ぶっちゃけランキングベスト5!メーカー突撃取材【テンマクデザイン編】

アイキャッチ画像出典:tent-Mark DESIGNS

「正直、これ売れてます」な人気アイテムを教えてください!

決して安くはないキャンプギア。できれば「買って失敗した~!」は、避けたいですよね。

そこでCAMP HACK編集部がアウトドアメーカーに突撃取材。社員の方に”正直、これ売れてます”な「ぶっちゃけランキングベスト5」を教えてもらいました。

自他ともに認める人気製品は、マストバイな神アイテムばかり!?

第10回目となる今回は、革新的なギア作りでキャンパーたちを魅了し続けている「tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)」のランキングをご紹介します。

ランキングを発表してくれるのは、テンマクデザイン全商品の開発責任者である根本さんです。

果たしてどんなランキングが飛び出すのでしょうか……!

ランキングの発表者、テンマクデザインの根本さんです!

株式会社カンセキ WILD-1事業部 商品開発グループ統括マネージャーの根本です。テンマクデザイン全商品の開発責任を務めています。

オートキャンプはもちろんカヌーや釣りも楽しんでおり、最近では深海魚のバラムツ釣りにはまっています。今度はマグロ釣りにも挑戦予定です。

プライベートのキャンプでも、つい商品開発のアイディアを考える癖がついており、そんな時間も新商品を待つお客様の事を考えると楽しくて仕方ないです。

これまで数々のヒット商品を生み出してきたテンマクデザイン。なんとその製品の企画、生産、プロモーションまで、根本さんが手掛けているというから驚き! 根本さんならではの裏話に期待です。

ランキング……の前に、テンマクデザインってどんなブランド?

テンマクデザインは、2011年アイアンストーブの発売からスタートしたアウトドアブランド。

「焚火」と「食」を軸に、”今のニーズを具現化するもの”そして”これからのニーズを生み出すもの”を開発コンセプトとし、日本の気候に合った斬新なアウトドアギアを提案しています。
テントマークデザイン ヘポ また多くのアウトドア有識者たちとの共同企画アイテムが豊富というのも、ブランドの特徴のひとつ。

遊行人の堀田貴之氏や、2018年に誕生したばかりのガレージブランド「SOLUM」、イラストレーターのこいしゆうか等、ジャンルやスタイルに捕らわれない企画を次々と発表し、多様化する日本のアウトドアシーンを牽引しています。

「ランキングベスト5」をチェックしよう!

それでは、名だたるヒット商品の中でも特に人気の「ランキングベスト5」をチェックしてみましょう!

第5位「キャンプエプロン」

第5位は、丈夫な帆布を使った「キャンプエプロン」です。キャンプやBBQなどアウトドアクッキングの時にはもちろん、普段使いとしても好評です。プレゼントとして購入される方も多くいます。

出典:tent-Mark DESIGNS 人気カラーは、1位カーキ(左)、2位ネイビー(右)。

カラーは、ネイビー、カーキ、ブラック、サンドの4色展開。その中でも1番人気は、カーキです。

じつはこの商品「GOOD DESIGN 2017」を受賞しており、グッドデザインを受賞した商品だけを取扱う専門店「GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA」でも人気となっています。

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撮影:編集部

エプロンは、意外と男性客の購買が多く驚いています。昨年は欠品が多かったので工場を見直し、今年は昨年の2倍以上の生産予定です。

グッドデザインを受賞した折り紙付きのエプロンがランクイン! お客さんの中には、カフェのユニフォームにするとのことで5~10枚まとめて購入する方もいるのだとか。

大小様々なポケットが配置された使い勝手と、ファッション性にも優れたデザインとのバランスの良さが支持されています。

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第4位「パンダTC」

出典:tent-Mark DESIGNS 上記写真は、従来モデルのCAMPANDA「パンダ」。イラストレーターこいしゆうかさんと企画し誕生
出典:tent-Mark DESIGNS 上記写真が「パンダ TC」

第4位は、パンダTCバージョン。男性でも使いやすいように、通常のパンダよりもサイズが一回り大きくなっています。お一人様キャンパーに大変好評です。

TC素材は、遮光性に優れているのはもちろん雨の日にも利点があるんです。

ポリエステル素材など化学繊維のテントは、雨の日にテンションを強めに張っておくと”パンパンパン”と太鼓をたたいたような雨音がしますよね?

TCやコットン素材は、雨を弾く音が静かなんですよ。これは使った人にしか分からない利点です。

またパンダTCは、設営が本当に簡単。疲れてキャンプ場に着いたときに、設営が面倒なテントほどイヤな物はありませんよね。

このテントは、ペグを4本打ってポールを入れるだけ。インナーをあらかじめセットしておけば、さらに簡単です。

従来のパンダよりも、使用サイズを縦横約30cm、高さを約20cm広げたTCモデル。収納サイズはやや嵩みますが快適な居住性から、ツーリングキャンパーに人気だそうです。

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第3位「ムササビウイング13ft.TC“焚き火”version」

第3位は、ソロ、ファミリーとスタイルを選ばず人気の「ムササビウイング13ft.TC“焚き火”version」。販売してすでに6年目。毎年売上げを伸ばしているロングセラー商品です。

このタープの良さは、”自由”なところ。タープとしてはもちろん、ワンポールテントに連結し前室として使っても良し、タープとコットだけでワイルドなスタイルを楽しむも良し、どんな張り方でもカッコよく決まります。

またTC生地はPUコーティングの劣化がなく、長く愛用することができるという利点もあります。

インスタグラムでは、そんなムササビウイングについてのスタイル投稿が7,000件近くあり(2019/04時点)、ユーザー様の考えた素晴らしいアレンジ張りを見ることができます。ぜひスタイルの参考に「#ムササビウイング」で検索してみてください。

