初心者キャンパーは有能コンパクトカーにすべき
アウトドアのハイシーズン到来! キャンプに行くのにクルマがあるとないとでは大違いですが、大きなクルマは値段が高かったり、駐車場に入りきらなかったり、運転が不安という人も多いはず。そんな人は、運転がしやすくて荷物がちゃんと載るクルマがベストチョイスなんです。
やっぱり小さめは乗りやすい
キャンプには大きなクルマが必要だと思っている人もいますが、実はそんなことはありません。普段も使うなら、運転しやすくて小回りが利くタイプの方が使い勝手がいいというキャンパーも多いんです。でも積載は重視したい
とはいっても「ちゃんと荷物が積めるのかな?」と不安もありますよね。コンパクトカーでも積載スペースをしっかりキープしているクルマはちゃんとあります。というわけで「値段、車載、運転のしやすさ」という3つの視点で、初心者キャンパーにオススメのクルマをご紹介!
予算150万以内のコンパクトカー
「よし、クルマを買おう!」と思っても、現実問題お値段ってすごく気になりますよね。そこで150万円以内というハードルを設け、小型車でもばっちりキャンプに対応しているクルマをご紹介します!(※150万はメーカー希望小売価格、中古車の場合は実勢価格を基準としています)
スズキ ジムニー
多くのファンが「ジムニーだけは別格」と、軽自動車の中でも高い人気を誇るジムニーが、2018年7月に待望のフルモデルチェンジ! 発売当初から納車まで数ヶ月待ちになるほど大ヒット中です。軽快な走り、武骨な外観ともに満足させてくれるクルマです。販売価格は5MTで145万円から。
ダイハツ ウェイク
「ドデカクつかおう」のキャッチコピーで一躍キャンパーから注目されたウェイクは軽自動車の中でも最大クラスの積載量を誇り、ミニバンにも劣らない車内高で広々とした室内空間はさすが。あらゆるレジャーとの相性が抜群なので、遊びのアイデアも広がりそう! 販売価格は2WDで135万円から。
スズキ ハスラー
発売当初、爆発的な人気で一躍有名になったアクティブ系軽自動車の代表格「ハスラー」。低燃費で運転席が少し高めで運転もしやすく、長距離でも快適だと定評があります。豊富なシートアレンジやアウトドア仕様のインテリアに加え、このポップでキュートな外観はサイトでも目を引くこと間違いなしです。販売価格は110万円から。
スズキ イグニス
最近人気が再燃しているリッターカー(排気量1,000ccクラスのクルマ)ですが、その中でもイグニスは欧州車のようなデザイン性と、急な下り坂や雪道での走破性で人気があります。SUVとコンパクトカーが融合した新しいスタイルながらも、キャンプにピッタリなクロスオーバーテイストが絶妙! 軽の走りじゃ満足できない人にオススメ。販売価格は138万円から。
フィアット パンダ(旧型)
新車じゃない、という選択肢ももちろんアリ。たとえば「このフォルムが好き」という人も多いフィアット旧型パンダ。フロントガラスがフラットで、カクカクなフォルムで、ルーフカーゴをのせても似合うアウトドア的デザインはさすが。現行の新車を買えば200万以上しますが、中古市場の旧型なら数十万円からで手に入ります。ただ古いクルマの宿命ですが、モノによって当たりはずれがあるのは否めないのでしっかり吟味して買うべきでしょう。
荷物がたくさん載る小型車を狙う
大きなクルマにたくさん荷物が載るというのは当然ですが、ハイエースやキャラバンといったビッグサイズカーは初心者や女性には扱いにくい一面もありますよね。そこで、ここでは積載能力が高く、かつ運転しやすいコンパクトカーをご紹介します。ホンダ フリード
「コンパクトながら荷物が載るクルマ」として代表的な存在のフリードは、3列シートとは思えないほどの広々空間を実現。多彩なシートアレンジが魅力で、3列めがないタイプはさらに積載量がUPします!専用アタッチメントでフルフラットにできるので車中泊も可能。運転しやすく女性でも安心して乗れるのでファミリーキャンパーの王道です。
トヨタ ポルテ
助手席と後部座席のドアを一体化させた電動スライドドア&低床フロアで積み下ろしがしやすいポルテ。これからキャンプを始めてみようかな? という人は、街の日常でも使いやすくて荷物もたくさん載るこの手のクルマがオススメです。トヨタ シエンタ
