ローソンでこんなものを入手したぞ!
キャンプで火を扱うときに便利なバーナーライター。ノズルが伸縮するものは手も熱くならず、コンパクトに持ち運べて、使い勝手もいいですよね。
先日なにげなく立ち寄ったローソンで、こんなライターを発見! SNSや、情報通のキャンパーの間で話題の「伸長式バーナーライター」です。
パッケージには「キャンプ」の文字が!
パッケージには用途が書いてあり、一番最初に「キャンプ」の文字が。ごく普通のコンビニに、アウトドア向けを謳う商品があるなんて、意外でしたね。思わず全3色を大人買いしてしまいましたが、さて、これはどこかで見たことがあるような……?
あのキャンパーに大人気の逸品ガストーチと激似…?
ブランド名は「F PLUS」
手に入れたバーナーライターの表面には、「F PLUS」というロゴがシンプルに配されています。メーカーは、「東京パイプ株式会社」という喫煙具を製造販売する会社。中でも「F PLUS」は、オリジナルアウトドア向けブランドという位置付けです。外観が、キャンパーお馴染みSOTOの名品「スライドガストーチ」によく似ていますね。
なんと1個550円!
1個税込550円と破格。全色買いしても1,650円とお手頃すぎます。1個あたりのお値段は、SOTOの「スライドガストーチ」の約1/4というから驚き。ただお安いだけに心配なのは機能性ですよね。
ということで使い勝手はいかがなものか、実際に見ていきましょう!
ローソンの「バーナーライター」をじっくり観察!
カラーはカーキ、ホワイト、ブラックの3色展開
カラーは3色。ミリタリー風のカーキ、シンプルなホワイト、無骨なブラックがラインナップ。どの色も、アウトドアギアとして違和感のないカラーリングですね。
重さを測ってみた
重さはどうでしょうか。SOTOの「スライドガストーチ」は51g、ローソンの「伸長式バーナーライター」は47g。その差は4g、持った感じはほとんど変わりありません。ノズルの長さは同じ
ノズルの長さ(火口の最上部からノズル付け根まで)は、最大85mmと同じでした。火口近くのつまみを見てみると、SOTOのものよりローソンの「伸長式バーナーライター」の方が若干大きめの作りです。サイドはどちらも凸凹がついており、持ったときに滑りにくい仕様です。
「伸長式バーナーライター」をキャンプで使ってみた
耐風性能は?
アウトドアでの使い勝手はどうか、キャンプに持っていきました。この日の風速は大体3m〜5mをいったりきたり。風速5mの中、SOTO(右)も、ローソン(左)も炎が風になびきますが、消えるようなことは一切ありませんでした。安全にキャンプができる程度の風なら十分使えます。
ちなみにSOTOは炎温度1,300℃とスペック数値で表記されていますが、ローソンのものは不明。素人目で見て、実際に使ったところ着火時の炎に大差は感じないレベルです。
ガソリンランタンに点火
30年来愛用しているコールマンのガソリンランタンの点火に使用してみました。ローソンの「伸長式バーナーライター」で、いざ点火。
若干ライターの先端が太いのですが、ランタンのグローブ下部の穴に入るか不安だったのですが、問題なく使用できました。
使用感・見た目共にそう大きな違いのないように見える両者。ここからは使用してみて気づいた違いをご紹介します。
ぶっちゃけ、SOTOの「スライドガストーチ」との違いって?
ロック方法が違う
操作面で明らかに違うのが、ロックの方法です。SOTOの「スライドガストーチ」は、点火ボタン上部のセーフティロックスイッチをスライドさせてロックする構造。ローソンの「伸長式バーナーライター」は、ロックボタンが独立しています。SOTOのものであれば、一つのボタンで点火からロックまでの動作がスムーズに行えますが、ローソンのものは一手間が必要なイメージと言ったところ。ここらへんの使い勝手は好みが分かれそうです。
ガス注入口・炎調節の差異あり
底部のガス注入口と炎の調整部も違いがあります。SOTOは別々で、ローソンは同一箇所。SOTOの調節部は、爪で動かせる小さなベロがあり、炎の大きさを感覚的に操作できます。ローソンは溝のみ。固くて爪では回せなかったので、マイナスドライバーが必要だと感じました。この辺りの作りの良さと操作性を考えると、SOTOの価格もうなづけます。
補充用ガスも違うため注意が必要!