じつはこのモデル、世界を旅する堀田貴之氏が過去に数十張りだけ販売した幻のタープ「TULSATIME ムササビウイング」の復刻品。

その使い勝手と美しさに惚れ込んだテンマクデザインのアプローチから、現在の改良されたモデルの発売が実現されたそう。今ではTC素材の焚き火バージョンの他に、コットンやポリエステルリップストップ素材を採用したモデルも販売されています。

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第2位「炎幕DX」

野宿に近いワイルドなキャンプスタイルの方に絶大な支持を得ている「炎幕DX」が第2位です。

この製品の特長は、サイドフラップがあること。雨の日も横からの吹込みを軽減してくれるので、快適に過ごせます。

別売りでメッシュインナーテントも発売していますが、ほとんどのお客様がコットを使って寝ているそうです。

先日お客様からメールで「焚火が気持ちいい秋冬はもちろん、夏もぜひ使いたい」とお褒めの言葉を頂きました。メーカーとしても通年使っていただきたいアイテムです。

出典:tent-Mark DESIGNS facebook ※制作段階の大炎幕

今年はさらに大きいサイズの「大炎幕」という2人用モデルも発売となりました。

大型になるとコットン100%の素材では価格が上がってしまい、重量も重くなってしまうデメリットが発生してしまいます。

そこで新作は、ポリエステルとコットンをパネル毎に使い分けるなどして、軽量かつコストを押さえた商品にすることに注力し製品化につなげました。

フリーの編集&ライターとして活躍する櫻井伸樹氏と開発された「炎幕DX」。

軍物のパップテントのような見た目ですが、サイドパネルやスカート、バスタブ型のグランドシートを追加し新発想の野営幕として話題を集めました。

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さて、2位までの発表が終わりました。テンマクデザインらしさ溢れる、TC素材採用モデルが多数ランクインしていましたね。

これらの魅力的な製品を抑えて、いったい1位にはどのアイテムがくるのでしょうか……?

第1位「サーカスTC & サーカスTC BIG」

出典:tent-Mark DESIGNS サーカスTC

1位は「サーカスTC」シリーズです。サーカスTC(写真上)は、1~2人で使用されている方が圧倒的に多く、BIG(写真下)はファミリーキャンパーに人気です。

出典:tent-Mark DESIGNS サーカスTC BIG

人気の理由は、やはりファスナー構造にあります。サーカスTC、サーカスTC BIGには、入り口が2箇所ありそれぞれにWファスナーを採用しています。これが、使えば実感できる便利さなんです。

次に絶妙なサイズ感。シンプルなデザインで開発が簡単そうに見えるテントですが、実は初代の「サーカスTC」は開発に3年近くかかりました。

一番大変だったのがサイズの設定です。1人でも2人でも家族でも使いやすいサイズを見つけるまで、何回も試作品を作りました。

出典:tent-Mark DESIGNS サーカスTCのサイズ

何回も試作を作った結果、このサイズに行き着いた瞬間はまさに神が降りてきたような感覚でしたね(笑)。

一緒に開発していたスタッフに「わかった!いい?今からサイズを言うよ、メモして。高さ280cm……」と全てのサイズがビシッと決まった瞬間は感動しました。

そんな苦労もあってか、今では多くのユーザーさんに愛され不動の人気NO.1となっています。

取り扱いショップでは、度々品切れを起こしているサーカスTC、サーカスTC BIGが1位に輝きました。納得の売れ筋NO.1製品ですね!

ユーザーの使い勝手を考え、ミリ単位での追求は流石といったところ。多くの方に愛される製品を生み出すには、ブランドを支える人たちの陰ながらの努力があってこそですね。

サーカスTCの詳細はこちら
サーカスTC BIGの詳細はこちら


ちなみに根本さんのイチ押しは?

グランドハット1

イチ押しは、「グランドハット1」です。アウトドアコーディネーターの小雀陣二さんと開発を進めた商品ですが、これがじつに使いやすいんです。

私はカヌーと釣りが大好きで、特に夏は日本海にある粟島をカヌーで一周するのが恒例行事です。そのときに使っている愛用テントが、このグランドハット1です。

撮影:フィグインク

海岸線の強い風にもびくともせず、広い前室は2箇所あるので濡れた靴などを置いておくのに便利です。

またポールの1本がフックの吊り下げ式になっており、そこを物干し代わりに使うのもオススメ。洗濯ばさみを持参すれば寝袋や濡れたTシャツなどを干せます。

このテントも開発に3年近くかかりました。小雀さんは、アラスカでもテストをしてきたりと検証に検証を重ねた製品です。カヌーはもちろんですが、山岳での使用にも十分対応する使い勝手のいいタフなテントです。

重量約2.1kgの軽量なダブルウォールテント「グランドハット1」。出入りしやすいよう設計されたドアファスナーの位置も、様々なアウトドア用品に触れてきた人だからこそのこだわりを感じますね。

根本さん、素敵なイチ押しアイテムを紹介していただきありがとうございました!

製品の詳細はこちら


”新発想”だからこそ目が離せない、テンマクデザインの革新ギア

Instagram Photo実際に製品を使用してみると「おっ!」と思わず関心してしまう、ユーザーファーストな作りが魅力のテンマクデザイン。

キャンパーたちの痒い所に手が届くような製品づくりは、これからも私たちを魅了し、新しいキャンプスタイルへの発見へと繋げてくれるのではないでしょうか。

2019年も怒涛の勢いで新製品を発売予定。最新の情報を公式サイトで随時チェックしてみてくださいね。

テンマクデザインの公式サイトはこちら

これまでのぶっちゃけランキングベスト5!

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