自作アウトドアチェア!2×2材と1×4材でかんたんDIY

規格材のみで作るキャンプチェア

DIYer(s)のカテゴリーの中でも人気の「アウトドア/キャンプ」。やはりDIY同様に興味を持っている方が多いように感じます。そして、かくいう編集部にもキャンプ好きなメンバーがいるんです。

今回そのメンバーが集って秋キャンプに出かけてきました。もちろんただ遊びに行くだけに終わらず、キャンプに向けてギアのDIYにも挑戦。本記事ではキャンプチェアの製作レポートをお届けします。

“街の喧騒から離れてゆったりとした時間を過ごしたい”という思いを抱いてキャンプに行く人も多いのではないでしょうか。木漏れ日の中でぼーっとしたり、火の炎を見つめたり、過ごし方はそれぞれですが心癒されます。

そして、そんな環境で堪能するために必要不可欠なギアと言ったら椅子。身を預けて時にはうたた寝したりなんて、想像しただけでもたまらないシチュエーションじゃないでしょうか。ということで、今回作ったのがキャンプチェア。

そして今回作るキャンプチェアはデザインだけでなく、実用性にもこだわりたいということでコンパクトに畳める仕様に。また素材もホームセンターで購入可能な2×2材と1×4材をチョイスしました。

製作にあたって情報収集をしっかりと行ってからトライしました。それでは工程を説明していきます。

材料


木材はすべてホームセンターで購入し、カットも工作室でお願いしました。

・2×2材 420mm 1本
・2×2材 500mm 3本
・2×2材 650mm 2本
・2×2材 900mm 2本
・1×4材 500mm 3本

作り方

STEP.01 木材をサンディング

上記の木材すべてBOSCHのサンダーを使ってサンディング。FPS材はすでに面取りされていますが、カットされた面を含めてさらに滑らかに仕上げしました。
クオリティを高めるために一つ一つ丁寧にサンディングしていきました。

STEP.02 背面を組み上げる

背面となるパーツを組み上げます。使う木材は2×2材 500mm 3本、2×2材 900mm 2本。

下記の完成図のようになるようにビスを打ち込み固定します。木材の間隔は一番下から100mm、その位置からさらに上に70mmのところに中央の木材を固定するようにしました。
完成図がコチラ。
木割れ防止のためにビスを打ち込む前にBOSCHの電動ドリルで下穴を開けました。
今回はビスが見えない仕様にしたかったので、太いドリルビットを使いビスが埋まるように穴を開けています。ビスの長さや太さによって穴の大きさや深さが変わるので確認を忘れないようにしてください。
下穴を開けたあとはビスを打ち込んでいきます。位置がぶれないようにクランプを使って固定したうえで打ち込みましょう。
ビスを打ち込んだあとは、穴周辺を再度サンディング。細かい部分までこだわりました。

STEP.03 座面を組み上げる

背面が完成したら次は座面です。使う木材は両端のパーツを固定するための2×2材 420mm 1本、両端に位置する2×2材 650mm 2本、座面になる1×4材 500mm 3本。

背面と同じく完成図をもとに組み上げていきました。木材の間隔は一番下から180mm、その位置からさらに上に155mm開けるようにしました。
座面の完成図がコチラ。
背面と同じくさしがねを使って、正確な場所に固定していきます。マーキングの跡もサンディングすれば消すことができます。
1×4材は端が40mm出る仕様でバランスが取れました。
背面と同じく、下穴を開けてからビスを打ち込みます。1×4材になると厚みが薄くなるので下穴を開け過ぎないように気をつけてください。

STEP.04 背面に布を貼る

背面には今回はあらかじめ用意しておいた帆布を貼ることにしました。厚みと強度のある生地であれば、帆布以外の布でも対応可能。高級感を出したい場合はレザーを使うのがオススメです。
帆布の上に背面パーツを置き、サイズを決めます。
サイズを決めたあとは、マスキングテープを使って補助線に。裁ちバサミを使ってカットしました。本来はほつれを防ぐためにミシン等で処理するんですが、今回はしっかりと厚みのある生地だったので、そのまま使いました。
手伝ってもらいながら、木材に帆布を巻き込んで張っていきます。この際、片方を先に固定してから作業するとことでしっかりとピンとした状態で張ることができます。
固定は内側にはタッカーを使用。強度を高めるために片面6箇所ほど打ち込みました。
外側には飾り釘でさらに強度をアップ。デザイン性も高まりました。
帆布を貼り終わった姿がコチラ。我ながらキレイな仕上がりなりました。

STEP.05 脚に角度をつけて完成

背面の脚に切り込みを入れて、座面の角度を調整。座りやすい角度を確認しながら切り込みを入れたら完成です。

BOSCHのジグソーを使い、マーキングした角度でカットしました。
カット後にサンディング。床に傷がつかないように滑らかにしました。
見事に完成。奥の椅子は試作品なんですが、使うには申し分なし。この2脚をキャンプに持っていきました。

実際に使ってみたところ、思った以上に満足のいく座り心地。そして、写真のように畳めるので持ち運び時のストレスは特になし。アウトドアシーンだけでなく、自宅でも使いたくなる仕上がりとなりました。

また今回は木材は無垢のまま、キナリの帆布というナチュラルなデザインにしましたが、布の色や素材を変えてみたり、再度サンディングしたうえで塗装したり、後々アレンジできるのも嬉しいポイント。個人的にはもう2脚ほど作って自宅に置きたいなと思っています。

そして、このキャンプチェアが現場で活躍したのかどうかは下記にてチェックできますので、合わせてご覧ください。このギア以外にもいろりテーブルやパイプラック、スタンディングテーブルもDIYしたり、スウェディッシュトーチを実践したり、色々なことに挑戦していますよ。

ぜひ参考のうえ、ご自身でもギアをDIYしてキャンプをより楽しんでください!!

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