SOTO「スライドガストーチ」は、CB缶とライター用ガスボンベ両方から充填可能。OD缶からも別売りのSOTO「フィルSOD-450アダプター」を使用すれば充填できます。いっぽう、ローソン「伸長式バーナーライター」に使えるのは、ガスライター専用のボンべのみ。ホームセンターとコンビニでボンベを手に入れましたが、アウトドアパーソンにとっての利便性を考えると、やはりCB缶・OD缶も使えるSOTOが有利でしょうか。
左のSOTOのCB缶は250g入りで、1本約300円見当。真ん中、ライテックの130g入りは税込298円。右端、東京パイプの40g入りは税込399円。燃料の価格をみても、SOTOに軍配が上がるかと思われます。
ローソンの「バーナーライター」の良かった点をまとめてみた
着火に関してなんの問題も無く、先述した通りアウトドア環境で使える即戦力と言ったところのローソン「伸長式バーナーライター」。この他使っていて良いなと思った点をお伝えします。カラーコーデで遊べる
「伸長式バーナーライター」は、カラーが3色あり、安価なことから、複数づかいも気兼ねなくできそうです。ミリキャンこと、軍幕ミリタリー系キャンプがお好きな人は、カーキのライターをお仲間に。手持ちのコーヒーグッズはブラックが多かったな……と思い並べてみたところ、統一感が増し大満足でした。こんな風にキャンプサイトの雰囲気に合わせて選べるカラー展開は嬉しいですね。
安価なので、用途別に複数本手に入れるのもアリ!
550円なら、キャンプ用・自宅での調理専用に…と用途に合わせて複数本購入しても◎。ホワイトは清潔感があり、キッチンに馴染みます。取り回しもラクで、主婦としてありがたいですね。
我が家では炙り料理で大活躍! 尾長鯛の皮目が厚いので、バーナーライターで炙って下処理しカルパッチョに。炙ったことで皮目が柔らかくなり、味も馴染みやすくなります。
ちょっとチーズを焦がして焼き目を付けたいときなど、キッチンに1個あると便利です。
なんと550円ながら、しっかり保証付き!
驚いたのが、しっかり保証が付いている点。パッケージの裏側には、購入日より2年間通常使用において自然故障が生じた場合、無償で修理してくれるとの表記が! 550円でかなり手厚い対応です。購入日が分かる領収書が必要なため、保証書と合わせてしっかり保管しておきましょう。
同じような大きさなので、イケるかも…?SOTOの本革ケースをつけてみた
着火する分には十分な性能を発揮してくれた、ローソンの「伸長式バーナーライター」。この価格だけあって個人的な感想としては、ボディに少し安出来な感じが。そんな見た目をカバーしようと、いつも使っているSOTOの「スライドガストーチ」専用の本革ケースに試しに入れてみました。これはちょっと失敗!
先述した通り、「伸長式バーナーライター」の本体サイズが微妙に太かったようで、キツキツで取れなくなりそうでした。火口のカバーも途中までしか入らず。残念! シンデレラフィットとはいかずと言った結果です。カバーの取り付けを検討している方は、参考にしてみてください。
予備や2個目にいかが?好みのカラーを手に入れよう
SOTOの優秀品「スライドガストーチ」は、文句なく一軍ギアですが、550円で手に入るローソンの「伸長式バーナーライター」も、とりあえず買って使ってみる、2個目3個目の予備としてなら十分用を為すのではないかと感じました。色で楽しめるところもおすすめポイントの一つです!
「伸長式バーナーライター」は、店頭で販売されていない場合もあります。店舗によって複数個から取り寄せもできるようなので、キャンプ仲間とシェアしてもいいのではないでしょうか。