers!
失敗無くして真のキャンパーは無し!