CAMP HACK × ソトレシピ
この記事は、キャンプ料理専門のレシピサイト「ソトレシピ」で掲載されたレシピをCAMP HACKでもお届けする連携企画。
ちょっと退屈も感じてきたおうち時間、おうちでのこのゆとりを学びの時間にあててみませんか? そこで今回は、ソトレシピで紹介されていたレシピを参考にビンダルーカレーに挑戦してみました!
ビンダルーカレーとは、スパイスから作る本格的なカレーの中の一種。さまざまなスパイスを使うため知識がないと難しいと思われがちですが、まずはレシピ通りに作ってみてスパイスの種類やひとつひとつの味を知るところからはじめてみてはいかがでしょうか。
そんなカレーに合わせるご飯は、お鍋で炊くトウモロコシご飯。甘みのあるご飯と、ピリッとスパイシーなカレーがぴったり。
ご飯をお鍋で炊く方法を覚えておくと、地場で採れたキノコや根菜などで炊き込みごはんもでき、キャンプ飯のレパートリーも広がりますよ!
今回使うスパイスを見ていきましょう!
スパイスには、大きく分けてフレッシュなものとドライなものがあります。生のスパイスは手に入りにくい場合もあるので、乾燥させたものを常備しておくといいでしょう。乾燥させたスパイスも2種に分けられる
ひとつはホールスパイスといって写真のように、葉っぱそのものだったりタネの形をしていたり、種子や果実を丸ごと乾燥させたもの。
香りや味が強く、長時間煮込む料理に適しています。カレー作りときには最初に使うので「スターター」という呼び方もされています。
写真の左上に写っているものは、粒マスタードでおなじみのマスタードシード、右上はクミンシードです。
見たことのない形のこの葉は、シナモンリーフ(別名インディアンべイリーフ)。枝の部分はシナモンスティックといってよく見かけますが、葉はなかなか売っていないので、通販などで取り寄せる方が良いでしょう。
こちらはカルダモン。中に入っている黒い種子に、清涼感のある爽やかな香りとピリッとする辛さがあり、カレー作りには欠かせないスパイスです。
そしてもう一種類のスパイスは、ホールスパイスを粉状にしたパウダースパイス。香りの持続力が弱いため、料理の仕上げとして使います。
A.カレーパウダー
クミンや赤唐辛子、ガラムマサラなどカレーを作るために必要なスパイスが数種類混ざっているもの。
B.コリアンダー
パクチーという名前でも知られているハーブをパウダーにしたもの。
C.ターメリック
ウコンとも呼ばれる植物の根のスパイス。ごはんに小さじ1ほど混ぜて炊くと、きれいな黄色いライスになる。
D.チリパウダー
赤唐辛子をパウダーにしたもの。子どもが食べるときや辛いのが苦手な方は、チリパウダーなしがオススメ。
今回は、ソトレシピで紹介していた緑川真吾さんの「ヨーグルティーポークビンダルー」と松尾真理子さんの「トウモロコシご飯」のレシピを参考にしました。
「ヨーグルティーポークビンダルー」のレシピはこちら
「トウモロコシご飯」のレシピはこちら
それではまず、ヨーグルティーポークビンダルーから作っていきます!
ヨーグルティーポークビンダルー作り
材料
豚バラブロック肉・・・400g
玉ねぎ(みじん切り)・・・大玉1個
ヨーグルト・・・200g
トマト缶(ホール)・・・200g
にんにく(みじん切り)・・・1片
ショウガ (みじん切り)・・・1片
サラダ油・・・大さじ2
塩・・・小さじ1
ココナッツミルク・・・200ml
ビンダルーペースト・・・大さじ2
<ホールスパイス>
クミンシード・・・小さじ1
マスタードシード・・・小さじ1
カルダモン・・・4粒
シナモンリーフ・・・2枚
<パウダースパイス>
チリパウダー・・・小さじ1/2
ターメリックパウダー・・・小さじ1/2
コリアンダーパウダー・・・小さじ2
カレーパウダー ・・・大さじ1
ポルトガル人がインドのゴアにもたらしたポークビンダルーは、酸味と辛味のあるカレーです。ビンダルーペーストにココナッツとヨーグルトを入れたマイルドな味がクセになりそう。それでは、早速作っていきます!
作り方
ヨーグルトとビンダルーペーストをよく混ぜます。ビンダルーペーストがやや硬くてダマになりやすいので、ヘラで潰しながらよく混ぜましょう。
そこに豚バラブロック肉を入れよく和えたら、このまま2時間〜一晩冷蔵庫でおきましょう。使う一時間ほど前に冷蔵庫から出し、室温に戻します。
深めのフライパンに油をひき、ホールスパイス4種すべて入れて中火にかけ、香りを油に移します。
カルダモンが膨らみ、プチプチといい音がして香りが立ってきたら玉ねぎを入れましょう。玉ねぎがきつね色になるまで、焦げないように気をつけながら炒めてください。
にんにくとショウガを入れて火が通ったらトマト缶を入れ、トマトを木ベラで潰しながらとろみがつくまで煮込みます。
加熱していくと、水分が飛んでトロッとしてきます。トマトは焦げやすいので、中弱火くらいに火加減を調節してかき混ぜながら加熱しましょう。
パウダースパイス4種類と塩、室温に戻しておいた豚バラブロック肉をマリネ液ごと入れ、よく混ぜます。
豚バラブロック肉の4面が白くなるまでひっくり返しながら炒めたら、ココナッツミルクを入れて沸騰させます。
あとはフタをして弱火で40分煮込みます。では、この間にトウモロコシご飯を炊きましょう!
トウモロコシご飯作り
そいだトウモロコシだけでなく、芯をつけたままのトウモロコシを入れることで、より甘みと旨みが出ておいしくなります。
材料
トウモロコシ・・・1本
塩こしょう・・・適量
だしの素・・・小さじ1
米・・・2合(300g)
水・・・450ml
作り方
ホーローや鋳物など厚手の鍋に研いだお米と水を入れ、塩こしょう、だしの素を入れて混ぜましょう。塩加減はお好みですが、塩気をはっきりと(小さじ1と1/2くらい)させるのがオススメ。
トウモロコシを厚さ4cmほどに2つ切り、ひとつは半月型、残りは実をそいで鍋に入れます。
フタをして中火で10分加熱したらそのまま弱火にして10分ほど炊き、フタを開けずに10分ほど蒸らして完成。
お鍋でごはんを炊くときは、ほとんどこの「中火10分→弱火10分→蒸らし10分」でできあがるので、覚えておくと便利です。
最後に盛り付けです。
スパイスの味を感じるお昼ご飯
蒸らし終わったトウモロコシご飯を器に盛り、熱々のビンダルーカレーをかけていただきましょう! 時間があるときはカレーを煮込んだあと1時間ほど寝かせると、さらにコクが出て味が全体に馴染み、まろやかな口当たりになるのでオススメです。
ビールとカレーを持ってベランダに出て、チェアリングしたら最高のお昼ごはんになりそう。ぜひスパイスの味を意識しながら食べてみてくださいね!
ライター:吉川愛歩
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