写風人の駒ヶ根アウトドアライフ~第2章#1~:森暮らしの冬と薪焚き

CAMP HACKで人気を博した写風人さんの連載、第2章が始まります

こんにちは。CAMP HACKの連載担当をしている斉藤です。CAMP HACKでは月に1回、アウトドアの分野で活躍をされている方による、プロライター連載を配信しております。写風人さんの連載をまだ読んだことがない方も、2章の始まるこの機会に読まれてみてはいかがでしょうか。

写風人さんは、アウトドアを生活の一部として暮らしていて、「森を愛し、森とともに生きている」方。読者のみなさんも、写風人さんの温もり溢れる言葉と写真とともに、アウトドアライフの憧れを募らせていきましょう。それでは、『写風人の駒ヶ根アウトドアライフ第2章』連載スタートです。

第1章、第1回の記事はこちら

森暮らしの冬と薪焚き

第2章は森暮らしを中心に、皆さまのキャンプライフに少しでもお役に立てるようなエピソードをお伝えしたいと思います。昨年11月に終了した前連載から、ひと冬越して春を迎えようとしていますが、少し振り返ってみることにしましょう。

今シーズンの南信州の冬はとても寒くなりました。私は暑さに弱く寒さに強い典型的な冬型人間ですので、冬は待ち焦がれた季節でもあります。駒ヶ根アウトドアライフは、その名の通り長野県駒ヶ根市での森暮らしです。

我が家は中央アルプスの麓に位置し、東側には壮大な南アルプスが連なる山好きにはたまらない景観です。第1章の連載でもお分かりのように、薪ストーブや焚火・薪風呂など火のある暮らしを目的に土地探しをしたので、周りには民家もなく薪焚きやりたい放題の環境です。

春夏は草刈りなど野良仕事に追われますが、冬こそ野外作業も少なく焚火を愉しむ余裕が増えてきます。

このフィールドには特定のファイヤープレースは設けず随所で焚火を愉しむことにしていますが、唯一この岩場はお気に入りの場所。真冬でも岩の輻射熱でじんわり暖まります。

タープはDULUTH PACKのトレッカーシェルタータープ。コットン製で重く嵩張りますが火の粉に強いのは有り難い存在です。またコット代わりにしているのは担架。キャンプ場には出掛けないので、軽量コンパクトというフレーズには無縁の道具が多くなります。
冬でも好んで外で過ごすことが多いのですが、今年は寒波が何度も押し寄せ、隣接する川の結氷は始めて見る光景でした。それほど寒い日はさすがに外に居続けるのも辛く、たまには部屋で過ごすこともある訳です。

部屋といっても、この駒ヶ根のセカンドハウスはだだっ広いのです。元々は研修施設であったので、管理人室や事務所、宿泊の和室や会議室など平屋で300平米ほどあります。
その中でメインルームにしているのが、ここ100平米の会議室です。薪ストーブだけではすぐに暖まらないので、火鉢や灯油ストーブなど、ありったけの暖房器具を持ち込んでます。

この反対側は主にアウトドアや薪づくり・D.I.Yの道具置き場になっています。最近、部屋の写真を撮っていないのでまたの機会に改めて紹介させて頂きます。
部屋で過ごすときはこの薪ストーブの前。火鉢テーブルは手を暖めたり、餅を焼いたり何かと重宝しています。写真はCAMP HACKの原稿を書いてます。こちらにはパソコンを持ち込まないことにしているので、原稿を考えるときはいつも手書きです。

メイン暖房の薪ストーブは、バーモントキャスティングス(VC)のアンコールを設置しています。薪ストーブ歴は22年になり話し込むと長くなりそうなので、今回は紹介だけしたいと思います。

玄関には同じVC製のイントレピッドⅡ。今年の秋に煙突を取り付ける予定ですので、現在はまだ飾りになっています。
岐阜の自宅にあるのが、同じくVC製のデファイアント。このメーカーの中では最大機種になります。駒ヶ根に移住する時はこのデファイアントも含め、3台の薪ストーブを焚くつもりでいます。

最後に薪の風呂釜。

廃棄されたステンレス浴槽を再利用し、古材で覆っています。水は中央アルプスから流れる天然水を組み上げて使います。もちろん内風呂もあるので、これは気が向いたときに露天風呂気分を味わうアイテムです。

焚火や薪ストーブなどこれらアナログ的な設備は、ライフラインが途絶えるような状況になっても天然水と薪さえあれば、幾日かは凌げると思っています。
駒ヶ根アウトドアライフの要は薪焚きにあり!です。

写風人さんの過去連載の記事はこちら

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