イケてるレザーのボトルカバーが100均グッズで作れちゃう!?

ホントかなぁと思って調べてみたら、柔らかなフェイクレザーを使って、道具も全部100均で揃うとな。自作すれば好みの色で、しかも手持ちのボトルにぴったりのものができるじゃないの。これはやってみるしかない!

と、換骨奪胎して作ってみたのがこれ。なかなか趣のある見た目でしょう? 試行錯誤しながらの、汗と涙の作り方記録をご紹介します。それでは、Here we go!
作り方① 型紙を作る
ボトルの型をとる

さて、何色のカバーを着せてあげようかな。ワクワク。

型紙を描く


作り方② 部品を作る
フェイクレザーをカットする

レザーに型紙を当てて、側面、底A、底Bのパーツをカットします。
ボンドで接着・組み立て


取り扱い説明をよく読んで使ってくださいね。
補強用のプラ板をカット


Cの型紙に合わせてプラ板をカットします。
底のパーツを作る

AのレザーとCのプラ板を重ねてボンドで接着し、ハサミでのりしろを刻みます。ちょきちょき。
だんだん作業が楽しくなってきました。

Aののりしろを内側に返して接着し、さらに上からBを被せてボンドで貼りつけます。

これで底のパーツができました。
重いものでプレス!

本の上から重しを乗せて、完全にくっつくまでしばらく置きます。
作り方③ 穴を開ける
7mmのゲージを作る

紙に7mm刻みの目盛りを書いたゲージを作ります。この間隔で、レザーに穴を開けていきます。
穴の位置を印つけ

いよいよ穴あけ!

使うのは、左側の2mmのポンチ。

レザーの下に古雑誌を敷き、鉛筆でつけた印のところにポンチの先をあてがい、ハンマーで叩いて穴を開けます。
底面にも穴を開ける

計算するとか超絶面倒くさいことは大の苦手な私。側面のレザーをボトルに巻きつけ、底面のレザーを仮止めして、側面の穴に合わせて鉛筆で直に印をつけることにしました。こうすれば穴の数はぴったり合います。

底面は間にプラ板が挟まっているので、少し強めに叩くときれいに穴が開けられます。
吊り下げ用のDカンを用意する

5cm×7cmの大きさにレザーを切り、縦に3つ折りにして接着します。

できたベルトにDカンを通して2つ折りにすると、こんな感じ。
ゲージを当てて、縦に7mm間隔で、穴を開けておきます。
作り方④ 組み立てる
使うのは毛糸用とじ針とクラフト用コード

さあ、いよいよラストの組み立て。
毛糸用のとじ針は、真ん中の12号を使います。糸はクラフト用のワックスコード。青いレザーに映りが良い、黄土色の糸をチョイスしました。糸の長さは3mほどあれば充分です。(ボトルの大きさに合わせて増減してください)
Dカンをつける

糸の先を5〜6cm残して玉止めし、Dカンのベルトと側面を重ねて、裏から糸を通します。

綴じ始めの糸の処理

玉止めした糸の尻尾は、編み目の下に挟み込んで押さえ、始末します。
側面を綴じる

糸は最初ゆるめに綴じておき、後から引っ張って微調整するときれいに仕上げられます。

このまま続けて底面を綴じていきます。さあ、もう一踏ん張り!
底面を綴じる

あとちょっとで完成!

最後の穴の際で1回結んで玉止めします。
綴じ終わりの始末


おつかれさまでした!
手数が多くて大変でしたが、それなりの出来栄えについ味をしめて、他のボトルにもカバーを作りたくなり…夜なべして作ってしまいました! そのバリエーションをご紹介します。
完成、色々作ってみた!

中:サーモスのボトルは、ASTRO PRODUCTSのカラビナでハードさをプラス。
右:いつもコーヒーを入れているボトルには、カフェラテ色のレザーを着せ、ネックストラップを装着。表側にコーヒーカップのステッカーを貼ったら、なかなかオシャレな見た目に変身。
▼ダイソー
フェイクレザークロス・1枚:108円
ワックスコード10m:108円
プラバン:108円
Dカン18mm:108円
ボンドG-17:108円
とじ針・毛糸用:108円
▼合計:648円
※ハサミ、ハンマー、鉛筆、定規、コンパス、カラビナ、持ち手等のパーツは含みません。
レザークラフト入門編として、アリかも?

この材料費なら、平気で市販のボトルカバーが買えちゃいます。でも、好みのフェイクレザーと糸を選んで、手持ちのボトルに合わせたカバー作りを気楽に楽しめるのが、なんちゃってレザークラフトの良いところ。
アウトドアで使うシーンを妄想しつつ、挑戦する価値はあると思いますよ!
Yes, you can! Try to the easiest fake leather craft.
なんちゃってレザークラフト、やってみない?
参考:100均アイテムだけで!レザークラフト始めてみませんか?