低床構造により広々とした室内空間を実現していたシエンタが2018年9月にマイナーチェンジして、3列シートに加え新たに2列シートが登場。これにより積載量がUPし、今まで以上に使いやすいコンパクトカーとしてこれからさらに人気が高まる予感も!カラーリングが豊富になり、2トーン仕様も登場するなどさらにアウトドア感が増したシエンタに注目です。
ミニ クロスオーバー
両手がふさがっていてもボディ下部に足をかざせば開閉可能なイージーオープナーや、トランクルームに座れるピクニックベンチなど、キャンパーに嬉しい装備がいっぱい。トランク容量はしっかり450Lあって、思いのほか荷物がたくさん積めます。国産車とは明らかに違う雰囲気を持っているからこそ、キャンプ場でも注目を集めるでしょう。しっかりアウトドア仕様でありながら、欧州車特有の香りを求める人はこちらが候補に入りそう。
ルノー カングー
フランスの小型商用車ながらも、遊び心あふれるデザインや、天井が高くて広々としたラゲッジスペースでキャンパーから人気が高いクルマです。中古車も多く出回っているので、手に入りやすく自分の予算に合ったものを選べるのも嬉しい1台です。
ホンダ モビリオ スパイク
すでに生産終了となっているホンダ「モビリオ スパイク」。02~03年に生産していたカクカクの初代モデルは逆に今っぽいと再評価の兆しアリ。後列シートを倒せば小型バイクだって積めそうです。まだそれほど値段も高騰していないので、気になるなら今が買い時かもしれません。
目線高めなコンパクトSUVなら運転しやすい
オートキャンプ初心者にとって、運転のしやすさは大事です。コンパクトSUVなら車高があるので小型ながら目線が高くなります。すると自然と視野が広くなるので、運転時の不安やストレスはかなり軽減されるでしょう。お次はそんなクルマをご紹介します!
ジープ レネゲード
ジープ特有の武骨さや走破性をしっかり残しつつ、シリーズ中もっともコンパクトなモデルがこの「レネゲード」なんです。丸目のポップな雰囲気とタフな走破性というギャップがまた人気の理由ですね。スバル XV
「アウトバック」「フォレスター」などキャンパーから定評のあるスバル、アウトドア路線の中でも一番小さく値段も抑えめなのがこの「XV」。街乗りでも使いやすいサイズ感でキビキビ走ってくれます。たとえばゴルフバックを3個乗せても後ろが見える積載性を誇るので、荷物の多いファミリーキャンパーにも満足してもらえるはず。
ホンダ クロスロード
すでに生産終了しているので、中古で手に入れるしかありません。このスクエアなルックスは発売当初「小型ハマー」と呼ばれ隠れた人気を誇っていました。今でもキャンプ場で見かける機会がけっこう多いところを見ると、キャンパーから確かな実力を認められたコンパクトSUVといっても過言ではないはず!
トヨタ C-HR
「キャンプには行くけど、基本は街乗りだし都会っぽいクルマが好き」という人にはベスト。SUVのなかではトップクラスの燃費を誇ります。近未来的デザインが好きな人にはたまらない! 全長が短く抑えられているコンパクトSUVでありながら、アイポイントはしっかり高いので運転しやすく、安全機能も充実しているので女性でも乗りやすくなっています。
スズキ クロスビー
SUVとワゴンを融合させたようなスタイルが特徴的な1,000cc。ハスラーやイグニスなどこのジャンルで多彩なラインナップを揃えるスズキならではの、カユいところに手が届くクルマとなっています。防汚タイプのラゲッジフロア、撥水シートなどもまさにキャンプ向き。さらには専用アクセでタープキットなども用意されています。
役立つコンパクトカーを相棒に!
「アウトドアを楽しみたいけど、でっかいクルマはちょっと……」という人にぴったりなのがこのジャンル。あとはその中で「値段」「積載」「運転しやすさ」のどれに重点を置くかでしょう。あなたが一緒にキャンプしたくなる一台をぜひ探してみてくださいね!
Let’s find a reliable compact car!
頼りになるコンパクトカーを見つけよう!